余計な前書き スギ花粉症だけど山に行きたい。大好きなカタクリの花を今年も見たい。夫はこのところ仕事が忙しく、せっかくの休暇だから温泉に浸かって疲れを癒したい。そこでスギ花粉が記録的な大量飛散の今年も、毎年恒例の「初春の山旅」を決行。今年は近場の埼玉県秩父へ行くことにした。

もちろん花粉症の症状を抑える内服薬とマスクは必携。だが、電車が山間を走るようになって、車窓から杉林がオレンジ色に染まる様を見てしまい、本当のところは戦々恐々(^^;

城峯山 (1)

千鹿谷鉱泉

千鹿谷鉱泉
千鹿谷鉱泉

 前日は城峯山の山麓、吉田町(現・秩父市)にある鉱泉宿に宿泊した。皆野駅から乗ったタクシーは、バス停がある交差点からかなり山間に入っていった。ここは秩父事件ゆかりの里である。宿は看板がなければ民家にしか見えないが、中庭に源泉を汲み上げる設備がある。

玄関のメモ
玄関のメモ

 玄関に入り声を掛けたが誰も出てこない。あがりまちにメモが置いてあり、どうやら勝手に上がって「楓の間」へ入ってよい、ということらしい。おかみさんが一人で切り盛りしているので、今日に限らずいつもこんな調子らしい(笑)

 過剰なサービスがないのは良いが、施設面の問題で、泊まるには多少の忍耐と覚悟が必要かもしれない!?

 ただし温泉は高アルカリ泉の美肌の湯。浴槽は循環ろ過のようだが、洗い場のカランも源泉で、石鹸を使って流してもお肌がツルツルすべすべ(^^)

4月1日 / 快晴

標準コースタイム 約2時間40分

半納登山口林道終点 --1時間-- 分岐 --20分-- 城峯山 --20分-- 鐘掛城 --20分-- 23号鉄塔 --40分-- 西門平(バス停)

 歩いたルートを地理院地図に重ねた地図です(GPSログによる足跡ではありません)。ボタンやマウスでの拡大・縮小や表示範囲の移動ができます。モバイル端末ではスワイプやピンチで操作してください。

 ルートマップ全体図は下のリンクボタンで開きます。レポートに戻るときは、ブラウザやスマートフォンの「戻るボタン」か、右下の「山行記録に戻る」ボタンで戻ってください。

写真のキャプションにアイコン がある場合は、画像をクリックすると拡大表示します。拡大画像の画面は、パソコンの場合は画像下のバーの < > で、モバイル端末ではスワイプで画像を順番に見ることができます。
登山口の道標
登山口の道標
登山口の案内板
登山口の案内板

〔9:10〕半納登山口出発:宿からタクシーで登山口へ。路線バスでのアプローチなら、バス停「万年橋」からここまで車道をたっぷり2時間登らねばならない。林道終点が半納登山口である(マイカーの場合、駐車スペースはないので注意)。道路脇の梅の木が満開だった。

 登山口の傍の民家は廃屋だった。登り始めた足元の日だまりに、オオイヌノフグリがたくさん咲いている。何本ものユズの木の下は、実がゴロゴロ落ちたままである。このあたりではもう収穫する人もいなくなったのだろう。

杉林を登る
杉林を登る

 まもなくスギの植林地に突入。枝が払われていて木漏れ日が差し込む。手入れされているためか、木立の花芽は心配するほどではなかった。しかし払い落とされた小枝を踏みしだいて歩くと、枝についている花芽から花粉が煙のように立ち上る。前を行く夫と距離を置いて歩くことにした。

 始めのうちは薬が効いていたが、やがて薬も効かない状態になり、アレルギー症状の発作が始まった。クシャミをしつつ洟をかみ、「目がかゆ~い」などとボヤキながら登る。朝食後に服用した薬は副作用の眠さだけはしっかり発揮していて、単調な道なので睡魔が襲ってくる。しかし登っても登ってもスギ、杉、スギ…。

里程標の石柱
里程標の石柱

 コースは城峯神社の表参道でもあるので、里程標がある。

 「七丁目?」と夫が訊く。「ううん、まだ二十七丁目」と私(笑)

分岐の案内板
分岐の案内板
「千本杉」
「千本杉」

〔10:30~10:40〕分岐:山頂直下の分岐に到着。城峯神社を右に見て、山頂、石間峠への道が分かれている。山頂へダイレクトに登るなら、桜(冬桜)が植えられている日当たりが良い斜面を登る。城峯神社への鳥居の先は杉並木である。参道はその名も「千本杉」…イヤな名だ(笑)

 といっても千本はなさそうなので参道を行く。神社の下で年配の婦人が掃き集めた落ち葉を焚いていたので、ご挨拶してしばしお喋り。「今年はいつまでも寒いですね」。山の北側、鬼石(群馬県)へ抜ける林道は、まだ残雪で通行不能とか。

城峯神社

城峯神社
城峯神社
城峯神社
城峯神社

〔10:50~11:05〕城峯神社:お喋りの声を聞いて出ていらしたおじさん(普段着だが宮司さんだろう)に、神社にお参りしたあとに捉ってしまった。神社の縁起、山開きでもある5月3日の春季大祭の話、そして秩父事件を題材にした映画「草の乱」の撮影の時のロケ話を聞く。「どうぞ持っていってください」と差し出されたのは、駅に貼ってあるのと同じ大型ポスターだった。要らないとも言えずありがたく頂き、ザックのサイドポケットに挿し山頂を目指した。

 神社左手から稜線に上がると、潅木の尾根道になって気持ちが良い。


登山データ

城峯山:標高 1038m

場所 埼玉県秩父


アクセス

秩父鉄道皆野駅バス30分万年橋バス停から徒歩1時間50分
あるいは皆野駅からタクシー30分


山行日 2005/04/01

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