蝶ヶ岳 (2)

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3日目 7月31日 / 朝は晴、午後夕立

夜明け前
夜明け前

 午前5時、寒さに震えながら夜明けを待った。満月が残る空の下、雲海の上に乗鞍岳と御嶽山が浮かんでいた。南には八ヶ岳、そして遠く富士山の姿も認められた。そして目の前の穂高連峰が明けの色に染まっていった。

夜明けの穂高連峰展望
夜明けの穂高連峰展望
夜明けの槍ヶ岳展望
夜明けの槍ヶ岳展望
穂高連峰のモルゲンロート
穂高連峰のモルゲンロート
槍ヶ岳のモルゲンロート
槍ヶ岳のモルゲンロート

標準コースタイム 6時間50分

蝶ヶ岳ヒュッテ --45分-- 蝶槍 --40分-- 蝶ヶ岳ヒュッテ(山頂往復)--20分-- 妖精の池 --20分-- 長塀山 --2時間20分-- 徳沢 --1時間-- 明神 --1時間-- 上高地バスターミナル --30分-- 上高地温泉ホテル

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イワギキョウ
イワギキョウ

〔6:45〕蝶ヶ岳ヒュッテ出発:お天気に恵まれて、出発もワクワクする。稜線の岩陰に咲くイワツメクサが可愛らしい。常念岳に向かう縦走路は思ったよりはアップダウンがあったが歩きやすい。左手に大展望、足元にお花畑と笑いが止まらない気分だった。

 かなり急な斜面の横尾への分岐を見送る。砂礫の斜面に這うハイマツの先を覗き込めば深い谷。北アルプスの稜線歩きが初めての私は少し緊張した。

蝶槍

蝶槍登頂
蝶槍登頂

〔7:40~8:00〕蝶槍:やがて以前山頂とされていた2664mのピーク。そして大きな岩が積み重なった蝶槍の上に立った。

蝶槍から望む穂高連峰
蝶槍から望む穂高連峰
蝶槍から望む常念岳
蝶槍から望む常念岳

 あらためて展望に感動! 幾分近づいた槍ヶ岳の頂を双眼鏡で覗けば、山頂に立つ登山者たちが見えた。蝶槍に憩う人たちは、皆最高の笑顔だった。

 いつまでも見飽きない展望を惜しみつつ往路を戻った。

蝶ヶ岳ヒュッテと蝶ヶ岳山頂
蝶ヶ岳ヒュッテと蝶ヶ岳山頂

〔8:45~9:05〕蝶ヶ岳最高点往復:蝶ヶ岳の山頂(最高点)は90年から変更になって南の小高いピークである。山頂で記念撮影後、徳沢へ下山を開始する。早くも雲がモクモクと湧きだし、遠くで雷鳴が鳴っていた。

槍ヶ岳とお別れ
槍ヶ岳とお別れ

〔9:30〕妖精の池 〔9:55~10:10〕長塀山:槍ヶ岳の見える最後の展望地を過ぎると、樹林帯をひたすら下るだけである。急登は登るより下りがつらい。だんだんペースが遅くなる。夕立が来ないうちにと気持ちは焦るが、段差が大きい階段状の箇所では足への負担も大きかった。女子大生の夏山合宿のパーティーとすれ違い、大きなザックに汗して登る姿に懐かしさを覚えた。

〔14:15~14:40〕徳沢:徳沢に帰り着き、徳沢園の食堂で夫はビール、私はプリンで一息ついていると激しい夕立になった。ギリギリセーフだったのだ。ここまでくればあとは平坦路、雨が止むか小降りになるまで休むことにした。かれこれ30分も停滞した後出発。

上高地温泉ホテル
上高地温泉ホテル

〔15:45~16:00〕明神:明神では美味しそうなリンゴを売っていたので、またもやベンチで休憩してしまう。休みすぎのためか歩くのが億劫になり、足の疲れもつらくなってきた。上高地の散策路内で、夫がうっかり遠回りをしてしまったことさえ文句が出る始末。最後は足を引きずるようにして、17時30分ようやく宿泊するホテルに到着した。


4日目 8月1日 / 快晴

大正池から望む焼岳
大正池から望む焼岳
上高地から望む穂高
上高地から望む穂高

 温泉ホテルでゆっくり疲れをとった翌日、大正池を散策した後バスターミナルまで戻った。

 ターミナルの掲示板に張り出された「事故」のお知らせには、蝶ヶ岳稜線での落雷事故も含まれていた。事故に遭った方のお連れ合いの切羽詰った表情と、そして槍・穂の大パノラマは一生忘れられないだろう。


登山データ

蝶ヶ岳:標高 2664m


場所 北アルプス南部


アクセス

JR松本駅バス上高地バスターミナル


山行日 1996/07/30-31

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