秋田駒ヶ岳 (2)

標準コースタイム 約4時間

八合目登山口 --(シャクナゲコース120分)-- 焼森 -- 横岳 --30分-- 大焼砂 --20分-- 駒池 --20分-- 男岳分岐 -- 阿弥陀池 --(片倉岳コース45分)-- 片倉岳展望台 -- 八合目登山口

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ムシトリスミレ
ムシトリスミレ

 タカネスミレの大群生地の前にミヤマダイコンソウのお出迎え。ミヤマダイコンソウの群生の中に、ムシトリスミレを見つけた。そして焼森山を登り始めると、歓声を上げずにはいられない光景が広がっていた。「わーっ!こんな群生は見たことない!」

焼森山のタカネスミレ群生

タカネスミレ
タカネスミレ
タカネスミレの大群落
タカネスミレの大群落

 焼森山は火山礫の砂礫地のため乾燥し、風も強いことから他の植物は根付かず育たない。そういう環境でも生育できるタカネスミレだけが、焼森山斜面を埋め尽くしているのだった。この日は風も弱く、珍しく焼森一帯もそよ風だった。

焼森山

焼森山頂
焼森山頂
浄土平と男岳・男女岳
浄土平と男岳・男女岳
岩手山
岩手山

〔7:55〕焼森山頂:タカネスミレの大群落に目や足を奪われ、ほんの一踏足の焼森山頂まで何分かかったやら…。焼森山頂は360度の展望。東に岩手山とその奥遠くに早池峰山、北は見事な雲海に和賀山塊が浮かんでいた。タカネスミレの大群落の向こうには谷を隔てて浄土平と男岳、男女岳。緑と残雪のコントラストが美しい。

 今回一番会いたかった花はエゾツツジだった。秋田駒ヶ岳はエゾツツジの生育南限と言われている。11年前に来たときに男女岳への登り口に咲いているのを見つけ、心引かれて写真を撮った。後から調べてエゾツツジと知ったが、当時のコンパクトカメラと撮影の腕では残せるような写真ではない。

男女岳
男女岳
エゾツツジ(蕾)
エゾツツジの蕾

 エゾツツジの開花時期としては少し早めだが、一輪だけでも見つけたかった…。で、BUNさんが見つけてくれたのだが、残念なことにまだ蕾。残念!後で出会った観察員さんによると、咲いている花も見かけたとか。

 このあたりでは日当たりが良いためか、盛夏の花であるハクサンシャジンも咲いていた。ハイマツと高山植物の花が咲く風景は、森林限界を超えた高山の雰囲気たっぷり。

横岳山頂

横岳山頂
横岳山頂

〔8:15~8:30〕横岳山頂:今回は男女岳にも男岳にも登らないので、標高1583mの横岳が登頂地点となる(笑)

 大焼砂と小岳、これから向かう「馬場ノ小路」が見下ろせる。田沢湖の眺めも良い。青い湖面が鏡のように山並みを映している。

 軽食を兼ねて休憩を取った。Y子さんが持ってきた餅菓子を食べる。登山する直前までクーラーボックスで冷やしていたので、まだ冷たくて美味しい。

大焼砂と小岳
大焼砂と小岳
田沢湖
田沢湖
国見温泉・大焼砂へ
国見温泉・大焼砂へ

 「国見温泉・大焼砂へ」の道標に従って下りれば、いよいよ“コマクサ通り”の大焼砂である。このあたりにはミヤマダイコンソウだけではなく、よく見るとミヤマキンバイやミヤマキンポウゲも咲いていた。高山でよく見かけるイワベンケイと異なり、少し華奢な感じのイワベンケイが咲いていた。調べるとホソバイワベンケイで、北海道と東北~関東地方北部だけに分布する日本固有の植物だそうである。

女岳と馬場ノ小路
女岳と馬場ノ小路
ミヤマキンバイ越しに大焼砂
ミヤマキンバイ越しに大焼砂
チングルマでうっすら白い火口原
チングルマでうっすら白い火口原

 見下ろすと大焼砂の稜線と男岳、女岳、横岳に挟まれた火口原全体も見渡せる。この谷が今回の目的地である。火口原の木道「馬場ノ小路」の周囲はうっすらと雪が積もったように白くなっている。上から見てもチングルマが満開であることがわかり心が躍る。


登山データ

男女(おなめ)岳 標高:1637m(今回は登頂せず)

場所 秋田・岩手県


山行日 2008/07/02

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