立山縦走 (2)

標準コースタイム 約4時間25分

室堂 --1時間-- 一ノ越山荘 --1時間-- 雄山 --20分-- 大汝山 --15分-- 冨士ノ折立 --20分-- 真砂岳 --1時間-- 別山 --30分-- 劔御前小舎

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雄山

〔8:30~9:35〕雄山山頂:登りきると社務所兼休憩所の建物がある2992mのピークである。3003mの雄山山頂は鳥居をくぐって更に登らなければならない。しかし到着したとき鳥居の向こうはガスで真っ白だった。太平洋側をウロウロしている台風の影響なのか、長野県側の谷からガスが吹き付けてくる。寒くておまけに空腹なので、休憩所で室堂山荘の朝食弁当を食べることにした。

社務所兼休憩所
社務所兼休憩所
本殿への鳥居
本殿への鳥居

 ゆっくり食事をして、ゆっくり記念のお守りを選び、ゆっくりトイレに行ってもガスは晴れなかった。展望を諦め、ついでに「山頂」もパスして雄山を発つことにした。

山頂に建つ雄山神社本殿
山頂に建つ雄山神社本殿

 大汝山への登山道は稜線の室堂側についている。そのためか長野県側からのガスがさえぎられ、頭上の空は青空だった。振り返ってみると、雄山神社本殿が建つ雄山3003mの頂きが、青空の中にくっきりとそびえていた。……う~ん、振り返らなきゃ良かった(笑)

室堂平を眺める
室堂平を眺める
室堂平と大日連峰
室堂平と大日連峰

 室堂の俯瞰を楽しみながら大汝山の縦走路を行く。次第に再びガスが濃くなってきてしまい、右手前方に見えるはずの剱岳は姿を隠したままだった。

大汝山(立山連峰最高峰)

〔10:15~10:30〕大汝山:立山連峰最高峰3015mの大汝山は岩だらけのピーク。韓国からの団体さんが休憩中で、元気な韓国語が飛び交っていた。山頂標識がある大岩の上に登るのは順番待ち。

立山連峰最高峰
立山連峰最高峰
大汝休憩所
大汝休憩所
バイオのトイレ
バイオのトイレ

 ちょっとした鞍部に大汝休憩所があり、その先にもピークの広場があった。ここには「バイオのトイレ」が設置されていた。

ガスの中の「冨士ノ折立」
ガスの中の「冨士ノ折立」
内鞍助カールの稜線を行く
内鞍助カールの稜線を行く

〔10:50〕冨士ノ折立:大汝山からは標高を下げるので、下るばかりかと思ったら結構アップダウンがある。冨士ノ折立からは急な下りで、下りが苦手なため思わぬ時間がかかってしまった。ここからしばらく歩きやすい稜線で、右手の内鞍助カールには残雪がたっぷり残り、その上をガスが巻き上がってくる。

 真砂岳を12:00に通過。岩場に多いチシマギキョウを眺めながら別山に向かった。別山の直下に巻き道との分岐があり、道標に「残雪は多い時には危険」と書いてある。先を歩いていた2組はさっさと巻き道を下っていった。もう一組のご夫婦はどうしようかと悩んでいた。ガスが濃くて展望がない山頂はパスしたいところだが、巻き道は急斜面のトラバース道である。登るのもイヤだが、アイゼンを携帯していないので危険なのはもっとイヤ。迷っていたご夫婦が登りだしたので私たちも登ることにした。

別山

別山山頂の祠
別山山頂の祠

〔13:25〕別山への登りはかなりの急登のうえ、強い風が横から前から吹き付けて苦しい。時には岩にしがみついて風をやり過ごすこともあった。それでも20分で山頂に着いた。せっかく登った山頂では奇跡が起こらずホワイトアウト(笑)

稜線に咲いていた花

タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
チシマギキョウ
チシマギキョウ
ヨツバシオガマ
ヨツバシオガマ
トウヤクリンドウ
トウヤクリンドウ

 あっという間に別山を下りて元の登山道と合流した。相変わらずガスが濃くて何も展望のない稜線の登り下りに飽きてきた頃だった。思わずアッと声を上げ、先を歩く夫を驚かせてしまった。「トウヤクリンドウが咲いてる!」。トウヤクリンドウとのご対面は初めてなのだった。ちょっと感激。ピークとピークの短い鞍部の登山道脇にはあちらにもこちらにもトウヤクリンドウ。これに気を良くして元気になり、ピークをふたつ越えたら剱御前小舎に到着した。

〔14:10〕剱御前小舎到着:剱御前小舎のチェックインで翌日の予定を聞かれた。予定は奥大日岳を往復してから雷鳥沢へ下山。ところがi-modeの「山の天気予報」では、翌日の奥大日岳付近は「雨」なのだ。それでも一応小屋の従業員に「朝食抜きでの出発」を頼んだら、その必要はないと言われた。朝5時半に室堂山荘を出発して、ようやく着いたと言ったら、「この時間に着くなら上等です」。…そうなのかな、ホッ(笑)


剱御前小舎

剱御前小舎
剱御前小舎
剱御前小舎の夕食
剱御前小舎の夕食

 剱御前小舎のサイトを見るとハイシーズンでもそれほどは混まないらしい。剱岳が目的なら剣沢の小屋の方が便利ということもあるからだろう。夕方から激しい雨と強風の大荒れの天気となった。下山を諦め急遽この小屋に宿泊した人もいたらしい。それでも部屋は定員割れで余裕があった。

剱御前小舎前からのパノラマ
剱御前小舎前からのパノラマ

 夕食後「天候が回復し今剱岳が見えます」とのアナウンスがあり、皆外に飛び出した。飛ばされそうな強い風の中で、雲が切れて雄姿を現した剱岳と大日連峰を眺めた。夜再び風雨が吹き荒れた。稜線上にある小屋はドシンドシンと揺れて、深夜に時々目が覚めた。


登山データ

標高 雄山:3003m / 大汝山:3015m / 別山:2874m

奥大日岳:2606m

場所 北アルプス

アクセス

立山黒部アルペンルート


山行日 2004/07/29-30

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