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標準コースタイム 往復 約4時間40分
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山頂への登りはけっこう急である。大型連休、好天、紅葉シーズンと三拍子揃い、おまけにお昼前という混雑する時間帯である。各コースから集まったハイカーで、登山道は数珠つなぎ状態になってきた。こうなると自分のペースでは登れない。列の流れのペースで登ることになる。ペースに付いていけずに道を譲れば、団体さん通過で列に復帰するタイミングが難しい。更に登りの列が渋滞し始め、ついにはストップ。どうやらいったん“下り優先”になったらしい…。こんなひどい登山道渋滞は初めての経験だった。
磐梯山 標高:1819m
場所 福島県
アクセス
JR磐越西線猪苗代駅からバス約30分裏磐梯高原
山行日 2009/09/21
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〔11:35~12:30〕磐梯山山頂:標準タイムよりだいぶ時間はかかったが、午後からは曇りという天気予報も外れて、青空のもとでの登頂。うれしい、久しぶり。しかも山頂は名実ともに“360度の大展望”だった!
山頂は岩が積み重なっているので座っても“ひな壇”状態になり、たとえ大混雑でも猪苗代湖と奥に連なる山並み(那須連峰から会津の山々)を眺めながらの昼食休憩ができた。空気が乾燥した冬晴れの日なら、山座同定がさらに楽しくなるに違いない。
もっと眺めていたい誘惑を断ち切って下山にかかる。山頂標識の裏側あたりが翁島口登山道になるのだが、特に「翁島口へ」の道標はない。夫が念のため飲み物などを売っている岡部小屋の若い小屋番さんに確認したところ、「今日上がってきたばかりなのでわかりません」とのこと。それでも何処かに携帯電話で尋ねてくれた。しかし結局わからなかったようで、親切にも知っている人を探しに行ってしまった。…おいおい、間違いなく翁島口登山道だってば(笑)
山に詳しくない(笑)、若い女性の小屋番さんが帰ってきて、「そうです、間違いありません」と答えてくれたと同時に、傍の岩場で休憩中の人たちが立ち上がって移動した。彼らが座っていた岩には、ペンキで「押立温泉へ→」と書いてあったのだった(笑)
登山口から山頂まで標高差が約1000mあり、登山道は細かい綴れ折りはあるものの殆どまっすぐなので、傾斜が相当急な、登るのも下るのもきついコースである。登りでは振り返れば徐々に展望が開け、下りでは常に猪苗代湖や登山口までのルートさえも見下ろせて、猪苗代湖に飛び込んでいくかのようなダイナミックな展望。そのため磐梯山を登り慣れた通好みのコースだと言われている。
「日本秘湯を守る会」会員旅館である押立温泉「住吉館」に宿泊したかったので、下山コースをこのコースにしたわけだが、私は急な下りが苦手なので計画段階でかなり不安を持っていた。いったんは猪苗代登山口に下ることにしようかとも考えた。しかし特に危険だとか上級者向けのコースということでもない。また登山口まで下りずとも、途中から猪苗代リゾートの観光ゴンドラ(営業日注意)に乗ると時間が短縮できる。
※翁島口コースについては、山行記録の最後 にも書いています。
しかしなんと素晴らしい眺めだろう!数歩下っては遠望を楽しみ、また数歩下ってはツツジ類の紅葉、ダケカンバの黄葉、そして笹の緑の織りなす錦にため息をつき…という案配で、下るのがもったいないくらい。
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磐梯山 標高:1819m
場所 福島県
アクセス
JR磐越西線猪苗代駅からバス約30分裏磐梯高原
山行日 2009/09/21