乗鞍高原ハイキング (2)

コース概要

休暇村バス停留所 --5分-- 牛留池 --(口笛の径)40分 -- 市ノ瀬園地
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牛留池

牛留池と乗鞍岳
牛留池と乗鞍岳

〔12:45〕牛留池:牛留池前の展望テラスに着いてみれば、やはりそれなりに賑わっていた。午後では乗鞍岳が水面に映り込む景色は見られない。しかも逆光になるので乗鞍岳は白んでいる。それでも秋晴れの空には乗鞍の山々が端から端まで見えていた。ベンチもあるが人が多いので5分で退散。

幹が一巡り
幹が一巡り

 「口笛の径」コースへと向かう。幹がぐるっと輪を作ってしまった木が面白い。冬のスノーシューハイキングの時には見ていない。たぶん雪に埋もれていたのだろう。

口笛の径

口笛の径
口笛の径

 市ノ瀬園地へ向かう分岐に出ると、鮮やかな赤い色が目に飛び込んできた。ここからのちょっとした尾根道は「口笛の径」と名付けられていて、その名の通り口笛を吹いて歩きたくなるくらい気持ちが良い道だ。

色づくヤマウルシ
色づくヤマウルシ
ヤマウルシ
ヤマウルシ

 スノーシューで歩いたときには回りの木々が落葉していたせいか、もっと展望が良かった気がした。今回は展望がないが、色づいたヤマウルシに彩られた美しい道になっていた。

口笛の径コース
口笛の径コース

 コナラの葉が幾分黄色味を帯びてきている明るい樹林帯を下りていく。途中の開けた場所にベンチがあったので、ここで休むことにした。疲れていなくたって休むのである。こんな気持ちの良い昼下がりにこんな気持ちが良い場所を通り過ぎ、歩くだけではもったいないのである。

 最近のふたりの山歩きでは、体力不足対策上ザックの軽量化が重んじられた結果、ランチの簡素化が図られた。かつてはガスストーブでの簡単な調理もしたが、だんだん「パンとお茶」が定番になり、以前は恒例だったコーヒータイムもなくなっていった。のんびり気ままな高原歩きの今回こそは、コーヒータイム復活のチャンスなのだった。で、ワクワクとしてザックから水筒とカップ、そしてガスカートリッジを取り出して準備した。…のだが、ありゃりゃ?ガスストーブがないみたい?

 昨夜旅館でハイキングに必要なものをザックに、不要なものを旅館で預かってもらうバックへと分けたのだった。うわ~ん、ガスカートリッジは持ってきたのに、ガスストーブは旅館にあるバックの中じゃん。美味しい空気のもとで飲むコーヒーを楽しみにしていたのに~!(T-T)

 ふたりともガッカリ度は相当強くて、ちょっと喧嘩モードに入りかけたほど(笑) 仕方ないのでテルモスの少々ぬるいお湯で煎れたドリップコーヒーで我慢した。

市ノ瀬園地
市ノ瀬園地

〔14:20〕市ノ瀬園地:あざみ池には下りずにまっすぐ市ノ瀬園地へ下りてしまったのは失敗だった。周遊バスの時間まで30分以上余しているが、かといって善五郎の滝まで回るのは無理。市ノ瀬園地には紅葉している木はほとんどないが、市ノ瀬キャンプサイトのはずれに見事に紅葉する「大カエデ」があるらしいのだが、やはり今から見に行くのでは遠すぎた。結局市ノ瀬園地入口のバス停でじっと我慢のバス待ちを強いられた。

市ノ瀬園地入口からの乗鞍岳
市ノ瀬園地入口からの乗鞍岳

 のんびり気ままハイキングでもある程度はプランを組み、もう少し欲張ったほうが良かったかもとちょっぴり後悔したが、これほどの素晴らしい天気の中で歩くことができただけでも大満足だった。

 振り返れば1993年秋に夫婦ふたりで山歩きを始めてから、18年が経った。危険を伴う登山はしない(できない)私たちだが、「一歩間違えば…」の類の苦い経験も何度かある。それでも大きな事故を起こさず怪我もなく続けてこられたのは、「欲張らない」というスタンスが大きいのかとも思う。日本百名山を制覇していくような登山スタイルで得られる大きな達成感はないが、達成してしまった後の虚脱感もない。爽やかな空気や木々の緑、野生の花々、山や林の佇まい。そのなかに居る時のあの心地よさがあればいい。登頂にこだわらない山歩きを、これから先も続けていきたいと思う。

冬の乗鞍高原 スノーシューレポート »


乗鞍高原温泉 みたけ荘

 乗鞍高原温泉には今まで何度も宿泊しているのだが、宿泊旅館はその都度違う。乗鞍高原温泉自体が広いので、そのときどきの足の便の都合もあるが、「日本秘湯を守る会」加盟旅館である「みたけ荘」の予約がたまたま取れなかったこともある。

 今回は幸い予約できたので、「日本秘湯を守る会スタンプラリー(参照 »)」スタンプ帳5冊目にみたけ荘のスタンプが並ぶことになった。

乗鞍高原温泉 みたけ荘
乗鞍高原温泉 みたけ荘

 みたけ荘は乗鞍高原温泉のなかでもスキー場に一番近い場所にある。近いというよりまさに目の前、スキーのために訪れるならロケーション抜群である。

 で、私には経験から得た(多少偏見を交えた)ある独断があるのだが、それは「有名なスキー場のお膝元の温泉地には、魅力的な旅館はない」ということ。サービスやお料理など宿の個性を磨き競い合う努力をしなくても、スキーシーズンになればまずお客さんはやってくる。そのためかどこの旅館でも「それなり」で「そこそこ」だけど「イマイチ」で、また泊まりたいと思うことはまずない。残念ながら、みたけ荘もやはりその経験則に当てはまってしまう旅館だった。ただ、チェックイン前の時間に到着して荷物を預けたときの女将さんの応対が優しく、小規模な温泉旅館の家族経営の良さは気持ちよかった。

 お料理についてだが、私たちは宴会場での食事になった。個室の食事処と宴会場との違いは宿泊料金の違いなのだろう。宴会場でもまた、お客により「広間で座布団」と「奥のテーブル席」に別れ、献立も違う模様。気にする必要はないとは言え、少々差別化が露骨なので、できたら簡単な仕切りくらいはほしかった。テーブル席での献立は、まあ中クラスといったところ。

内湯
内湯
屋外の露天風呂棟
屋外の露天風呂棟
露天風呂
露天風呂

 乗鞍高原温泉の温泉は白いにごり湯。やはりこれが最大の魅力である。岩風呂風の内湯も露天風呂も源泉掛け流しだ。露天風呂は玄関外の前庭にある別棟内に2つあり、いずれも予約した上の貸切りで利用する。

陽差しに輝くハウチワカエデ
陽差しに輝くハウチワカエデ

 全体的に紅葉のピークにはまだ早かったが、スキー場前バス停近くのハウチワカエデの木が目が覚めるような色づき具合で美しかった。この先しばらくの間ふたりでの山歩きをお休みするのだが、最後にこの燃えるような紅葉を見ることができてうれしかった。


登山データ

場所 長野県


山行日 2011/10/09

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