アイスライントレイルハイキング (1) / The Iceline

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第3日目 8月1日

 夕方から夜にかけて降った雨も上がり、今朝は透き通った青空に白い雲が美しい。2階レストランのバルコニーから見るレイクルイーズの湖面は鏡のように波ひとつなく、静かに山々を映していた。テレビの天気予報では雨もある曇りということだが、信じられない上々の天気。

ホテルレイクルーズの朝食レストラン
ホテルレイクルーズの朝食レストラン
朝のレイクルーズ / Lake Louise
朝のレイクルーズ / Lake Louise

 ホテルレイクルイーズをチェックアウトし、2人のガイドさんが運転する車に分乗してヨーホー(Yoho)に向かった。Trans-Canada Highway の左側にキッキングホース川(Kicking Horse River)が見えてくる。流れが逆巻く川、 whitewater である。

 車はYoho Valley Road に入り Yoho River 沿いに進む。オートキャンプ場があるので前方にキャンピングカーが走行していた。しばらく行くと、トレーラータイプのキャンピングカーは進入できないので車を乗り換えるようにという注意書きの看板がある。その訳はこの先に珍しい車道のスイッチバックがあるからである。カーブがきついので車は前進とバックを何回か繰り返して進む。

 レイクルイーズから30分くらいでタカカウ滝(Takakkaw Falls)の駐車場に到着した。

コース概要

タカカウ滝(往復0.8km) --- 入山口 ---(1.3km)--- ヨーホーパストレイルとの分岐 ---(1.2km)--- アイスライン合流点 ---(3.2km)--- セレスタレイク分岐 ---(5.7km)--- 入山口
エリア ヨーホー国立公園
歩行距離 0.8km+およそ10km(最高点まで行くと12.8km)
標高差 580m(最高点まで行くと690m)
最高地点 およそ2100m(最高点まで行くと2230m)
コースタイム 約5時間

 ハイキングスタート地点と途中のポイントをマーカーで示した地図です。ポイント地点の写真も見られます。GPSログを取得していないので、ポイントの位置はアバウトです。右端の拡大アイコンで別画面で大きな地図が開きます。

ヨーホー川 / Yoho River
ヨーホー川 / Yoho River

 “健脚組”はアイスライントレイルを登ってセレスタレイクトレイルを下山し、タカカウ滝までヨーホーバレートレイルを歩いて戻る周回コース。ペースもガイドさんに合わせて歩いて8時間以上のコースタイムだという。

 私たち“ゆっくり組”はアイスライントレイルの往復である。この日の“ゆっくり組”参加は私たちともう一組のカップル(ツアー最高齢72歳の男性の)だけ。“健脚組”参加9人は私たちより一足先に出発。彼らにエールを送ってから“ゆっくり組”はのんびりタカカウ滝下の展望所までの散策路を歩き出した。

タカカウ滝 / Takakkaw Falls

タカカウ滝(Takakkaw Falls)
タカカウ滝

 カナダ第2の落差380mを誇るタカカウ滝は、流れが岩壁にぶつかってしぶきが飛び散り、水の音が大きく轟き迫力満点。滝がどこから流れ出しているのかは、これから登っていく対岸のアイスライントレイルからわかる。

 対岸の山とはエメラルド氷河を抱く President Range(The President / 3138m、The Vice President / 3066m、Michael Peak / 2696m からなる連峰)である。

 観光客に混じりタカカウ滝を見学した後、道路を渡ってアイスライントレイルへ。道路わきの草原にプリックリーローズ(Prickly Rose)が蕾をつけていた。プリックリーローズはアルバータ州の州花で、アルバータ州の車のナンバープレートにもこの花のイラストが描かれている。

Prickly Rose(オオタカネバラ)
Prickly Rose(オオタカネバラ)
ハイキングコース道標
ハイキングコース道標

 ハイキングコースの分岐には写真のようなトレイルの道標がある。またトレイル入り口には掲示板タイプの案内板があり、コースマップとともに道路状況、熊に対する注意書きなどが掲示されている。

 アイスラインの入山口からつづれ折りにぐんぐん登る。

Common Harebell(ホタルブクロ)
Common Harebell(ホタルブクロ)
Alpine Cinquefoil(ウラジロキンバイ)
Alpine Cinquefoil(ウラジロキンバイ)

 このトレイルは花が多い。Common Harebell(コモンヘアベル / ホタルブクロ)やキジムシロやキンバイ系の花、Alpine Cinquefoil(アルパイン サンクフォイル / ウラジロキンバイ)などが見られた。

 ガイドさんに黄色のカタクリ Glacier Lily(グレイシャーリリー)の株を教えてもらう。カタクリの根は熊の好物だとか。

タカカウ滝の源流デイリ氷河が見えてくる / The Iceline
タカカウ滝の源流デイリ氷河が見えてくる
もうすぐ森林限界
もうすぐ森林限界

 タカカウ滝の轟く水音を常に聞きながら登っていく。登るにしたがってさっき見上げて見て来たタカカウ滝がだんだん目線の高さにまで上がってくる。1時間ほど登るとタカカウ滝の水の源であるデイリ氷河(Daly Glacier)が見えてきた。なおも登るとだんだん樹木が低くなり、やがて森林限界を越える。

 朝の青空がウソのように曇ってしまい、天気予報通り時折小雨が降ったりやんだりしていた。ガイドさんによれば、カナディアンロッキーの夏は滅多に一日中雨が降る天気にはならないそうで、小雨もカッパを着るほどではなかった。ただ森林限界を越えると風が強くかなり寒かった。

砂礫帯を登る / The Iceline
砂礫帯を登る
眼下になったタカカウ滝 / The Iceline
眼下になったタカカウ滝
北東の展望 / The Iceline
北東の展望

 先発した“健脚組”グループは周回コースなので、戻ってくるはずがないのに下山してきた。全員カッパを着ている。私たち“ゆっくり組”の最終目的地である氷河を間近に見る地点まで登ったが、風雨がひどいうえ行く手方向も雨雲の中なので引き返してきたとのこと。不安定な天気なので雲の動きも読めない。

 私たちはそのまま登り続けることになった。途中のタカカウ滝を望む場所で休憩し、お弁当のサンドイッチの半分を食べてから再び登って行った。


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