燕山荘から常念小屋へ (1)

標準コースタイム 約5時間30分

燕山荘 --50分-- 大下り --1時間-- 切通岩 --40分-- 大天荘 --1時間30分-- 東天井岳 --1時間30分-- 常念小屋

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3日目 7月31日 / 晴れ

夜明けの展望 at 燕山荘

雲海から日が昇る
雲海から日が昇る

 夜明け前に起床して出発の準備。外に出て雲海から昇った日の出を眺めた。

夜明けの展望 槍ヶ岳
夜明けの展望 槍ヶ岳
夜明けの展望 燕岳
夜明けの展望 燕岳

 やがてバラ色の空に槍ヶ岳や燕・北燕岳、裏銀座の山々が浮かび上がり、徐々にオレンジ色の光に照らされた。

夜明けの展望 槍・穂高
夜明けの展望 槍・穂高

〔5:05〕燕山荘出発:気持ちが良い稜線を槍ヶ岳に向かって歩き始めた。槍ヶ岳分岐まで「表銀座コース」を歩くので、進むにつれ槍ヶ岳がどんどん近づいてくる。鷲羽岳を中心に白と緑の山肌の裏銀座。その北には剱岳、そして鹿島槍ヶ岳。

蛙(げえろ)岩
蛙(げえろ)岩
蛙(げえろ)岩の間を抜ける
蛙(げえろ)岩の間を抜ける

 快適な縦走路は巨岩を縫ったり巨岩の下を巻いて、緩やかに登っていく。

大下りの頭

大下りの頭からの展望
大下りの頭からの展望
大下りの頭から望む笠ヶ岳
大下りの頭から望む笠ヶ岳

〔6:20~6:30〕眺めが素晴らしい大下りの頭で一休み。槍ヶ岳の背後の稜線は双六岳、三俣蓮華岳と続き、さらに奥には笠ヶ岳がぴょこんと覗く。

 ほとんど平坦と言って良い楽ちんな縦走路の足元には、イワツメクサ、チシマギキョウ、ハクサンシャクナゲなどが咲き乱れ、両側の砂礫の斜面はコマクサのお花畑である。

快適な縦走路
快適な縦走路
まだまだラクチン
まだまだラクチン
槍ヶ岳の眺め
槍ヶ岳の眺め
燕岳を振り返る
燕岳を振り返る
大天井岳が近づく
大天井岳が近づく

 しばらく行くと、行く先に大天井岳が見えてくる。だんだん近づく大天井岳の山肌に、一直線で刻まれている登山道の傾斜を見て、ちょっと意気消沈(^^ゞ

切通岩

〔8:30〕小林喜作レリーフがある鞍部を見下ろして、鎖場とハシゴがある箇所、切通岩に着いた。追いついてきたグループに先を譲ることにした。サブリーダーらしき男性が「平均年齢70歳だから、遅いですよー」と弁明した。どうも足が前に出ないオバサンがいるらしく、リーダーらしき男性がトコトコと崖っぷちまで進みゲキを飛ばした。「おら~、三点確保!鎖を持つ手を離さなけりゃ落ちない!足を前に出せ!」

切通岩:手前から見た鎖場
切通岩:手前から見た鎖場
切通岩:鎖場自体は4~5m
切通岩:鎖場自体は4~5m
切通岩:岩場の下は切れ落ちている
切通岩:岩場の下は切れ落ちている
切通岩:振り返って見た鎖場
切通岩:振り返って見た鎖場
切通岩を振り返る
切通岩を振り返る

 切通岩は尾根の途中が切れて岩場になっていて、その岩場をいったん下って再び登り返す。燕岳側からの岩場に鎖が取り付けられている。鎖場自体は4~5m位の距離で傾斜もきつくないから恐怖は感じなかった。しかしその先の鉄ばしごで下りる場所、つまり鞍部の「切り通し」の場所があまり広くなくて、しかも両側が切れ落ちている。怖がりの私は、鎖場から鉄ばしごに足を移すときが少々怖かった。


登山データ

標高 燕岳:2763m / 常念岳:2446m / 蝶ヶ岳:2664m

場所 北アルプス

アクセス

JR大糸線穂高駅から代行マイクロバス40分中房温泉下車


山行日 2002/07/30-08/02

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