2006.2.06更新

九月 長月

9月に作った句
散り際を思い切れずにこぼれ萩

 俳句を始めてみました。以前から取り組みたいと思っていたのですが、気楽に投句できる「ハイクブログ」(現在は消滅したウェブサービス)を知り、やってみようかと…。

「夜更かしの 素足冷たき 夜長かな」

「彼岸明け 仏壇の花 しおれおり」

「髪切りて うなじひんやり 秋の風」

「愚かしき 言の葉悔いて 夜長し」

「散り際を 思い切れずに こぼれ萩」


十月 神無月

10月に作った句

 初旬は山へ(黒斑山)、中旬は親友と26年ぶりに、再び一緒に旅をしてきました。自然の中で遊ぶと、俳句も自然に浮かびます(^^)


「秋晴れや 空の蒼さに 染まりたし」

「手を入れて かき回したし 蒼き空」

「健診の 絶食解かれて 梨甘し」

「天高く 声を限りの ホシガラス」

「目を閉じて 無念夢想の 夜更けの湯」

「秋入日 落つる早さの つれなさよ」

「目を惹かれ 買いしセーター ワイン色」

「秋晴れや 吾生まれしや こんな日に」

「夫送る 二十五年目の 秋の朝」

「朝寒や 手でくるみたり マグカップ」

「柘榴石の ピアスに胸の ほむら込め」

「恋をして 今が青春と言う友に乾杯 白秋の夜」(自由律俳句)

「友と行く 野辺に野菊の 安曇野路」

「薄紅葉 山の湯宿の 静けさや」

「山の宿 夕餉に松茸 湯はとろり」

「友と浴びる 湯もお喋りも かけながし」

「秋の夜 ゆるりゆるりと 湯に和む」

「地の底の 熱き力 湯小屋に満つ」

「水澄みし 漁師網打つ 音もなく」

「赤とんぼ 田園の空 思うまま」

「道祖神 蜻蛉が羽を 休め居り」

「新蕎麦や 卓の向かいの 友の笑み」

「秋空に心で見る 吾が歩きし山の端を」(自由律俳句)


十一月 霜月

 著名な俳人の作品を観賞したり、先達の句に触れると、俳句の道の厳しさを知り目の前に壁が…。心の内を詠む句が難しい…。今は先ず、素直に句を詠みたいな。

11月に作った句

「行く末を 憂いて寒し 冬隣」

「秋の陽に 琥珀の輝き けやき道」

「立冬や 夜空に火の星 赤く燃ゆ」

「はらはらと 神立風に 銀杏舞う」

「神渡 季節めくりて 今朝の冷え」

「神々と 共に立ちにし 秋惜しむ」

「窓硝子 指にひやりと 今朝の冬」

「あたらしき 大気に凛と 銀杏立つ」

「冬紅葉に 手招きされて 遠まはり」

「日短し 悔いてのど飴 噛み砕く」

「小春の陽 家なき人にも 惜しみなく」

「朝まだき 照らすがごとく 黄落す」

「これ以上 何を望むや 小春の日」


十二月 師走

12月に作った句

 慌しいなか、何句詠めるか…。

「幾ばくの 猶予あはれや 冬木立」

「木の葉落ち 梢の寂寥 吾のごと」

「凍雲や 夫足早に 行きにけり」

「惑いあり 眠れぬ夜の 虎落笛」

「繰り越しの 宿題残し 年暮るる」


一月 睦月

 新年の句をあまり作れませんでした。

1月に作った句

「耳澄ませば 港の警笛 年迎ふ」

「着衣始 パステルカラーの 割烹着」

「山茶花の 垣根を越えし 朗吟や」

「冬萌えの 木蓮今を 生きてをり」

「冬の夜 指にしただる いのち見ゆ」

「大寒や バス待つ人みな 寡黙なり」

「雪の中 遊ぶ子らなし 時経ちぬ」

「雪降りつむ 外のしじまに 気おされし」

「冬ざるゝ こころ失くして 渇く世か」

「四温の日 井戸端会議も 延びにけり」

※二句目:着衣始(きそはじめ・きせはじめ)とは新年の季語。正月に新しい着物を着ること

※三句目:聞こえてきたテレビの歌会始を詠む



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