余計な前書き 高岳・中岳、烏帽子岳に登って最終日に黒川温泉に宿泊するには3泊4日では足りないが、夫の休暇第1日目は都合で午後からでないと出発できず、休暇は4月3日までだった。東京発の寝台特急はやぶさ(熊本・大分行き)に乗っても、翌日の新幹線または航空機利用でも、現地到着は午後になり丸一日は現地までのアクセスで潰れてしまう。時刻表で調べると京都から出る寝台特急なは(熊本行き)があるのが分かった。熊本到着は朝の7時36分だからその日のうちに登山ができて都合が良い。新大阪から乗ることにして電話で予約した。

阿蘇高岳 (1)

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鉄旅を満喫

3月30日 新大阪で寝台特急「なは」に乗り換えた。車両前方は長崎行きの「あかつき」で、鳥栖駅で切り離される。

寝台特急「あかつき」
寝台特急「あかつき・なは」
寝台特急「なは」
寝台特急「なは」
寝台特急なは個室車両
寝台特急なは個室車両

 「あかつき」に比べて「なは」の車両は古くて、同じB寝台個室でも以前に乗った「サンライズ出雲」のほうがずっと良かった。「なは」にはA寝台もなく洋式トイレもなかった。いずれ廃止路線の運命をたどるのだろうか。

3月31日 / 晴 熊本駅で阿蘇高原線の愛称がある豊肥本線に乗り換えて宮地へ。約1時間の待ち合わせの間に朝食をしたいと思い改札を出たら、駅前の居酒屋に朝食セットの看板が出ていた。しっかり食べて登山のための腹ごしらえも完璧(^^)

九州横断特急
九州横断特急

 豊肥本線立野駅は、阿蘇山と周囲のカルデラをぐるっと囲む外輪山の切れ目にある。ひとつ先の赤水駅との標高差が200m近くあるので、電車はスイッチバックを行う。周囲は棚田の田園風景で、田植え後の頃はきっと美しいだろう。電車は「阿蘇谷」と呼ばれる阿蘇のカルデラ北部に入り、いよいよ阿蘇高原である。やがて目指す阿蘇山が見えてきた。

仙酔峡駐車場
仙酔峡駐車場
阿蘇谷、くじゅう連山が一望
阿蘇谷、くじゅう連山が一望

 宮地駅からタクシーでビジターセンターと駐車場がある仙酔峡登山口へは、料金およそ2000円だった。駐車場がある高台から阿蘇谷と阿蘇外輪山の奥のくじゅう連山が一望できる。気温が高くて風も穏やかなので、展望はあいにく霞んでいた。春霞に加え黄砂のせいらしい。

標準コースタイム 約3時間40分

仙酔峡登山口 --10分-- 鷲見平 --1時間50分-- 火口壁 --10分-- 高岳 --20分-- 中岳 --30分-- 火山東壁展望台 --40分-- 仙酔峡登山口

 歩いたルートを地理院地図に重ねた地図です。ボタンやマウスでの拡大・縮小や表示範囲の移動ができます。モバイル端末ではスワイプやピンチで操作してください。

※ GPSログによる足跡ではありません。

 ルートマップ全体図は下のリンクボタンで開きます。レポートに戻るときは、ブラウザやスマートフォンの「戻るボタン」か、右下の「山行記録に戻る」ボタンで戻ってください。


 ロープウェイを利用して火山東駅から高岳を往復するのが最も容易だが、そんなワケにもいかないので(笑)、頑張って「馬鹿尾根」とも呼ばれる仙酔尾根を登る。

仙酔峡ロープウェイ
仙酔峡ロープウェイ
花酔橋
花酔橋

〔10:35〕仙酔峡登山口:ビジターセンターが建つ広い駐車場の奥に登山口がある。花酔橋を渡って出発。

仙酔尾根

 登山口付近と鷲見平までミヤマキリシマの大群落である。花の時期はさぞきれいだろう。

仙酔尾根を登る
仙酔尾根を登る
溶岩流の尾根
溶岩流の尾根

 鷲見平から溶岩流の尾根に取り付き、本格的な登りになる。岩だらけの登山道が高岳火口縁まで続き、ペンキ印を探しながら登る。段差が大きくよじ登るような箇所、また左側の崖は急傾斜のうえ右側の岩壁はせり出していて、緊張する箇所も多少ある。また日差しを遮る箇所は全くない。このコースは雨天、強風、ガスなどの悪天の時にはやめたほうが良い。最近も滑落事故があったと聞いた。

仙酔峡が下に
仙酔峡が下に
鷲ヶ峰
鷲ヶ峰

〔11:30〕鷲ヶ峰:標高を上げるにつれ仙酔峡が下に見えるようになる。そして巨大なカルデラの北側、阿蘇谷の広大な眺めが素晴らしい。左手に迫る荒々しい岩峰は鷲ヶ峰である。

〔12:00〕中間点:ペンキで「中間点」と書いてある岩を通過したのは12時ころだった。久しぶりの登山のためかペースが遅すぎる(^^ゞ

 山頂で昼食のはずが、途中でのランチになってしまった。

中間点
中間点
溶岩壁を登る
溶岩壁を登る

 目の前に立ちふさがる岩の壁を巻いて登る。危険そうに見えるが大したことはない。とはいえ右手の下は急傾斜の崖なので慎重に。

 2日前にも降雪があったそうで、この辺りから日影にほんの少しだけ残雪が見られたが、登山道全般コース上に雪はなかった。

火口壁に上がる
火口壁に上がる
高岳直下
高岳直下

 途中で休憩や昼食を挟み火口壁に到達したのは14時15分。標準タイムで2時間のところ、2時間50分かかってしまった。あとは目前の頂上へとゆるやかに登るだけなのでホッとした。


登山データ

標高 阿蘇高岳:1592m / 阿蘇中岳:1506m

場所 熊本県

アクセス

JR豊肥本線宮地駅からタクシー仙酔峡登山口


山行日 2006/03/31

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