2019年2月15日

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客室窓からウトロ港を望む / KIKI 知床ナチュラルリゾート
客室窓からウトロ港を望む

 旅行出発直前の週間天気予報では、行動日の2日間は晴れだった。15日朝の空はどんより。青空になるのだろうか……。

 現地で手間取らないように、部屋で身支度を完全に調えてから集合場所のホテルロビーへ。暖房のせいで汗だく。

フレペの滝コース スノーシューハイク (1)

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知床自然センター / フレペの滝コース スノーシューハイク
知床自然センターを出発

 知床自然センターでネイチャーガイドさんと合流。私たち夫婦以外の参加メンバーは、用意されたスノーシューを手伝ってもらいながら装着。メンバーの皆さん、スノーシューの経験はあるらしい。

フレペの滝遊歩道案内図板
フレペの滝遊歩道案内図板

〔9:40〕出発:フレペの滝へは知床自然センターの裏から始まる遊歩道を行く。周遊して2㎞ほどなので夏道なら所要時間は40分から1時間程度である。

 知床も大正・昭和初期には開拓民が入り切り開かれた。その後集落がなくなってから、森林を再生するために植林して二次林が生まれている。知床国道の道路沿いは二次林で、細い樹木や整然と並ぶトドマツが多い。フレペの滝遊歩道の歩き始めも二次林の中を行く。

スタート / フレペの滝スノーシューハイク
スタート
二次林の中を行く / フレペの滝スノーシューハイク
二次林の中を行く
開拓地だった当時の井戸の跡 / フレペの滝スノーシューハイク
開拓地だった当時の井戸の跡

 ネイチャーガイドさんが指さした雪がこんもりと積もった場所は、開拓時代の井戸の跡だそうだ。

 この日の最低気温は氷点下15度という天気予報だが、風が弱いので思っていたほど寒くはない。ザックにぶら下げたキーホルダー型寒暖計ではマイナス5度程度だ。首からかけっぱなしのカメラはバッテリー低下も起きず(皮のカメラケースあり)、シャッターは正常に動作していた。わざわざ保温用のフリース袋を手作りして持ってきたのに出番はないようだ。

遊歩道を外れた斜面を下る / フレペの滝スノーシューハイク
遊歩道を外れた斜面を下る

 ここ何日かは新雪が積もっていないらしく遊歩道は圧雪されて歩きやすいが、それではスノーシューハイキングの醍醐味を味わえない。でもネイチャーガイドさんはちゃんと心得ているのである。途中から遊歩道の圧雪トレイルを外れて、緩やかな斜面を下っていく。さらに踏み跡がない急斜面へ。パウダースノーをパフパフ踏んで下る快感を堪能!

 今シーズンは圧倒的に雪が少なく、暖冬で平年より雪が湿っているそうだが、それでも本州とは比べものにならない軽い雪である。顔から倒れ込んでも大丈夫なダイブスポットもあるとか。

自然草原 / フレペの滝スノーシューハイク
自然草原
遊歩道は直進 / フレペの滝スノーシューハイク
遊歩道は直進

 再び遊歩道に交流するとそこは木が生えていない平坦な雪原だった。今は雪原だがグリーンシーズンは草原で、風の通り道になっているため樹木が成長できず、自然にできた草原なのだそうだ。自然草原と呼ばれる珍しい現象らしい。

 遊歩道の先にはウトロ崎灯台が見えていて、直進していけばフレペの滝である。しかしネイチャーガイドさんは再び森の中に誘導。

知床の森で野生動物ウォッチング

エゾフクロウ

 ネイチャーガイドさんが日頃から野生動物を観察している森を進み、案内してくれたのはあるエゾフクロウがお気に入りという木。教えてもらった木自体はわかるのだが、「ほら、あそこに」と言われてもエゾフクロウを全く見つけられない。木との距離は15メートル位、エゾフクロウが留まるその木のてっぺんまではさらに遠く、手前の木の枝が邪魔をする。皆、声を潜めて「どこどこ?」「いた、見えたー」「かわいい~♪」。

エゾフクロウ / フレペの滝スノーシューハイク
エゾフクロウ
エゾフクロウ / フレペの滝スノーシューハイク
エゾフクロウ

 う~ん、標準ズームレンズではねぇ……。ネイチャーガイドさんがご自分の大砲のような望遠レンズを付けたカメラを出して撮りだしたので、私も急いで望遠レンズに取り替えて構えた。ブレブレの液晶画面に手こずるも、なんとか焦点を決められてパチリ。テンションが上がる人間たちを尻目に、エゾフクロウはじっと眠ったままだった。

 エゾフクロウが休んでいた木の近くに、エゾモモンガの棲み処の木があるとのことで移動した。エゾモモンガも夜行性だが、この頃度々昼間にも行動しているエゾモモンガがいるとのこと。その木の下にはトドマツの葉が散らばっていて、食べている最中に落としたものだとか。しばらく木を見上げながら待っていたが、姿を現してくれなかった。

 私たちのネイチャーガイドさんはその場で知り合いのガイドと電話で情報交換をしたり、なんとか私たちに知床に棲む動物を見てもらおうと一生懸命だった。森の中を歩くスノーシューイングでは、ネイチャーガイドにガイドしてもらった方が格段に楽しめる。それはかねてから思っていたが、今回は特にそれを感じた。

エゾシカ

エゾシカ / フレペの滝スノーシューハイク
エゾシカ

 エゾシカの足跡があった。体重が重いので足跡は雪面にズボッと付いている。さらに進むと雪を掘った穴に顔を埋めているエゾシカがいた。一心不乱に穴の下の枯れ草か木の根を食べていた。そして10メートルほど離れた後ろに子ジカがいた。

エゾシカ / フレペの滝スノーシューハイク
エゾシカ
エゾシカ / フレペの滝スノーシューハイク
エゾシカ
エゾシカ / フレペの滝スノーシューハイク
エゾシカ

 子ジカは食事中の母ジカをじっと待っている。こちらを時々見るので私たちに気がついているようだが、おびえている様子はなかった。距離を保っていれば危害の不安を感じないようだった。


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