余計な前書き 夫婦での山歩きを始めてしばらくして、それなりに標高が高い山にも行くようになった。そして高山植物や山野草の花の虜になった。山岳雑誌のお花畑特集などを飽かずに眺め、登山中に見た花はとにかく撮影し、帰宅してから図鑑やネットで調べた。数年くらいそんなことをしていたら、かなり花の名前を覚えていった。また固有種や絶滅危惧種の高山植物など、なかなか目にすることが叶わない花に憧れた。キタダケソウなどは文字通り高嶺の花である。

 憧れの花のひとつがヒメサユリだった。固有種ではないが東北南部(宮城県南部、新潟県、福島県、山形県が県境を接する飯豊連峰、守門岳周辺)にしか群生せず、日本の準絶滅危惧種である。山野草なので高嶺の花のイメージはなく、可憐ながらもたくましさを併せ持つ感じ。そそと儚げな美人ではなく、ご近所の美人“○○小町”みたいな感じが、また好ましく思えた。何と言ってもあの花の色、あのピンク色に惹かれたのだ。

 ヒメサユリは何カ所かの群生保護地があるので、その気になればいつでも見に行くことができた。十数年間も見たいのに群生保護地へ行かなかったのは、やはり登山して見るべきと思っていたからだ。しかし気がつけば今の私には浅草岳も守門岳も飯豊連峰も朝日連峰(ヒメサユリの群生が見られる山)も、山自体が「高嶺の花」になっていた(^^; えい、もう群生保護地でいいや!

 ではいつ見に行くか?「今でしょう!」てなわけで、ヒメサユリ群生保護地の情報収集。ピックアップしたのは 土湯温泉の群生保護地 と南会津の 高清水自然公園ひめさゆり群生地 だが、天気予報と開花時期とのすり合わせの結果、高清水自然公園ひめさゆり群生地へ行くことにした。

 花見に行くだけではやはり物足りないので、2002年6月に登っている田代山の登山と組み合わせた。数日間梅雨の晴れ間が続きそうなタイミングが訪れて、田代山のお花畑でのお花見にも期待が高まった。

田代山2006年6月の山行記録を見る »

6月25日 晴れときどき曇り 田代山は登山口へのバス路線がない。前回2002年の時には、当時たまたま木賊温泉(湯の花温泉の近く)に住んでいらっしゃった知人が誘ってくださり、その方の車で登山口に入った。今回はインターネットで見つけた「田代山・帝釈山シャトルタクシー」を利用する。湯の花温泉の旅館を予約したので、前日に湯の花温泉に入った。

田代山・帝釈山シャトルタクシー / 南会津町観光物産協会 »

会津高原尾瀬口駅
会津高原尾瀬口駅

 梅雨の最中だが青空が広がり、風も爽やか。翌日の天気予報が多少悪く変わってきているが、なんとか持ちそうだ。

田代山 (1)

標準コースタイム 約3時間15分

猿倉登山口 --1時間15分-- 小田代 --30分-- 弘法沼 --10分-- 田代山(避難小屋)--20分-- 小田代 --1時間-- 猿倉登山口

 GPSログによる足跡を地理院地図に重ねたルートマップです。ボタンやマウスでの拡大・縮小や表示範囲の移動ができます。モバイル端末ではスワイプやピンチで操作してください。

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猿倉登山口
猿倉登山口

〔9:00〕猿倉登山口出発:シャトルタクシーが旅館に迎えに来て乗車。登山口までの距離がかなりあり、しかもこの日は同乗する人はいなかったので、1人1000円という料金が申し訳ないくらいに有難い。地元出身ではないという運転手さんの話では、東日本大震災の時でもさほど揺れなかったとのこと。この辺りは地盤が固いらしい。予定より早めの出発だったので、8時半くらいに登山口に着いた。

 公衆トイレは登山口から少し下った場所にある。運転手さんからもトイレを通過する時に一言あったが、トイレタイムで車を停めてもらうのも気が引けてそのまま登山口まで乗ってしまった。ザックをデポするので交代でトイレまで往復。案外遠くて時間がかかり、思わぬタイムロス(笑)

すぐ沢を渡る
すぐ沢を渡る
水場
水場
ブナ林を登る
ブナ林を登る

 小さな木橋で沢を渡り登って行くと水場がある。徐々に登りの傾斜がきつくなるが、「山頂まであと1.5㎞約1時間30分」の標識を過ぎた辺りから花が目に付くようになり、元気づけられる。

ギンリョウソウ
ギンリョウソウ
マイヅルソウ
マイヅルソウ
ベニサラサドウダン
ベニサラサドウダン

 山頂湿原のお花畑に期待がふくらむのだが…

登山データ

田代山:標高 1926m

場所 福島県


アクセス

野岩鉄道・会津鉄道 会津高原尾瀬口駅からバス40分 湯の花温泉


山行日 2013/06/26

天気 曇り後雨


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