ウトロ温泉から網走へ

2019年2月17日

 旅程の最終日はそのまま女満別空港に向かわず、ツアー専用マイクロバスを途中下車し、JR北海道釧網線の観光列車「流氷物語号」に乗車するという行程。当初のスケジュールにあった道の駅シリエトクでのショッピングタイムを前日に消化していたので、出発時間が30分繰り下げになって朝食後も温泉に入ってゆっくりまったり。

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オシンコシンの滝

 オシンコシンの滝は「分岐瀑」という途中から流れが2つに分かれている滝なので、「双美の滝」とも呼ばれる。落差は50m。「日本の滝100選」にも選ばれている。河口付近にあり、海沿いを走る国道334号(知床国道)から階段歩道を少し上がれば見ることが出来る。滝の下に駐車場と売店・公衆トイレが整備されていて、立ち寄る観光バスも多い。
 で、1987年に観光バスでの知床観光に来た際にも見ているのだが、ほとんど記憶はない(笑)

 今回の旅行では到着日にホテルに向かうときに通過し、2日目はここの駐車場前の国道を挟んだ海を2度も眺めて動物ウォッチングをしていたのだが、滝を見るのは最終日だった。大勢の観光客に踏まれているせいか、展望台への階段どころか入り口に向かうのにもカチカチ・ツルツルの道。登山靴を履いていても滑って歩きにくい。

オシンコシンの滝展望台
オシンコシンの滝展望台
オシンコシンの滝展望台
オシンコシンの滝展望台
オシンコシンの滝
オシンコシンの滝
オシンコシンの滝
オシンコシンの滝

 さらに階段歩道となると、ツルッと滑って怖い思いをするくらいに凍結していた。下りを考えたらこれ以上無理と、途中までで諦めた。上まで上ってしまう人はよほどバランス感覚が良いのだろう。気温が毎日氷点下になるというのに、滝は氷結して氷瀑にはなっていなかった。今年が暖冬だからか、水量が多いからなのか?

斜里岳と海別岳

 知床斜里駅に向かう途中、車窓からの斜里岳の眺めが素晴らしい。添乗員さんの計らいで一時下車して撮影タイム。広大な畑に積もった雪の上にキツネの足跡、その先に斜里岳が長く美しい裾野を広げてそびえている。完璧なコニーデ型でピラミダルな山容は、ただただ「カッコいい!」の一言。

斜里岳
斜里岳
斜里岳
斜里岳
海別岳
海別岳

 東には白く輝く海別岳。旅行中の天気が快晴とはならず、山岳展望が得られなかったのが物足りなかった。この展望は旅の最後のプレゼントのような気がした。

知床斜里駅

知床斜里駅
知床斜里駅
海別岳
海別岳

 流氷物語号が発車する30分前に知床斜里駅に到着したので、乗車時間まで自由行動。駅前から見渡すと線路を渡る歩道橋が目に入り行ってみた。歩道橋の上には待機中?の撮り鉄さんたち。斜里岳は手前の建物が邪魔していたが、海別岳がよく見えた。ツアーメンバーの皆さんは道の駅に行かれたようだ。

流氷物語号

 11時30分発の流氷物語2号に乗車。流氷物語号は全席自由席なので、オホーツク海側の席に座るためには早めに乗車した方が良い。それを知っていながら10分前に乗車したら、すでに海側のボックス席に2人で座る空席を見つけられなかった。山側の席で我慢。

流氷物語号「白車両」
流氷物語号「白車両」
流氷物語号「白車両」
流氷物語号「白車両」
流氷物語号「オホーツクブルー車両」
流氷物語号「オホーツクブルー車両」
流氷物語号「オホーツクブルー車両」
流氷物語号「オホーツクブルー車両」

 白地の車体に海側に流氷、山側にクリオネが描かれた「白車両」と、青地の車体で山側に知床連山、海側にエゾスカシユリが描かれた「オホーツクブルー車両」の2両編成。既存の普通列車をリフォームした車両で、車内アナウンスによるとシートは新幹線0系で使われていたシートだそうだ。ヘッドカバーは流氷物語号仕様で、クリオネがあしらわれている。窓は寒冷地仕様の二重窓。

 車内で観光案内のアナウンスをしてくれる、地元のボランティアガイドさんの流暢なガイドが楽しい。

流氷物語号車窓からのオホーツク海
流氷物語号車窓からのオホーツク海

 列車が発車してやがてオホーツク海の沿岸を走行するようになった。どんよりとした空の下のオホーツク海……あらら、まったく流氷がない!

 今朝のウトロ港は流氷が接岸したままだったのに。沖合にも流氷が見当たらないのでは、残念ながら「オホーツク海物語号」である。海側の座席が取れず悔しがっていたのは何だったのか(笑)

 釧網線網走-知床斜里間には線路脇に車道がなくて、列車の車窓からだけしか得られない展望もある。「知床連山が見えます」との案内があり、乗降口の窓から見ようと車両の後ろに行った。

流氷物語号車掌室の車窓
流氷物語号車掌室の車窓
流氷物語号車窓からの知床連山
流氷物語号車窓からの知床連山

 車掌さんに一声かけてお願いし、後尾の車掌用窓に近づいて写真撮影。流氷物語号は観光列車なので、そのあたり割合便宜を図ってもらえるようだ。鮮明ではないにしろ知床連山の白い頂の連なりを見られて満足。知床半島にさようなら。

 浜小清水駅で20分間の停車をする。浜小清水駅は無人駅で駅舎もなく、ホームに隣接した道の駅「はなやか(葉菜野花)小清水」が駅を兼用している。20分の停車時間はすなわちショッピングタイムである。お土産はすでに購入済みだったが、JR釧網線と沿線の活性化のためにささやかだけど買い物で貢献(^^)

浜小清水駅ホームと流氷物語号
浜小清水駅ホームと流氷物語号
釧網線北浜駅
釧網線北浜駅

 網走行きの流氷物語号の場合、海がすぐそばに見える駅として人気がある北浜駅は通過する。

 乗客がそろそろ単調な海の眺めにも飽きてきた頃、東京農大オホーツクキャンパスの学生たちが通路に立って、手書きのパネルならぬスケッチブックを掲げ、サケの一生のレクチャーが始まった。

 資金不足のためいろいろと手作り感満載の流氷物語号乗車体験は、展望はイマイチだったが面白かった。網走の大きな寿司店で、にぎり寿司とちらし寿司という旅行会社のツアーにしては豪華過ぎるランチをした後、女満別空港から帰途へ。


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