余計な前書き ゴールデンウィーク明け直後から数日間での「花の山旅」予定がご破算になった。日々ネットで開花状況をウォッチングしていた「岩手鞍掛山と小岩井農場一本桜」または「カタクリ繚乱・新潟坂戸山」の計画は、花の咲き時期とマッチせず白紙に戻った。で、今年の風薫る五月の山旅は、スプリングエフェメラルは諦めてツツジ系に計画変更。といっても5月下旬まで待てない…ふたりとも行く気満々。

 急遽立ち上げたプランは、「平年なら咲き始めたはずだけど春が遅い今年はどうかな?アカヤシオ。咲いていなくても近いことだし久しぶりに行こうかな」というコンセプト(笑)の赤城山だった。

 赤城山に初めて登ったのは1994年晩秋で、これは順当に黒檜山から駒ヶ岳と縦走するポピュラーなコースを日帰り登山で。1999年5月ゴールデンウィークには、山麓に宿を取り花見ヶ原森林公園から黒檜山・駒ヶ岳に登っていた(翌日は移動して鳴神山へ)。いずれも天気は曇りがちだったため、展望には恵まれなかった。赤城山は黒檜山と駒ヶ岳だけではない。以前からツツジの見頃の時期に荒山高原や鍋割山に登りたいと思い続けていた。さらに気になっていたのは、荒山高原と赤城温泉とを結ぶ「関東ふれあいの道」のことである。長い間チャンスを作れずじまいだったので、今回はツツジ最盛期ではないのは承知の上で訪れることにしたのである。

 アカヤシオの別名はアカギツツジ。岩場を好む木で、赤城山では鳥居峠のカゴ山や、銚子の伽藍付近「横引尾根」と呼ばれるマイナールートに多くあるらしい。奥多摩の「鉄五郎新道」、倉戸山と、このところマイナールートが連続している。情報収集をして特に役に立ったのは、「前橋まるごとガイド」というサイトの赤城山登山マップ(「参考サイト」のリンク参照)のページだ。このコンテンツを元にしてコースを組み立て、赤城温泉の宿に3連泊で長七郎山と銚子の伽藍コース、翌日に荒山から荒山高原そして赤城温泉に下山するコースを歩くことにした。

長七郎山と銚子の伽藍 (1)

標準コースタイム 約4時間50分

小沼駐車場 --50分-- 長七郎山 --10分-- 小沼水門・長七郎分岐 --30分-- オトギの森・小沼分岐 --20分-- 茶ノ木畑峠 --(横引尾根)10分-- つつじが峰通り分岐 --20分-- 銚子の伽藍 --20分-- 牛石峠 --25分-- 軽井沢峠 --25分-- 血の池 --25分-- 小沼駐車場 --5分-- 小沼・長七郎分岐 --15分-- 鳥居峠 --35分-- 赤城山ビジターセンター

 GPSログによる足跡を地理院地図に重ねたルートマップです。ボタンやマウスでの拡大・縮小や表示範囲の移動ができます。モバイル端末ではスワイプやピンチで操作してください。

 ルートマップ全体図は下のリンクボタンで開きます。レポートに戻るときは、ブラウザやスマートフォンの「戻るボタン」か、右下の「山行記録に戻る」ボタンで戻ってください。


GPSログについて

2009年春から使用していたGPSロガー「M-241」は、ログの吸い出しをするソフトがWindows7に対応せず、PC買い換え後は代替のフリーソフトを導入して何とか使っていた。しかしログの削除と上書きの設定に不具合を生じるようになり、今回からスマートフォンのGPS機能を活用することにした。

 スマートフォンアプリ「山旅ロガー」のことはスマートフォン購入以前から知っていたが、無料バージョンでここまでできるとは、かなりのスグレモノである。「地図ロイド」と組み合わせて使い、地図上にログの足跡を重ねることもできる。

スマホアプリ「山旅ロガー」のスクリーンキャプチャ
スマホアプリ「地図ロイド」のスクリーンキャプチャ

 赤城温泉から登山口へのアプローチは、マイカーがない私たちにはタクシーしかない。必要経費と割り切って、前日のうちに旅館に迎えに来て貰う予約をしておいた。翌朝タクシーの運転手さんに目的地を伝えると、2日間も登山三昧ということに感心するやら呆れるやら(笑)

 車は細くてくねくねとカーブするスカイボルトラインを上がっていき、やがて黒檜山の山頂部がチラッと見えてきたが、真っ白だったので目を疑った。冷え込みがきつかったので霧氷が下りたらしい。牛石峠から銚子の伽藍に下り、長七郎山に登り鳥居峠へ下山するつもりだったので、運転手さんにも「牛石峠」で下車したい旨伝えた。ところが彼は登山に無縁と言うことで牛石峠を知らず、結局見落としてしまい小沼駐車場まで行ってしまう羽目に。今更やむを得ない。逆コースで歩くことに変更し、小沼駐車場への迎車も頼んでおいた。タクシー料金は赤城温泉から約4000円だった。

写真のキャプションにアイコン がある場合は、画像をクリックすると拡大表示します。拡大画像の画面は、パソコンの場合は画像下のバーの < > で、モバイル端末ではスワイプで画像を順番に見ることができます。
霧氷が下りた黒檜山と駒ヶ岳
霧氷が下りた黒檜山と駒ヶ岳

〔9:10〕小沼駐車場出発:タクシーを降りると、外は相当な強風が吹いていた。旅館を出発したときには穏やかな天気だったのに、山の天気はわからない。駐車場から見える黒檜山は、やはり山頂から半分くらいが霧氷で白い。キーホルダー型寒暖計の目盛は、まさかの2℃。5月半ばだというのに。慌てて防寒着(春夏用フリースとパーカー)を着込んだ。小沼(この)の湖水の色も寒々しい。

 山頂に電波塔が建つ小地蔵岳を正面に見ながら進むと展望地があり、大沼(おの)を足元にしてそびえる、霧氷が下りた黒檜山と駒ヶ岳を見晴らせた。どんよりとした雲に隠れている山頂に、明け方雪が降ったとしても不思議はない寒さだった。

鳥居峠分岐から先
鳥居峠分岐から先
登山道脇はツツジの木
登山道脇はツツジの木
山頂はもうすぐ
山頂はもうすぐ

 長七郎山への登りは急な場所もなく、とても登りやすかった。鳥居峠分岐からしばらくは広い道を行き、先で登山道らしくなる。気持ちが良い道を緩やかに登る。小沼駐車場からだと大して標高差もないので、楽ちん登山だった。


登山データ

長七郎山:標高 1579m

場所 群馬県


アクセス

赤城温泉から登山口までタクシー利用


山行日 2012/05/12

天気 曇りときどき晴れ

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アケボノツツジ
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