長者ヶ岳・天子ヶ岳 (2)

標準コースタイム 約4時間40分

登山口(田貫湖北岸) --50分-- 休憩舎跡 --1時間25分-- 長者ヶ岳 --20分-- 上佐野への分岐 --20分-- 天子ヶ岳 --1時間-- 林道を横切る --20分-- 林道出合 --25分-- 立石バス停留所

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天子ヶ岳山頂

天子ヶ岳山頂
天子ヶ岳山頂

〔13:20~13:45〕稜線上の通過ポイントに小さな山頂標識があるだけで、山頂という感じはしない。少し先にブナの木が立ち並び、片隅に祠がある広場状の場所があり、そこで休憩をとることにした。

天子ヶ岳富士展望台から
天子ヶ岳富士展望台から

 山頂も広場も木立のため展望がないが、「富士展望台」の標識の矢印が示す東側に一箇所木々を払って富士山が望める場所がある。

 展望台へ向かうと富士山を眺めていた女性が振り返って「富士山が素晴らしいですよー」とニコニコしている。大阪から富士山を見るために来られたのこと。翌日帰阪前に何処かへ行きたいとおっしゃるので、三ツ峠山の天下茶屋からのコースを勧めて説明。逆コースで登ってきてたいへんだったそうで、ご主人だけが長者ヶ岳を往復しに行かれているのを待っているらしい。関西の方には富士山の大展望はいくら見ていても見飽きないようだった。天子山塊からの富士山は、大沢崩れを正面に見ることが出来る。

桜並木
桜並木

〔14:40〕広場からの下山コースは、山腹を左に大きく回りこみながら下っていく。しばらくは急なのでスピードが落ちたが、傾斜が緩んできて尾根道をグングン下っていった。やがて右手にヒノキ林、左手に桜並木の広い道に出た。桜の花の季節にも歩きたくなる。

大沢崩れが正面に見える富士
大沢崩れが正面に見える富士
天子ヶ岳
天子ヶ岳

〔14:50〕桜並木を抜けると急に明るくなり左手の展望が開け、目の中に雄大な富士山がパッと飛び込んだ。ようやく空はすっきりと晴れて裾野まで見えて満足。振り返ると天子ヶ岳がそびえていた。

登山口の案内板
登山口の案内板

〔15:25〕再びヒノキ林の中を下るようになり、暗いヒノキ林の斜面をそのまま下るところでは踏み跡が勝手気ままに増えてしまい、かえってわかりづらかった。この斜面の下りが案外長くて、なかなか林道に出ないので心配になり、下に舗装路が見えたときには少しホッとした。林道の登山口には案内板がある。

夕陽に染まる富士山
夕陽に染まる富士山

〔16:20〕林道を横切って再び登山道を下る。途中小さな沢沿いに歩く場所ではぬかるんでいて歩きにくい。もう一度車道に飛び出し、あとは里の舗装路を行くだけで楽しみがないと思っていた。ところが雑木林が途切れた曲がり角から、畑の向こうに富士山がド~ンとそびえていたりする。裾野から頭までが傾いた日差しを受けて赤く染まり始めていた。

 立石のバス停到着が16時20分になってしまい、最終地点の白糸の滝まで行くのは諦めた。歩いてあと20分なのだが、暗くなって見学が出来ないからだ。タクシーで宿泊する飛図温泉の宿へと向かう時、富士山の冠雪した頭は夕日に染まりバラ色になった。


飛図(とびず)温泉(閉館)

 インターネットでいろいろ検索中に偶然見つけて、あ、こんなところに温泉宿が…しかも安いし、と予約した。場所柄かあまり流行ってはいないような感じで、連休にも係わらず静かと思いきや食堂ではほぼ満席だった。夕食は普通の旅館料理で特色はなかった。夕食後、玄関ロビー脇のゲームコーナーに置かれた卓球台で家族連れと大学生のグループがピンポンに興じていた。大学生男女混成グループは結構遅くまでピンポンでの青春謳歌(^^)。ま、部屋に入ってしまえば聞こえない。部屋に入って驚いたのは、洗面台ではなくステンレスのシステムキッチンがしつらえてあったことだ。ガスレンジはなかったが調理台つき流し台に空っぽの小型冷蔵庫。まるでアパートの台所のよう。タオル掛けがないのに布巾掛けが付いているのは可笑しかった。湯治での長期滞在用なのだろう。テレビは今時100円硬貨を入れないと映らない代物。トイレは共同。肝心の温泉はホウ酸泉の鉱泉を浴用加熱している。少し茶色味を帯びた透明な湯で、よく温まることは確か。内湯、露天ともに循環のようである。露天風呂に引かれたパイプで冷たくて水量が少ないのが鉱泉の注ぎ口で、勢い良く注ぐ方が湯だとすれば、鉱泉を沸かした湯で割っている可能性もある。

《追記》 飛図温泉は2011年に閉館したそうです。

音止の滝・白糸の滝

白糸の滝
白糸の滝

 翌24日は昨日の下山後に見逃した白糸の滝を見に行った。朝からどんより曇っていて、途中の道路からの富士山展望は裾野さえ見えなかった。白糸の滝は夫は昔見に来たことがあるが、私は初めて。ザックリと断層がずれて落ちたような地形の崖から、富士山の伏流水がそのまま流れ落ちていて見応えがあった。

音止の滝

音止の滝説明板
音止の滝説明板
音止の滝
音止の滝

 観光客エリアなのでザックを背負った登山スタイルは浮いていたが、みやげ物店通りをソフトクリームを片手にのんびり歩くのも楽しい。

 白糸の滝を正面に望む橋を渡り、遊歩道で滝の近くまで行かれる。橋の先は三脚を立てたカメラマンだらけだった。

白糸の滝

橋を渡り白糸の滝へ
橋を渡り白糸の滝へ
白糸の滝
白糸の滝
白糸の滝
白糸の滝
白糸の滝
白糸の滝

紅葉は終わりかけでくすんだ色合いなのが残念だが、水量が豊かで素晴らしい景観の滝だ。特に右手の崖からも水が噴き出すように流れ落ちている様子は驚くばかりだ。天気が良かったお陰で、飛沫に虹が架かる様も見ることができた。


登山データ

標高 長者ヶ岳:1336m / 天子ヶ岳:1330m

場所 静岡・山梨県境


アクセス

JR身延線富士宮駅バス45分湖畔入口(タクシー約30分)


山行日 2003/11/23

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