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3月31日 曇りのち晴れ
朝日を受けてうっすら染まった早朝の富士山を見ることができて、今日こそはと山頂からの展望に期待したのだが、だんだん曇ってきてしまった。天気予報が微妙に外れるのが癪の種。
宿の朝食はラウンジでのバイキングスタイルである。開始時間が7時からなので、登山をする者にとっては有難い。宿からタクシーで三ツ峠入り口まで10分だった。
標準コースタイム 約5時間
三ツ峠入り口(登山口)--1時間30分-- 御坂峠 --1時間-- 黒岳 --15分-- すずらん峠 --15分-- 破風山 --20分-- 新道峠 --40分-- 林道出合 --1時間-- 大石荘前バス停
《参考(大石峠まで)》-- 新道峠 --25分-- 中藤山 --40分-- 大石峠 --1時間10分-- 林道出合 --1時間-- 大石プチペンション村バス停(三ツ峠入り口から大石プチペンション村までの標準コースタイム=5時間55分)
GPSログによる足跡を地理院地図に重ねたルートマップです。ボタンやマウスでの拡大・縮小や表示範囲の移動ができます。モバイル端末ではスワイプやピンチで操作してください。
※ GPSロガー(GPSログレシーバー)の電池切れのため、取得できたGPSログは黒岳山頂手前まででした。その先の青線ルートは書き込みになります。
ルートマップ全体図は下のリンクボタンで開きます。レポートに戻るときは、ブラウザやスマートフォンの「戻るボタン」か、右下の「山行記録に戻る」ボタンで戻ってください。
黒岳 標高:1793m
場所 山梨県
アクセス
富士急行河口湖駅から富士急行バス約16分「三ツ峠入り口」
山行日 2009/03/31
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〔8:25〕登山口出発:2000年の黒岳山行の時には天下茶屋から御坂山経由で登ったので、今回は三ツ峠入り口から登ることにした。旅館(秀峰閣湖月)からタクシーを利用すると、その方が近いという理由もある。
御坂トンネルの脇の登山口でタクシーを下車。道標が示す簡易舗装の林道を登り出す。少し先に絵地図入りの「森林文化の森 河口の森」の大きな看板がある。
途中に「峠道文化の森入り口」という標識がある。クヌギの古木の太い根元にひっそりと置かれた道祖神が現れたりして、峠道らしい雰囲気が好ましい。戦国時代に鎌倉往還として歩かれていた道なので、国盗りの武将や足軽たちが歩いたと思うと、それだけで楽しくなる。
やがて雑木林を歩くようになり、足元には笹が目立ってきた。この後とても気持ちが良い道を行くようになる。周りはコナラの林で、すっかり落葉しているため明るく開放感がある。斜面の笹原の緑。柔らかな土の感触が心地よい穏やかな上り坂。パッと気分が明るくなるような道で、歩きながら何度も「気持ちがい~い!」と連発していた。新緑の頃に歩くと更に楽しいだろう。
マメザクラの木が群生している斜面を過ぎると、御坂峠に飛び出した。
〔10:20~10:35〕御坂峠:御坂峠は四方からの道の交差点で広場のようになっている。かつての鎌倉往還の賑わいが偲ばれる。御坂茶屋は9年前にも既に休業していて、今や崩壊しそうな荒れようだ。
峠にありがちなように風の通り道となっていて寒いので、すぐ上の御坂天神の祠の中をお借りして一休みした。もちろん、お賽銭を供え天神様に手を合わせてお願いしたうえである(^^)
御坂天神の祠の先にトイレが建っているが、ドアは壊れて跡形もなく、完全に荒廃していた。
ここからは楽しい楽しい尾根歩きである。前日未明に麓で家の屋根がうっすら白くなる程度の雪が降ったそうで、その雪が少し残っていた。3月20日に登った9年前は尾根上はそれなりに残雪があり、尾根歩きの途中から軽アイゼンを付けた。
小さなコブを越え、緩やかな尾根を歩き、岩場を登る。変化があり楽しい。周りの樹林もブナが多くなってくる。山頂が近づくと岩場の登りも急になる。もし凍結していたらヒヤッとしそうな岩場を抜けると、下山してきたカップルに出会った。「山頂はもうすぐですよ」とのこと。
平坦になった道を歩いてすぐ、山頂標識がなければただの稜線の一角のような黒岳山頂に到着した。
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黒岳 標高:1793m
場所 山梨県
アクセス
富士急行河口湖駅から富士急行バス約16分「三ツ峠入り口」
山行日 2009/03/31