常念小屋から常念岳、蝶ヶ岳ヒュッテへ (1)

標準コースタイム 約5時間10分

常念小屋 --1時間-- 常念岳 --1時間50分-- 鞍部(標高2592m地点)--1時間30分-- 蝶槍 --50分-- 蝶ヶ岳ヒュッテ

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4日目 8月1日 / 晴れ

 午前3時半には目覚めてしまい、そぉっと布団をたたんで階下に下りた。持参のパンで軽く食事をして支度を終え、4時半には出発可能だった。

 しかし売店が開かない。訊けば朝食準備が落ち着く5時過ぎに開店とのこと。前夜の確認が間違っていたのだった。私は山行中の水分補給はスポーツドリンクでなければダメなので、待つことにした。外に出ればヘッドランプの明かりが登っていく。時々明かりが左右に大きく揺れるのは、展望を見ているのだろうか。開店準備のため従業員が開けようとした売店のブラインドが引っかかったので、さりげなく手を貸してその機を逃さずすかさず飲み物を売ってもらうようお願いして成功。予定通り5時に出発できた。

常念岳へ
常念岳へ

〔5:00〕常念小屋出発:夜明け色に染まった槍・穂を期待していたが、今朝の槍穂は雲のベールをまとったままだった。

 目の上がチクチク痒い。ブヨ対策を忘れていて早速刺されてしまったらしい。夫にポイズンリムーバーを頼むと、ザックの底ですぐには出せないなんて言う。呆れた!キンカンを目に沁みないように少し塗り、アレルギー用のステロイド軟膏も塗っておいた。

小屋を振り返る
小屋を振り返る
ゴーロの登山道
ゴーロの登山道
マーキングを見て登る
マーキングを見て登る

 砂利状のザレた登山道がだんだん岩ゴロゴロの道となっていく。マークにしたがって登ればコースはうまくジグザグになっていて、思ったより登りやすかった。

山頂はまだ見えない
山頂はまだ見えない

 しかし小屋から見えていたピークに立つと、山頂までの行程がまだまだ遠いことがわかってガックリ(^^ゞ

 せっかく登ったのにいったん鞍部まで下りて、次の小さなピークを越える。そしてその先に大きく立ちはだかる常念の頂が遠いこと!

 鞍部で中年夫婦がかがみこんで何かをしていた。ご主人のトレッキングシューズの底が踵から剥がれてしまい、通りすがりの人から貰ったポリ紐でくくりつけようとしていた。見れば靴は新品同様。訊けば5年前に購入したが、履くのは1年に一度とか。典型的な接着剤劣化によるソールの破損である。こういうソールの破損が、最近頻繁に発生しているという情報もご存知ないらしい。ポリ紐では岩場ですぐに切れてしまいお困りだろうと思い、私の予備の靴紐1組を進呈した(細引きも持っていたのだがあとで気付いた)。捻挫の応急処置用のテーピングテープも出そうとしたりすると「なんでも持って歩かなくてはいけないんですねー」と感心されてしまった。この日は徳沢まで行く予定だという。

常念岳山頂

常念岳山頂の小さな祠
常念岳山頂の小さな祠
常念岳山頂から望む蝶ヶ岳方面
常念岳山頂から望む蝶ヶ岳方面

〔7:30~8:10〕標準タイムの2倍以上かかってしまったが、ともあれ常念岳の頂上に立った。狭い山頂は足場も悪く、記念撮影もたいへんである。あいにく槍穂の上部の雲が取れなくて残念だ。山頂であの靴底が剥がれたご主人から、あの裾野の大きい山は何ですかと訊かれた。う~ん、何かって槍ヶ岳と穂高でしょー!

 お腹がペコペコ。山頂下でお弁当を食べて、さぁ、これからがウワサの恐怖の岩ゴロの下りだ。

 始めのうちは「どこが恐怖なの?」

常念岳はガレ場が続く
常念岳はガレ場が続く
遥かに前方に見える蝶槍
遥かに前方に見える蝶槍
常念岳を振り返る
常念岳を振り返る
穂高連峰が近くなる
穂高連峰が近くなる

 しかし恐怖の岩ゴロが目の下の鞍部で終わりかと思えば甘かった。累々と積み重なる岩の下りは果てしなく続き、浮き岩を一歩一歩確かめつつのスローペースになった。平日の山行でなければ、きっと大渋滞を引き起こしていただろう。岩陰に雷鳥の幼鳥を見ても下るのに必死(^^ゞ


登山データ

標高 燕岳:2763m / 常念岳:2446m / 蝶ヶ岳:2664m

場所 北アルプス

アクセス

JR大糸線穂高駅から代行マイクロバス40分中房温泉下車


山行日 2002/07/30-08/02

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