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余計な前書き 初春の野の花を見たかった。で、見頃を迎えるらしいというネット情報で奥多摩某所のイワウチワにターゲットにした山行プランを立てたのだが、温泉にお泊まりしたい相棒が賛成してくれない。そもそも夫の休暇なものだからここは夫に譲ろうと花は諦め、出発前1週間を切ってから泊まれる旅館を探しまくった。山中湖を取り巻く稜線上にあるリゾートホテル「ホテルマウント富士」に空室が見つかった。
石割山はずいぶん以前の1995年に登っている。ホテルマウント富士は内野側への下山終盤の大出山に建っている。1995年の石割山登山より以前、杓子山に登った折にも翌日に大出山から大平山まで登っていて、この二度の機会にホテルマウント富士でレストランを利用したり洗面所をお借りしたりしたことがあった。当時は温泉が引かれていなかったが後年温泉リゾートホテルになった。
東京からだと日帰り登山の山なのだが、じっくり富士山を眺めながら歩いてからホテルに泊まり、富士を眺めながらの露天風呂堪能も良いかも知れない。1年前の河口湖側黒岳登山ではいまひとつ天候に恵まれず、富士山展望がイマイチだったし。
標準コースタイム 約3時間35分
石割山 標高:1413m
場所 山梨県富士五湖
アクセス
富士急行線富士吉田駅からバス37分平野下車
山行日 2010/03/30
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時期的にバスの本数が少なくて、富士吉田駅からタクシーを利用した。タクシーは「赤い鳥居」まで行ってくれるので、平野バス停から石割神社前社経由の30分の車道歩きをカットできた。赤い鳥居脇には駐車場があり、トイレあり。
残雪があり、しかも先のコースがぬかるみがありそうなので、スパッツを付けて出発。
〔10:30〕出発:前回の石割山登山でとにかく印象的だったのが、登り始めの急でなが~~い石段。一泊分のザックを背負っているので、とても一気には登れない。登っては先を見上げてため息が出る。それでも振り返れば富士山の眺めが素晴らしい。身軽な装備のファミリーハイカーに追い抜かれた。追い抜いた子供が後方で喘いで登るお父さんに向かって叫んだ。「階段、まだあるよー!」。うわ、あの上で終わりじゃないのか…。登り切ったら階段は右折してなお続いていた、ガックリ(笑)
〔11:20~11:30〕石割神社奥社:しばらく広い道を緩やかに登って行くと、背後にしめ縄が張られた巨岩がある石割神社奥社に着いた。巨岩の上を見上げると長い氷柱が何本もぶら下がっている。お宮にお参りしてから巨岩の裏に回り込む階段を登り、大岩の割れ目をくぐりに行った。割れ目はかなり狭く、しかも通路は残雪が凍り付いてツルツル滑った。
〔12:10~13:05〕石割山山頂:山頂に登り着くと正面にそびえる大きな富士山が眼に飛び込んでくる。朝電車の中から眺めた時より空が霞んできてはいたが、それでも見応えがある富士の眺めに大満足だった。南アルプスの白い連なりもよく見えた。
大きく開けた山頂だが草が剥げてしまいぬかるんでいて、座ってランチにするのに適した場所がない。おまけに風が冷たい。御正体山への方面の鞍部に建つ鉄塔の下で昼食にした。日溜まりにはなっているがやはり風が吹くとかなり寒かった。
山頂での展望を充分堪能して下山にかかった。山頂から平尾山へと向かう下りは、相当傾斜がある。普段ならザレの斜面で滑りやすいのだが、この日はぬかるみで滑りやすくなっていた。そろそろと足を運んで無事に下りたら、今度は土が流されてえぐれてしまい全く役に立たなくなった木段での下り。伊豆・箱根、そして富士五湖の富士山展望の山は、殆どのコースにこういう悪路が出てくるので仕方がない。
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石割山 標高:1413m
場所 山梨県富士五湖
アクセス
富士急行線富士吉田駅からバス37分平野下車
山行日 2010/03/30
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