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標準コースタイム 約4時間(スノーシュー時間)
歩いたルートを地理院地図に重ねた地図です(GPSログによる足跡ではありません)。ボタンやマウスでの拡大・縮小や表示範囲の移動ができます。モバイル端末ではスワイプやピンチで操作してください。
赤線は前日に歩いたルート、緑線のルートは2011年10月に歩いたルートです。
ルートマップ全体図は下のリンクボタンで開きます。レポートに戻るときは、ブラウザやスマートフォンの「戻るボタン」か、右下の「山行記録に戻る」ボタンで戻ってください。
牛留池周辺のオオシラビソの樹林を抜け、ちょっとした尾根のような遊歩道を一の瀬園地・あざみ池に向かう。この道は両側が開けて明るく、正面に山並みの展望。開放感があって傾斜もちょうど歩きやすく、なんとも気持ちが良い。「思わず口笛を吹きながら歩きたくなる」から“口笛の径”と名付けられている。
牛留池の森で犬を連れたスノーシューカップルに出会い、その後前後して歩くようになった。途中で別の大きくて白い犬?にも遭遇(笑) 白馬のようにも見えるが、巻いた尻尾を持つ犬にも見える。偶然自然にできた雪の造形なのか、誰かが作ったものなのかは分からない。
口笛の径の下りの途中にあずまやがあり、そこから直接一の瀬園地へ下る道とあざみ池経由で下りる道とに分かれている。あざみ池に下りてみることにした。途中の危なくない斜面でシリセードを試みるが全然滑らない。斜面が緩すぎるのか、はたまた体重が重すぎるのか(笑)
よく見かけるあれ…「ヒップソリ」というらしい…を買おうかな…。検索すると厚手のビニール袋でも代用できるらしい。それなら持っていたのに!
〔13:45〕あざみ池:あざみ池も完全結氷していた。説明版によるとあざみ池は以前湿地帯で、現在は池に造り変えられたということなので、水深も浅く結氷しやすいのだろう。遊歩道は池を全周していて、通常なら一の瀬園地に出るには池を回らなければならない。が、冬なら池の上を歩いて横断できるのだ!
完全に結氷した池を見るのはこの日が生まれて初めてで、当然凍った池の上を歩いて渡るのも初体験。ワクワクしながら歩く。雪が風で飛ばされた箇所を見ればやはり氷。慌ててストックを突く力を加減したりして(笑)
平坦な一の瀬園地をまっすぐネイチャープラザ一の瀬へ。この辺りでは沢に気をつければ縦横気ままにスノーシューで歩けるので、スノーシューの気ままなトレースやツボ足の気ままな足跡がたくさんついていた。また1995年夏の乗鞍岳登山の翌日に、三本滝から夜泣峠経由で一の瀬園地を散策しているので懐かしかった。
〔14:10~14:30〕ネイチャープラザ一の瀬:その折にも昼食で利用したネイチャープラザ一の瀬(一ノ瀬第二食堂)は冬季休業である。軒下に置かれたベンチをお借りして休憩。屋根に積もった雪が日差しで緩み、ドサッと落ちてきたので驚いた。高原は穏やかで暖かいが、乗鞍岳山頂部には猛烈な雪煙が立ち、強風が吹き荒れているようだった。それでも山頂部の雪雲の影響か、風が出てきて小雪がちらつき始めたが、すぐに止んでしまった。脇の広くてきれいなトイレは冬期でも利用可能である。
旅館がある鈴蘭地区方面へ行く「白樺の小径」に入ると、スノーシューの踏み跡はあるものの誰にも会わなくなった。その名の通り前半はシラカバ林のなかを行く。やがて常緑樹林の静かな巻き道を下る。オルガン橋を渡ると、鈴蘭地区の南端の道路に出た。ネイチャープラザ一の瀬からは夏道での標準所要時間25分とそれほど変わらない30分で歩き、15時15分に宿に到着。
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