標準コースタイム 約6時間

浦山口駅 --10分-- 橋立鍾乳洞 --1時間-- 車道終点 --1時間-- 尾根上(鞍部)--55分-- 十字路 --5分-- 御嶽神社(武甲山山頂)--5分-- 十字路 --50分-- 十八丁目 --30分-- 登山口一丁目 --1時間25分-- 西武池袋線横瀬駅

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〔9:20〕浦山口駅出発:余分な荷物を宿に預けて楽だった昨日と違い、今日はザックが重い。おまけに気温が高く湿度も高い陽気になり、駅からの林道歩きですでに後ろから歩いてくるハイカーに抜かれている。

水音が涼しい
水音が涼しい

 登山口からはジグザグに登り沢を渡る。かなりの急坂を登って尾根の上に出たときにはヘトヘト、お腹はペコペコ状態だった。

新緑のカラマツ林
新緑のカラマツ林

 腰掛けて軽食を食べていると、ある旅行会社主催の登山ツアーの団体さんがやって来た。30人くらいにご挨拶を返すのも忙しい(笑)

 大持山・小持山の稜線を右手に見ながらの広い尾根を歩く。刈り払われた両脇には紫のスミレと黄色のキジムシロが春を謳歌して咲いていた。歩みが遅くなったのでここで昼食にした。登山道を外れると、何処もかしこもあたり一面スミレとキジムシロなので、仕方なくお花の上にシートを広げた。尾根の周りは新緑のカラマツ林。

 突然サイレンが鳴り、どこかのスピーカーから山の中には不釣合いな女性の声のアナウンスが流れた。

 「発破を行いますので危険区域にいる方はシェルターに非難してください」

 続いてドドーンとダイナマイトの爆発音。休日なのにセメント会社は操業中らしい。

 エネルギーを補給して再び歩き出すと、なあんだ長者屋敷ノ頭はすぐ目の前だった。ここに発破よけの非難小屋がひとつあり、その先にもあった。下山してくる人が多くなったなか、「暑い~、ザックが重い~」とブチブチ言いながら登る。しかし路肩のスミレ、キジムシロにニリンソウまで加わって紫、黄色、白の花が咲き競うさまを見ていると元気がでる。山頂直下の十字路は好展望地でベンチもあるが、今日は展望には恵まれなかった。

御嶽神社(武甲山山頂)

山頂直下の御嶽神社
山頂直下の御嶽神社

〔14:40~15:05〕5分で御岳神社の前に出る。下の広場には新しくてきれいなトイレやベンチがある。山頂は社殿の背後を少し登るのだが、トイレに行ったりおやつの果物を食べたりしているうちにすっかり忘れてしまっていた。展望も期待できない天気だし、まぁいいかと思うものの、これでは厳密に言えば武甲山に登頂したことにならないのかも(笑)

 下山は十字路に戻る。ここでびっくり!転げ落ちそうな急な階段が長々と続いていた。立派なステンレスの手すり付きで、さすがに神社の表参道である。しかしこれを上るのは大変であろう。歩幅が合わず下るのも疲れる階段を折り返して、下り終わったときにはホッとしてしまうほど。このあとは三十八丁目からだんだん減っていく石標を励みに杉林のなかをどんどん下りた。

 十八丁目あたりで妻坂峠からのコースに続く林道を下りてしまったらしく、そのまま林道を下りていると、雨粒が落ちてきたので傘を差したがすぐにやんだ。横瀬駅まではまだ1時間半も歩かなくてはならない。タクシーを呼ぼうと携帯電話を使ったが通じなくてがっかり。たぶん最後の下山者の男性単独行氏が下りてきて、私たちを追い越していった。

 一丁目の鳥居の前に着くと、鳥居の前に停まっていた四輪駆動車の方からこのまま車で登れるかどうかと尋ねられた。歩く覚悟を決めてマス釣り場の辺りを歩いていると、先ほどの車が戻ってきて声をかけられた。やはり行き止まりだったとのこと、「駅まで乗っていきませんか」とのお申し出に、有難くてやや興奮気味に「お願いしま~す!」と答えた。日帰り温泉の帰り道、武甲山の山容に惹かれるようにして先ほどの場所までドライブしてしまったとのことだった。車窓からの武甲山は例の痛々しく削り取られた山肌を見せて、今まで歩いてきたあのカラマツの新緑とスミレでいっぱいの山とは、まるで別の山のように思えた。

※ 武甲山は全山石灰岩で成り立っているため、昔から大規模な採掘が行われている。


登山データ

武甲山:標高 1427m

場所 埼玉県秩父


アクセス

秩父鉄道浦山口下車


山行日 2001/05/05

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