那須朝日岳(撤退) (3)

標準コースタイム 約2時間35分

ロープウェイ山頂駅 --20分-- 牛ヶ首 --25分-- 峰ノ茶屋跡避難小屋 --40分-- 朝日岳 --30分-- 峰ノ茶屋跡跡避難小屋 --40分-- ロープウェイ山麓駅

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 夫はトラバース道に踏み込みかけていた。見ると取り付き箇所にやや段差がある。足を下ろそうとしたが、バランスを崩しそうになり途端に怖くなった。ガスが濃くて崖下はほとんど見えない。そのためあまり高度を実感していないのだが、見えないからこそ不安が増長したのかもしれない。ネットでの情報取得で、必要以上に不安がふくらんでいたかもしれない(笑)

 しかし頑張って朝日岳山頂に立っても、この天気では展望は望めない。仮に天気が更に崩れて雨が降れば、岩棚道は滑りやすくなり危険が増す。撤退する理由が「怖かった」だけではなくなる理由も揃っている(^^;

 で、登山口の注意書き「無理な行動はしないように」の忠告に従い(笑)、「撤退」を決めた。気力と体力が充実している時に再挑戦をするかしないかは、……未定である(^^;

奇岩「恵比寿大黒」
奇岩「恵比寿大黒」

 登りのときの最初の鎖場、剣が峰との鞍部辺りまで引き返すと、奇岩が目に飛び込んできた。当然往路でも目にしているはずなのだが、あまり気に留めず撮影しないで通過してしまったらしい。「恵比寿大黒」と名付けられた奇岩とのこと。

ほとんどホワイトアウトの剣が峰トラバース道
ほとんどホワイトアウトの
剣が峰トラバース道

 朝日岳の岩場を過ぎて剣が峰トラバース道に来れば、あとはまず安心。それにしてもガスがますます濃くなって視界不良。無理して進まないで正解だったかも…。

〔12:45~13:20〕峰ノ茶屋跡避難小屋:峰ノ茶屋跡避難小屋に戻った。引き返したのが12時頃なので登りと同じタイムでの下山ということになるが、引き返し地点での、撤退か否かで逡巡していた時間も含んでいる(笑)

峰ノ茶屋跡避難小屋
峰ノ茶屋跡避難小屋

 天気が悪くしかも寒いので、避難小屋の中はそこそこ混んでいた。平日だから「満員御礼」と言うほどでもない。天気が悪いとき屋内で食事や休憩を取れることは有難い。

 2001年の山行記録で峰ノ茶屋跡避難小屋を、『7年前には要塞のような石室があった場所に建った、まだ新しく立派なログハウスの避難小屋』と書いたように、1994年当時は小さな石室しかなく、石室を風除けにして休憩したのだった。

峰ノ茶屋跡からロープウェイ山麓駅までの登山道から見る、剣が峰と朝日岳

峰ノ茶屋跡下から見る剣が峰
峰ノ茶屋跡下から見る剣が峰
剣が峰と朝日岳
剣が峰と朝日岳
朝日岳の山頂部をズームで
朝日岳の山頂部をズームで
ロープウェイ山麓駅へ下山
ロープウェイ山麓駅へ下山

 幸い雨が降る気配はなさそうだ。予定通りロープウェイ山麓駅まで歩いて下山しよう。登らなかった朝日岳を眺めると、山頂部にガスはそれほとかかっていなくて、山頂や頂に至る稜線には結構たくさんの人が見えた。このコースの上部は朝日岳を眺めながら歩くので、しばらくの間は若干モヤモヤしながら下ることになった(笑)

 朝日岳に続く鬼面山の紅葉と笹原の緑が美しい。だんだん“モヤモヤ”が癒されていく。

鎖が設置されている箇所
鎖が設置されている箇所

 ロープウェイ山麓駅から峰ノ茶屋跡へのコースは、途中に駐車場があることから多くの人が歩いている。上部に鎖が設置されている箇所があるが、特に危険というほどでもない。

 ザレた登山道を下り中程まで下ると、新しい道標に気がついた。説明がやたら懇切丁寧な、新しいタイプの道標である。後日知った情報だが、2013年秋現在は朝日岳の登山コースにも随所にこの新しい道標が設置されているそうだ。2013年8月に皇太子様御一家が朝日岳登山をなさり、それを契機としてなのかどうか、道標整備はその前だった模様。ちなみに鎖場の鎖も新しくなっているらしい。

新しい道標
新しい道標
緑の中を下る
緑の中を下る

 その先は気持ちが良い林の中を下っていく。広葉樹の林の中は静かだった。この辺りは、山上の紅葉が終わった後色づき始めるのだろう。

「山の神」に到着
「山の神」に到着
「山の神」を通り抜ける
「山の神」を通り抜ける
峠の茶屋
峠の茶屋
石畳の道
石畳の道

 登る人下りる人で、平日でもそれなりの数のハイカーで賑わっていた登山道だが、駐車場への脇道を過ぎると歩く人がいなくなった。「山の神」(かつて那須硫黄鉱山の安全祈願のため建てられた神社跡)を通り抜けると峠の茶屋。いったん車道に出るがすぐ先に石畳が敷かれた遊歩道がある。

那須ロープウェイ山麓駅登山口
那須ロープウェイ山麓駅登山口
那須ロープウェイ山麓駅に到着
那須ロープウェイ山麓駅に到着

 緩やかな石畳の道を快適に下って行き、階段を下りれば那須ロープウェイ山麓駅だった。峠の茶屋からは10分もかからず、14時30分に山麓駅に到着。

大丸温泉から見る朝日岳
大丸温泉から見る朝日岳

10月11日 快晴 11日朝10時に大丸温泉のバス停留所でバスを待っているときに撮った写真である。ご覧の通り快晴の青空に朝日岳がくっきり。今まで山行記録をたくさん作ってきたが、「《帰る日》 とか 《最終日》になって、《やっと晴れた》とか 《快晴になった》」というセンテンスを何度書いてきたことか…(笑!)

 一番ダメージが大きかったのが カナディアンロッキー・ハイキングの旅

 帰京日にもう少し融通をと思うのだが、マイカーのようには融通が利かない。公共交通機関での山旅なので、観念するしかないようだ。それでも今回は姥ヶ平では晴れたので、満足感が大きい。で、この青空に起立する朝日岳は、「再挑戦を待ってるよ」と手招きしているのだろうか…。那須岳での「再挑戦案件」は、一応今回で片付けたつもりでいるのだが(笑)


登山データ

朝日岳:標高 1896m

場所 栃木県


アクセス

JR那須塩原駅からバス約1時間10分那須ロープウェイ山麓駅


山行日 2012/10/10

天気 曇り

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