ナムチェバザールへ (2)

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第3日目 11月24日 カトマンズ → ルクラ → シャンボチェ →(トレッキング)→ ナムチェバザール

シャンボチェ / Syangboche

 ヘリは山を越えたり谷間を飛んだりして気流が難しいコースにも関わらず、全く不安を覚えることもなく、エキサイティングなフライトだった。11:20 シャンボチェのヘリポートに着陸。着陸の寸前にはシャンボチェに近い山、コンデ・リとクーンビラ山が見えていたが、すぐに曇ってしまい姿を隠してしまった。どんよりした空の下、標高3800mのシャンボチェはさすがに寒く、厚手フリースを着て他のメンバー到着を待った。

シャンボチェのヘリポートに着陸 / Syangboche
シャンボチェのヘリポートに着陸
他のメンバー到着を待つ / Syangboche
他のメンバー到着を待つ

 富士山にも登ったことがないのに、3800mの標高に一気に来てしまった。ヘリコプターから降りて小屋がある待機場所へと、緩やかな傾斜を登るのにもやはり息が切れた。

 他のメンバーの到着を待つ私たちが座ったベンチの後ろで、即席のお土産屋さんが開店。ナムチェバザールから来たらしいオバサンが、広げた布の上に毛糸の手編み帽子やら刺繍のポーチやらを所狭しと並べて、「お客さん安いよ、ど~お?」みたいな感じで話しかけてくる。

 シャンボチェのヘリポートにメンバー全員が揃い、流暢に日本語を操るガイドのマヘンドラさんに率いられて出発。トレッキングに必要がない荷物を入れたダッフルバッグは、ポーターさんたちが大きな籠に幾つか入れて担いで運んでくれる。ポーターの中には若い女性もいて、彼女たちの籠のダッフルバッグの数は男性ポーターより少ない。

 時間はお昼を過ぎていたが、プロペラ機組のお弁当が添乗員さんのウッカリで行方不明なので、ランチはロッジで作ってもらうよう手配したとのこと。カトマンズの空港でヘリコプター組に渡されたお弁当は無事(笑)

 飛行機に積まれてきた物資をヤクやゾッキョが運んでいく。ヤクとゾッキョの違いを教えてもらう。ヤクは高地に適応した牛で、長い毛に覆われている。ゾッキョはヤクと牛の混血種で毛は短い。歩いていて荷運びのヤクやゾッキョの隊列が来たら、道の山側に寄って道を譲る。通行はヤクとゾッキョが優先という決まりになっている。

荷を運ぶヤクの隊列
荷を運ぶヤクの隊列
毛が短いのはゾッキョ
毛が短いのはゾッキョ
ナムチェバザールへ
ナムチェバザールへ

 しばらく下ると眼下にナムチェバザールの集落が見えてきた。

 畑も段々なら建物も、山の傾斜に貼りつくように段々の上に建っている。全てがすり鉢状の段々の上にある。やがて経文を彫った石(マニ石)とマニ車があるお寺があり、ここがナムチェバザールの入り口である。

マニ石の向こうにナムチェバザール / Namche Bazaar
マニ石の向こうにナムチェバザール
マニ石が並ぶ寺の石垣 / Namche Bazaar
マニ石が並ぶ寺の石垣

《解説》 マニ石(mani stone):真言(マントラ)を彫った石や岩。マニとは宝石の意味。峠にもよく見られた。

 宿泊するロッジは集落の高い場所に建っていた。シャンボチェ飛行場からずっと下りで楽だったが、ロッジへの登りで息が切れた。休憩を含み1時間20分、14時頃ロッジに到着。

 ロッジで昼食。メニューは暖かいポタージュスープ、焼きそば、「モモ」と呼ばれるネパールの餃子。ヘリ組4人分のお弁当も皆で分け合って食べた。

ナムチェバザール / Namche Bazaar

 標高3440mにあるナムチェバザールは昔からこの地方の交易の中心地で、今も土曜市(バザール)や山を越えて来たチベット人の市で賑わう。またエベレストを擁するクーンブ地方のヒマラヤトレッキングの拠点のため、ロッジや店が整備されていてトレッカーは日用品から登山用品まで何でも買い揃えることができる。
ナムチェバザールのメインストリート / Namche Bazaar
ナムチェバザールのメインストリート
チベタンバザール / Namche Bazaar
チベタンバザール

 いったん部屋に入ったあとナムチェ村散策に出かけた。土産物屋、登山用品の店、インターネットカフェ、ロッジ、レストラン、ベーカリー、小さなスーパーマーケットなどが雑然と建ち並んでいて、路地に入ると迷いそうだ。村の人、外国人のトレッカーが行き交い、荷を運ぶゾッキョが歩く。学校帰りの子供たちは、観光客を縫って軽々と登り下る。

 土産物屋からは声がかかる。土産物屋、登山用品の店での買い物は値段交渉が欠かせない。

広場のチョルテン(仏塔) / Namche Bazaar
広場のチョルテン(仏塔)

 お店で品定めをしたりショッピングをしながら下っていくと、広場に出た。傍には共同水場や水車で回る大きなマニ車。広場のチベット人の市(チベタンバザール)を見て回った。チベット人が中国製品を担いで山を越えて来るそうで、商品は衣料品や靴など。ユニクロの偽物があったのが可笑しい。彼らはここでテント生活をしている。広場の外れには仏塔(チョルテン)が建っている。登り返すのがたいへんなので、散策はここまでとした。

ヒマラヤン・カルチャー・ホーム

 ナムチェで宿泊したロッジは「ヒマラヤン・カルチャー・ホーム」である。バス・水洗トイレ付きの個室で、シュラフは使用しない、きちんとベッドメーキングされたツインルームだった。ベッドカバーの上にも更に厚手の毛布が用意されていて、この毛布と、夜になるとガイドさんが持ってきてくれる湯たんぽとで寒さが凌げた。

ヒマラヤン・カルチャー・ホーム(ロッジ) / Namche Bazaar
ヒマラヤン・カルチャー・ホーム(ロッジ)
ロッジのツインルーム
ロッジのツインルーム

 webにはこのロッジの情報がなかったので、散らかっていて恥ずかしいが、部屋の写真も公開。

大盛りのポップコーン 後ろがポテト
大盛りのポップコーン 後ろがポテト
夕食 / ヒマラヤン・カルチャー・ホーム
チキン・温野菜・炒飯などの夕食

 ヒマラヤン・カルチャー・ホームでの夕食には、大盛りのポップコーンが何故だか…。高所では一応お酒は御法度なので誰も手が伸びなかった。丸ごと蒸かした馬鈴薯がホクホクで美味。さて、明日は晴れてくれるかな…。

 夕食のときに、高所障害の有無・度合いを調べるため、添乗員さんによる小型パルスオキシメーターでの血中酸素飽和度と心拍数のチェックがあった。

 測定結果は、血中酸素飽和度(SPO2)が78%程度、心拍数も100近かった。SPO2の数値はツアーメンバーの中でも低い部類だったが、測定中にひとつ深い呼吸をするだけで80%にアップすることで、添乗員さんからは大丈夫でしょうと言われて安心。とりあえずは頭痛や食欲不振などの症状もなく、ここまでは快調。

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