クンデピーク (4)

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 下山後ホテルまでホーストレッキングで帰るために馬の手配をしていたメンバーがいて、2頭の馬と馬子さんが待っていた。残りのメンバー4人はクンデ村、クムジュン村を巡りながらホテル・エベレスト・ビューに戻る。

お馬さんと馬子さん
お馬さんと馬子さん
馬で帰るメンバー
馬で帰るメンバー

 クンデ村は石を積み上げた石垣が多い。家畜を囲うためのものだとか。まるで迷路を巡っているようで、ガイドさんがいなければ迷ってしまいそう。

クムジュン・ゴンパ / Khumjung Gompa

クムジュン・ゴンパ / Khumjung Gompa
クムジュン・ゴンパ
寺院の大きなマニ車 / Khumjung Gompa
寺院の大きなマニ車

 イエティ(雪男)の頭皮(…とされているが、実は鑑定ではカモシカらしい)を奉ったゴンパ(寺院)を見学。テレビ番組で見たことがあったかも…大きなマニ車に見覚えが…。

仏壇にお参り / Khumjung Gompa
仏壇にお参り

 チベット仏教は仏様も華やか。お参りしてから「イエティの頭皮」拝見させていただく。

 仏様の前で帽子を脱ごうとしているTさん。チベット仏教の作法は知りませんが、礼儀は大切です(^^)

なんとスチールロッカーの中に… / Khumjung Gompa
なんとスチールロッカーの中に…
イエティの頭皮!? / Khumjung Gompa
イエティの頭皮!?

 恭しく鍵を開けてくれるのが、スチール製のロッカーだったりして(笑)

 15時。見学したあと、近くのロッジでティーブレイク。もちろんいつものミルクティ(^^)

 村の外れからホテルが建つ丘の上に登り返す。この道は見事なシャクナゲ林で、花の咲く季節に再度訪れたいと思わせる。しかし登りは結構急で、これがまた苦しい。

 この急坂を大きなポリタンクを担いで、喘ぎもせず登る女性たちに出会った。ホテル・エベレスト・ビューでは水洗トイレと洗面台の水は近くの谷から引かれているが、飲料水と料理の水は、実はクムジュン村の彼女たちによって運ばれているのだ。運んだ帰りはホテル敷地内の落ち葉を集めて(目撃した友人によれば、道具も使わず素手で集めていたとか)、竹籠(ドッコ)で持って帰る。聞けば手間賃は、日本円に換算して考えればびっくりするほど僅かであるが、彼らにとってみれば現金収入源でもある。世界最高所にあるホテルは、麓のシェルパの里の人々に支えられていること、そしてそれは既に彼らの経済をも支えていることを痛感した。

 喘ぎながら登って行くホテルへの坂の途中で、馬で帰ったメンバーの出迎えを受けた。別のオプショナルツアー「クムジュン・クンデ村ゆったり散策」より早い帰着だったとか。やはり馬は早い。16時頃ホテルに帰着。クンデピークからの下りからは再び自分のザックを背負ったが、ホテルへの丘の登り返しでは最初からガイドさんにポーターをお願いした。ガイドのラジャンさんにお礼の言葉とチップを差し上げ、握手してもらった。

トイレ事情その1 - トレッキングエリア

※ ヒマラヤ街道全般のトイレ事情は経験していないが、経験した範囲で。(特に女性は現地のトイレ事情が心配だと思うので)

 ナムチェバザールで宿泊したロッジとホテル・エベレスト・ビューは共に“一流”の宿泊施設だったので「水洗トイレ」だが、使用済みのトイレットペーパーを流すのは禁止で、備え付けのゴミ箱に捨てることになっていた。下水設備の問題なのかもしれない。ナムチェバザールからシャンボチェ、クンデピークのトレッキングの最中は当然トイレはない。そこで途中で利用できるトイレとしては、集落でのロッジのトイレをお借りすることになる。ロッジで借りるとたいてい「戸外」のトイレになるようで、しかもその設備や使い方は様々。そのようなロッジの戸外トイレを利用したので、ちょっとレポート。

 クンデピークに登る前にトイレをお借りしたのは、農家と兼業しているような小さなロッジ。中に入ると意外に広くて大量の落ち葉が積んである。四角い穴があるだけのポットン式で、落とし物にはあとで落ち葉を被せて、腐葉土や堆肥を作る仕組みらしい。そのため使用済みの紙は落としてはダメ。ロッジのような外国の旅行者が利用するような施設なら、大概の場合大きめの空き缶が置いてあるので紙はその中へ。空気が乾燥しているためか臭気は全くなかった。

