バーストールパストレイル (1) / Burstall Pass Trail

写真のキャプションにアイコン がある場合は、画像をクリックすると拡大表示します。拡大画像の画面は、パソコンの場合は画像下のバーの < > で、モバイル端末ではスワイプで画像を順番に見ることができます。

第6日目 8月4日

カナナスキス マウンテン ロッジ / Kananaskis Mountain Lodge

 カナナスキスカントリーとはアルバータ州がロッキー山脈の東山麓に1977年に設立した、リクリエーションのためのエリアである。1988年冬季カルガリーオリンピックではアルペンスキー会場になっている。

 その中心にあるカナナスキスビレッジはホテル、ゴルフ場、インフォメーションセンター、土産物店、スポーツショップなどがある滞在型リゾートである。ビレッジには民家がなく警備しやすいことから、宿泊したデルタ ロッジ アット カナナスキス(現在はKananaskis Mountain Lodge)は2002年のサミット会場になった。

 高層建築ではなく自然の中にマッチしている。13年前の観光ツアーでも宿泊していて、自然の中にあることと静かなことが気に入ったホテルなのだ。客室の窓を大きくとっていて、カーテンを開けると森の中にいるようである。

追記:当時は「Delta Lodge At Kananaskis」でしたが、ホテル名が変わったようなので書き換えました。

Kananaskis Mountain Lodge »

Kananaskis Mountain Lodge
Kananaskis Mountain Lodge
2002年サミット記念のプレート
2002年サミット記念のプレート

 ハイキング最終日のバーストールパストレイル(Burstall Pass Trail)については出発前に予備知識を得られなかった。購入したガイドブックに掲載されていないのでインターネットで検索してみたのだが、日本語でも英語でも1件もヒットしなかった。スペルがわからないので適当に入れてみたのだが、検索結果はゼロ。検索でヒットしなかった理由は出発前に送られたスケジュール表に「バーストレイルパスハイキング」とミスプリントされていたのが原因だった。

 何の予備知識もなく期待もせずに歩いたが、バーストールパストレイルはこのツアーのハイキングコースで最も楽しめたコースだった。メドウ(草原)歩き、樹林帯から高山帯へと変わっていく登り、沢の渡渉もあって変化に富んでいる。なんといっても終着点バーストールパスからの展望が素晴らしい。登ってきた谷、氷河を抱く山、はるか遠くにはMt.アシニボインも望む。観光の中心地から外れているためハイカーが少ないようだし静か。コースを私たちだけで独占しているような気分に浸れたハイキングだった。

コース概要

入山口〔10:10〕--- 板の橋を渡りメドウへ〔11:30〕---〔12:20頃〕樹林帯に入る(休憩)〔12:30頃〕---〔13:25〕樹林帯を抜ける(昼食30分)〔13:55〕---〔14:15〕バーストールパス(休憩15分)〔14:30〕---(休憩)---〔16:20〕板の橋付近(休憩・記念撮影)〔16:50〕---(休憩)---〔18:10〕入山口
エリア カナナスキスカントリー ピーターローヒード州立公園
歩行距離 15.0km
標高差 475m
最高地点 2375m
コースタイム 約5時間30分

※ バーストールパスが掲載されているハイキング用の地図は、かなり広域の地図だったため購入してきませんでした。そのためトレイルのポイント間の距離がわかりませんので、このコースについては実際に歩行したときの記録からの「時間」を載せておきます。ただしかなりスローペースです。

 ハイキングスタート地点と途中のポイントをマーカーで示した地図です。ポイント地点の写真も見られます。GPSログを取得していないので、ポイントの位置はアバウトです。右端の拡大アイコンで別画面で大きな地図が開きます。

ビッグホーンシープ
ビッグホーンシープ

 車でカナナスキスビレッジを出たところで、車道脇を歩いていたビッグホーンシープがいた。この辺りが好きなのか帰路でも遭遇した。

 この日は“健脚組”も“ゆっくり組”も全く同じコースであるが、“健脚組”はバーストールパスから多少先まで余分に歩く。いつものように“健脚組”が先発する。“ゆっくり組”は6人。膝痛がでてしまったメンバーが加わったので、更にゆっくりなペースで歩く。

出発 / Burstall Pass Trail
出発
コース案内板 / Burstall Pass Trail
コース案内板

 入山口の駐車場にあるトイレは観光客が来ない場所なので、汲み取り式だった。

 歩き出すと池(Mud Lakeの一部)があり、徐々に湿地帯の草原に変わっていく。草原の向こうにはカナナスキスに特有な石灰岩質の白っぽい山並みがそびえている。そんな風景を右手に見ながら、日本の林道のような幅広い道を登っていく。

Mud Lake / Burstall Pass Trail
Mud Lake
谷を歩く / Burstall Pass Trail
谷を歩く
エルクの糞
エルクの糞

 林道のような幅広い道というのは傾斜がゆるやかな割には疲れるもので、カナナスキスも太平洋沿岸の湿った温暖な気候の影響があり湿気があって汗をかく。右耳にカナダのブヨの初洗礼を受けてしまった。

自転車置き場 / Burstall Pass Trail
自転車置き場

 自転車置き場が現れた。ここまでマウンテンバイクで登ってこられる。写真は復路で撮影したもので、自転車の所有者は復路ですれ違った中年女性ふたりだった。この写真を撮影後の下山途中で自転車で颯爽と下りてく彼女たちに抜かれた。友達同士午後から気軽に登り、バーストールパスまでは登らずに下りてきたという感じである。

トレイル
トレイル
板の橋を渡りメドウへ
板の橋を渡りメドウへ
ビーバーが作ったダム? / Burstall Pass Trail
ビーバーが作ったダム?

 道幅が狭くなり登山道らしくなってきた。しかしすぐに板の橋を渡り、沢の氾濫源のような河原に入る。河原にはツツジのような潅木が繁り、幾筋にも分かれて流れている小川の向こうは草原。そして草原の向こうの山並みがなんとも雄大だ。山並みが間近に見え、しかも何も隠すものがなく端から端まで見える。空が広々としている。カメラに収まりきれないスケールの景色である。

Mount Birdwood and Pig's Tail / Burstall Pass Trail
Mount Birdwood and Pig's Tail
Commonwealth Peak / Burstall Pass Trail
Commonwealth Peak
奥にロバートソン氷河が見える / Burstall Pass Trail
奥にロバートソン氷河

※ 山の名前は帰国後にインターネットで調べました。

Mount Birdwood(3097m)/ Commonwealth Peak(2774m)

道標
道標
沢を渡る / Burstall Pass Trail
沢を渡る

 平坦な河原の砂利道はトレイルがわかりにくい。道標はあるが、ガイドさんがいなければお手上げになりそうである。小川は幾筋も好き勝手に流れていて、何度も丸太で渡ったり飛び越えたりしなければならない。沢の大部分は浅いのだが、防水仕様のトレッキングシューズでよかった。


拍手ボタンを押してくださると管理人の励みになります。

web拍手 by FC2

PAGE TOP