北横岳へ (2)

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七ツ池

 ヒュッテに下りてきて今度は七ツ池を見に行った。小さな池が七つ点在していているため「七ツ池」だそうだ。実際は池全ては見ることはできず、行くことができるのは2つの池だけだ。ヒュッテの前から下り木道を行くと、先ず二ツ池がある。行き止まりにある大きな池を「七ツ池」と呼んでいる?

二ツ池
二ツ池
七ツ池
七ツ池
七ツ池
七ツ池

 夕方の七ツ池は静かな湖面に空の碧と白い雲を映し込み、とてもきれいだった。岸辺に近い辺りは底が透けて見えている。風で小さなさざ波を立て、投影した雲と木々が揺れる様子を見ていると、時間を忘れるほどだった。北八ヶ岳に点在する池を幾つか見てきたが、一番印象に残る池だった。

北横岳ヒュッテ

 たった1時間登っただけで、高山の山小屋ライフを満喫できる。ご夫婦で管理しているのでアットホームな雰囲気があり、こういう山小屋もいいなあと思った。夕食の後、ストーブの周りで同宿者の方々とお喋りの花が咲いた。今年の夏山山行で、皆それぞれ雨に祟られた話で盛り上がった(笑)

北横岳ヒュッテ
北横岳ヒュッテ
北横岳ヒュッテ
北横岳ヒュッテ
北横岳ヒュッテ名物 桜肉のすき焼き
北横岳ヒュッテ名物 桜鍋

 夕食の時間になり食堂用大広間に行くと、各テーブルに卓上カセットコンロと大皿に盛ったすき焼きの材料が乗せてあった。大量の玉ねぎに春菊、エノキ茸、葛切り、そしてお肉もたっぷり。各テーブル4人前でこんなにたくさん?と思うほど。相席になった男性ソロ氏が「北横岳ヒュッテの名物がこの桜鍋。これを目当てに来ました」。へぇ~、知らなかった。ということはお肉は馬肉。馬肉は脂身が少なくてヘルシーで、しかも煮込んでも柔かく、美味しく頂けた。

 下界は残暑だが標高2000mを越えた北横岳ヒュッテの夜は寒いくらい。鍋は身体が暖まり、相席になった人と会話がしやすいというメリットもある。おかずは他にも数品あり。男性ソロ氏曰く「桜鍋の材料は毎日ボッカさんが運んでくるんだよ。これだけの物が食べられて宿泊料8000円は安いよね」。

 同室ですぐ近くにいらしたのが、はるばる北九州から来た同年代のご夫婦だった。私たちが九重山や韓国岳などにも登りに行っていることを話して山談義が弾んだ。就寝前、星空を見るために外に出てみた。相変わらず雲が多い空だったが、真上にぽっかりと広がる雲がない空には、何年も見ていなかった無数の星がきらめいていた。

携帯電話(DoCoMo/FOMA)の通信について》 ピラタスロープウェイ山頂駅では良好だが、北横岳登山道から先山頂までのエリアでは、繋がったり圏外になったり不安定だった。北横岳ヒュッテでは屋外ならいくらかは繋がりやすかったが、屋内では稀にアンテナが立つこともあったがほとんど圏外。ただしヒュッテに通信用USBケーブルが設置されていて、使用させて頂ける。


8月23日 曇り時々晴れ

 夜が明ける前4時半ころ、近くに休んでいた北九州からのご夫婦が起き出して、ご来光を見るため山頂に行く支度をしていた。天気が快晴なら私たちも飛び起きたところだが、昨夜の空模様からも展望が期待できない気がして、いつまでも布団から出ずに出て行く人たちの気配を感じても夢うつつ。

8月23日の日の出
8月23日の日の出

 起床して部屋の窓からの日の出を見て満足していた。帰ってきた北九州の奥さんに成果を聞いたら、ご来光も展望も素晴らしかったとのこと。なんてこった(^^ゞ

※ 後日北横岳ヒュッテの女将さんが更新しているブログ「北横岳のたぬきは気まぐれ」を拝見したら、同日の日の出写真が掲載されていて、なんとなくうれしくなりました。

今日の朝焼け / 北横岳のたぬきは気まぐれ »

 さらに同日同宿していたご夫婦のウェブサイト「SLOW TREK」を発見!お陰で横着してしまい見逃した、まさにその日の朝焼けの展望を遅れて堪能できました。

北横岳 / SLOW TREK »

北横岳から縞枯山・茶臼山 (1)

標準コースタイム 約4時間20分

(北横岳ヒュッテ --10分-- 北横岳南峰 --10分--)北横岳ヒュッテ --50分-- 坪庭 --20分-- 雨池峠 --40分-- 縞枯山 --30分-- 茶臼山 --35分-- 大石峠 --15分-- オトギリ平 --15分-- 出逢の辻 --15分-- 五辻 --40分-- ピラタス蓼科ロープウェイ山頂駅

 GPSログによる足跡を地理院地図に重ねたルートマップです。ボタンやマウスでの拡大・縮小や表示範囲の移動ができます。モバイル端末ではスワイプやピンチで操作してください。

北横岳南峰からの展望

〔6:50~7:30〕北横岳山頂往復:前日スッキリしなかった展望を見るため、もう一度北横岳南峰まで往復することにした。山頂に立つと期待以上の大展望だった。空に雲が広がっているのにも関わらず遠望が利き、白馬岳、立山、剱岳、鹿島槍ヶ岳、槍ヶ岳、穂高連峰、乗鞍岳…と北アルプスが一望。

朝の北横岳南峰
朝の北横岳南峰
北アルプスの展望
北アルプスの展望
坪御嶽山を望む
御嶽山を望む

 そして堂々とした独立峰の御嶽山がきれいな裾野を引いている。

 中央アルプスに続き、登ったばかりの(山頂はパスだけど)仙丈ヶ岳が甲斐駒ヶ岳と北岳とのそろい踏みという具合に並ぶ。前夜夕食の相伴相手のソロ氏が登って来て、鳳凰三山のオベリスクを指さして教えてくれた。南八ヶ岳の峰々もクッキリ。目を転じれば奥秩父の山並みから妙義山、荒船山など上州の山々までが重なり合って連なっている。これだけのパノラマは今まで見たことがない。

北岳・甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳、左手は鳳凰三山
北岳・甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳
南八ヶ岳
南八ヶ岳
南八ヶ岳
南八ヶ岳
拡大画像に山座名表示

 強風に飛ばされて頭上の雲が切れていく。透き通った青空と白い高雲は、もう夏空ではなく明らかに秋の空だった。


登山データ

北横岳 標高:2473m

場所 長野県


アクセス

JR中央線茅野駅からバス約60分「北八ヶ岳ロープウェイ」


山行日 2009/08/22-23

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