あるロッジの戸外トイレ
あるロッジの戸外トイレ

 下山してきてお茶をしたカフェがあるロッジのトイレも戸外だった。やはりやたらと広くて納屋兼用の様子。こちらは洋式便器が据えてあったが水洗ではない。小屋の中に水を溜めた大きなドラム缶が置いてあり、傍に柄杓用の大きめの空き缶。この空き缶で水を汲み、トイレを流せばよい。この場合でも使用済みの紙は流さず専用空き缶に。

 実はネパールはイスラム圏と同じく、紙は使用せずに「桶の水を柄杓などで汲んで左手で洗う」という文化圏なのである。だから“一流の”ホテル、ロッジ以外ではトイレットペーパーはないと思ったほうが良いし、使用済みトイレットペーパーは専用空き缶へが原則である。

 なお、シャンボチェの飛行場には待機所前の小屋にトイレがあり、ここも板の間に穴が開いているだけのタイプであった。いずれも手を洗う設備などはないので、ポケットウェットティッシュは必携である。

カトマンズなど市街地でのトイレ事情については、こちらを参照 »

トレッキングエリアでの入浴について

 ナムチェでのロッジにはバスルームにバスタブとシャワーの設備があったが、添乗員さんから「高所では夜間の冷え込みで風邪を引きやすいので入浴しないように」との注意があったので使用しなかった。ホテル・エベレスト・ビューでも同様だが、そもそもバスタブ・シャワーがあってもお湯は出ないようだ。水の供給問題や空気が薄い高所でのポイラー問題などがクリアできていないらしい。

 ホテル・エベレスト・ビューではホテルスタッフが朝と夕食後に、洗顔や体を拭くためのお湯をポリバケツに入れに入れて各部屋に届けてくれる。乾期だったことで汗はかかなかったが、熱いお湯でさっぱりできるのは有難かった。ただホテルは暖房されておらず、朝晩のバスルームはかなり寒いので手早さが大切(笑)


 エベレストとローツェがオレンジ色に輝くのは、朝ではなく夕方である。しかし滅多に見られないらしい。この日も夕方になると雲が山を隠してしまった。しかし日没頃には少し晴れ、エベレストとローツェ、タムセルクに雲がかかっていなかった。部屋のテラスでオレンジ色のエベレストを見ようと待ったが、陽光が足りずタムセルクの頂の輝きもエベレストの斜面も色彩が乏しかった。しかも写真はピンぼけ(^^;

夕食のメインディッシュは豚カツ / Hotel Everest View
夕食のメインディッシュは豚カツ
デザートはパウンドケーキ / Hotel Everest View
デザートはパウンドケーキ

 この日の夕食のメインディッシュは豚カツだった。他に日本米のご飯にお味噌汁、野菜の煮物、茶碗蒸し、漬け物という日本の旅館のようなメニューに皆驚いた。まさかヒマラヤの麓で茶碗蒸しを食べられるなんて! デザートはドライフルーツ入りパウンドケーキ。

 このホテルのこんなに贅沢な、しかも和食のサービスについて違和感を持つ人がいることも承知している。しかし食べ付けない香辛料が強いネパール料理を食べられない日本人もいれば、香辛料や油で胃腸を壊すことが多い。しかも高所ではで胃腸の働きも鈍る。高度障害が進めば食欲不振になったり吐き気を伴うこともある。そんなとき、食べ慣れた食事を頂けるのはうれしい。実際メンバーの中にホテル・エベレスト・ビューに到着したとたん高山病になってしまった女性がいた。初日の夕食から欠席して、食事は持参のレトルトおかゆや、メンバーが差し入れたカップ麺やゼリーだけ。オプショナルツアーも参加せず、ほとんど部屋に引きこもっていた。その人もこの日の夕食には出てきて、豚カツには食欲をそそられたと言っていた。胃に優しい茶碗蒸しも有難かった様子だった。

 夜、屋上展望台に上がれば満天の星! 天の川を見たのは何年ぶりだろう…。

 ホテル・エベレスト・ビュー連泊の2日間とも快晴だった。翌日はルクラを散策してカトマンズへ。


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