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 粒ヶ平から進むとすぐに稜線に出て展望が開けた。地図を見れば稜線といっても山頂部の一部である。日差しも出て風が遮られるようになり快適である。まさに「地獄から天国へ」の気分。

 霧氷が素晴らしい。しかし防寒手袋を付けているのでシャッターを押すにも苦労。厳寒なのでカメラのバッテリーがすぐに落ちるため、首から提げたカメラはジャケットの中へ入れておいた。

稜線から望む黒斑山
稜線から望む黒斑山
霧氷が美しい
霧氷が美しい

 しばらく行くと、いったん下り鞍部から登り返す箇所に出た。目指す山頂はすぐ目の前、距離だけ見れば10分くらい。しかし私たちのスノーシューでは多分往復1時間はかかるだろう。無雪期なら粒ヶ平から山頂まではたった15分なのに…。結局山頂は諦め戻ることにした。

林道に戻る
林道に戻る

〔14:10〕下山:急な箇所で滑って転ぶと、着ぶくれ状態なので起き上がれない。それでも雪の中でもがくのも楽しいのである。自分たちのトレースを下るので、思いのほか早く40分で下山して14時過ぎには宿に戻った。

水ノ塔山 うぐいす展望台

 午後から天候が回復して風も収まってきた。トイレを済ませてから再びスノーシューを履いて、今度は水ノ塔山のうぐいす展望台まで行ってみることにした。

うぐいす展望台から篭ノ登山
うぐいす展望台から篭ノ登山
うぐいす展望台から八ヶ岳の展望
うぐいす展望台から八ヶ岳の展望
篭ノ登山・水ノ塔山
篭ノ登山・水ノ塔山
池ノ平方面
池ノ平方面

 高峯山コースと打って変わって踏み跡がしっかりついていたので、楽に登って行くことができた。下山してきたご夫婦と遭遇した。佐久平からのバスから一緒だった同宿のご夫婦。午後から登り、水ノ塔山の山頂手前まで登ったそうである。稜線に登ったところで北アルプスの展望がバッチリだったとか。う~ん、水ノ塔山にしておけばよかった? 天候回復は午後からだったから、こちらも寒かったと思って諦める。

 40分くらいで展望台に到着。南が開けているので陽の光がさんさんと降り注いでいる。暖かい日差しを浴びながら、みかんでのおやつタイム!(^^)!

寒さ対策について

 過去2回のスノーシューの場合は、冬用のウェアの上にゴアテックスのレインウェアを着て行動した。幸い気温が上がった日でもあり、それで充分だった。しかし今回は標高が2000m以上、高峰温泉のウェブサイトの日誌のページ「若旦那より」を見ると、最高気温でさえ連日零下である。水ノ塔山・篭ノ登山をスノーシューで登られた方からも「風があると寒さは厳しい」と聞いていた。そこで年末に登山用品店へと出かけ、店員さんのアドバイスでオーバーパンツを購入した。

レンタルしたスノーシュー
レンタルしたスノーシュー

 先ず発熱素材の肌着上下(長袖シャツ、ロングパンツ)。冬用のインナーウェア。そして厚手フリースにゴアのジャケット。靴下はウールにした。手袋は発熱素材のインナーグローブ+オーバーグローブ。手が小さい私はサイズが合うオーバーグローブがないため、フリースの手袋とレイングローブで都合3枚も嵌めなくてはならない(笑)

 そのほかの防寒対策としては、インスタントカイロを数個持った。昼食は気温が低くても食べられるパンにした。

 それで寒さはどうだったのか。先の頁でも書いたように、これでも寒かったのである。この日の朝は氷点下12℃。山頂付近ではザックにつけた寒暖計は氷点下15℃を示した。もちろん登っていると汗ばむ。ところが進路を見極めるなどで立ち止まると、すぐに手足の先が痛くなる。インスタントカイロを持っていても、素手にならなければ取り出して袋は破れない。風を避けられる昼食場所を探したがどこにもなく、やむを得ず立ったままパンをかじったが、もちろんインナー手袋をしたまま。手がかじかんで落としたアンパンは気にせず拾って食べてしまう(笑)

 登りで少し汗をかいたため一気に背中が冷たくなった私は、もう1枚厚手のフリースを重ねた。これで寒くはなくなったのだが、着ぶくれて動きが不自由になった。ザックのショルダーベルトの捻じれが自分で直せない(^^; 登山の行動服は「重ね着」が基本というのは誰でも知っているが、厳寒の中では頭の中で考えるほど簡単ではないことがわかった。

 正解だったのは飲み物がなくても喉に通りやすく、おにぎりのように冷たくならないパンである。保温の工夫をしたペットボトルのお茶は、多少冷めてはいたが充分温かった。熱いお茶を作って入れたペットボトルを梱包用のクッションシート(プチプチ潰すのが楽しい「あれ」)でくるみ、更に断熱効果のあるペットボトルカバーに入れてザックへ入れたのである。熱いカップポタージュをテルモスのお湯で作る余裕はなかったから、温かいお茶がうれしかった。午後から登った「うぐいす展望台」の陽だまりでは、手袋を外しても平気だった。冬山の寒さは「気温」だけではない。

 ちなみに翌日には高峰温泉のお客2組が高峰山に登った。子供2人を連れた家族は宿で作ってもらったおにぎりを、インスタントカイロで温めて持って行ったそうである。おにぎりはホカホカだったが食べているそばから冷たくなり全部は食べられなかったとか。2組共に私たちが撤退した同じ場所で引き返したようである。そして私たちが付けたトレースがあって楽に登れたと、感謝されてしまった(笑)


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