余計な前書き お正月三が日明けに伊豆のハイキングに行くことがこれまで度々あり、伊豆の主なハイキングコースは歩いてしまっている。残すのは天城山主峰の万二郎岳・万三郎岳と八丁池の間の縦走路(天城山には登頂済み)と、登山口までと下山口からのバスがないなど交通の便が悪い伊豆山稜歩道。そこで伊豆山稜歩道全コース28kmと、続く達磨山・金冠山を含めて3泊4日(正味2泊)で踏破してしまう計画で出かけた。

 1月4日にベースとなる伊豆湯ヶ島温泉に宿泊。年の暮れから風邪をひいている私は体調がすぐれず、入浴後に疲労を感じて体温を測ってみると37.8度の発熱。不安を覚えたが夫に打ち明ければ「キャンセルして帰ろう」と言うに決まっているので、内緒にして風邪薬を飲み、夜8時には床に付いてしまった。

天城峠から仁科峠まで

1日目 1月5日 / 曇りのち晴れ、強風

標準コースタイム 約5時間15分

天城峠 --10分-- 旧天城トンネル --15分-- 天城峠 --1時間-- 二本杉峠(旧天城峠) --25分-- 滑沢峠 --(三蓋山)1時間5分-- ツゲ峠 --1時間-- 猫越峠 --25分-- 猫越岳火口湖 --20分-- 後藤峠 --35分-- 仁科峠

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〔8:45〕旧天城トンネル出発:朝起きたら熱は下がっていたが、気分が悪くて全く食欲なし。体調をみながら歩き、もし無理だったら二本杉峠から大川端キャンプ場へ下りればよいと考え、やはり夫には内緒のまま出発した。宿からタクシーで旧天城トンネルへ。バス停からトンネル入り口までは急な階段を10分ほど登るのが本来のスタートだが、以前二度登っているのでまぁいいかとズルをした(^^ゞ

天城峠
天城峠

〔9:05〕天城峠:ジグザグの急登を登ると天城峠で、94年・99年と訪れている八丁池、それに続く天城縦走路が左に延びている。右に伊豆山稜線歩道のコースへと入ると巻き道になり、悪かった体調も回復してきて、気分良く歩けるようになった。

伊豆山稜線歩道コースマップ看板
伊豆山稜線歩道コースマップ看板

〔10:25~10:35〕二本杉峠(旧天城峠):幕末の頃、吉田松陰やハリス一行も通った二本杉峠(旧天城峠)は、伊豆山稜線歩道に大川端キャンプ場への道と河津七滝への道が交差している。

 体調回復を信じてエスケープはしないことにした。この先はコースは殆ど山腹を巻いて平坦な「峠道」という感じで、どんどん歩が進む。展望はないが、周りはブナの純林やヒメヒャラで、ヒメヒャラは天城山主稜線でも見られないような太く立派な木が見られた。

三蓋山への急な登り
三蓋山への急な登り
三蓋山からのなだらかなブナの道
三蓋山からのなだらかなブナの道

 滑沢峠からは一部道が崩壊したために、迂回路の三蓋(みかさ)山へかなり急な階段で登る。本日のコース唯一の山登りといったところ。周りはブナの自然林である。登りきった三蓋山は展望はなく、ブナの尾根道をゆるやかに下ると元の山稜線歩道に合わさった。

ツゲ峠
ツゲ峠

〔12:10~13:00〕ツゲ峠:ツゲ峠にはテーブル・ベンチがいくつかあって、昼食に丁度良い。展望はないが静かで落ち着く。猪村・猫越口へ道が合わさる場所は冷たい風が吹き抜けて寒いので、離れたベンチで昼食休憩とした。

アセビのトンネル
アセビのトンネル

 ここからも起伏がない樹林帯を進む。時々桟道や橋も現れるブナ、ヒメヒャラ、アセビの道である。とりわけ素晴らしいのがアセビのトンネルで、いたるところに曲がりくねる枝と木漏れ日の幻想的な道が出没する。

猫越岳 ねっこだけ (猫越峠火口湖)

猫越岳(ねっこだけ)道標
猫越岳(ねっこだけ)道標
猫越岳の火口湖
猫越岳の火口湖
火口湖の説明板
火口湖の説明板

〔14:25~14:40〕猫越岳(ねっこだけ):猫越峠を14時に通過。伊豆山稜線歩道の全コースを通した最高峰1035mの猫越岳(ねっこだけ)は稜線の途中という感じで、10分位左に入ると火口湖がある。池といったほうが適当な大きさで、冬場の渇水期なので奥のほうに全面結氷していた。

雲に隠された富士山
雲に隠された富士山

〔14:50〕展望所:後藤峠の手前に展望所があり、青空が広がりだして頭を雲に隠された富士山と駿河湾の眺めが広がっていた。しかし冷たい強風にさらされてすぐに退散。後藤峠へと急な丸太の階段を下って登り返すと後藤山。

 ここからの下りで風景が樹林帯を歩いてきた今までと一変するのが驚きである。アセビの林を抜けると目の前に波打つスズタケの原が広がって、伊豆らしい明るい雰囲気だ。牧場への管理道を横切って最後のピークに登れば、青空に変わった空の下に明日歩く稜線と富士山の裾野が見渡せた。

ナベ石からの眺め
ナベ石からの眺め
仁科峠
仁科峠

〔15:40〕仁科峠:目を下の伊豆スカイラインの駐車場に転ずれば、お迎えのタクシーが早めに到着したところだった。Good timing! 運転手さんに手を振りながら階段を下りていった。

 この日の晩も前夜の宿泊まり。夫に昨夜の発熱のことを打ち明けると、無謀だなどと言われてしまった。


登山データ

猫越岳:標高 1035m

場所 静岡県伊豆半島


アクセス

登山口:伊豆箱根鉄道修善寺駅からバス45分 天城峠バス停


山行日 2002/01/05

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