ムースクリークでオーロラ初体験 (3) 第2日目 8月23日

ホワイトホース → ムースクリーク / ムースクリークロッジ泊

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ムースクリークロッジ / Moose Creek Lodge

 17時45分頃にムースクリークロッジに到着。スマートフォンのGPSアプリによる記録だと、走行距離約400㎞だった。

 歴史あるログハウスのロッジはハイウェイから少し奥まった場所にあるため、自然の中にある山小屋のような雰囲気。親しみやすい笑顔で迎えてくれたのは、この小屋を切り盛りしているスイス出身のマヤさんという女性。

ムースクリークロッジ
ムースクリークロッジ
ムースクリークロッジ
ムースクリークロッジ
ムースクリークロッジの面白いオブジェ
ムースクリークロッジの面白いオブジェ
ムースクリークロッジの面白いオブジェ
ムースクリークロッジの面白いオブジェ

 玄関の屋根には名前の由来ムース=ヘラジカの角。ロッジの前には動物や蜂らしき虫を模したユーモラスなオブジェが点在していて、アットホームな雰囲気を醸し出している。

 本館の1階に厨房と食堂、トイレとシャワー室があり、その奥の部屋はお土産用の品々が並んでいる。この2階にある2部屋と、敷地内に数棟あるキャビンが宿泊者用である。本館のシャワー室はカーテンが吊されているだけの1箇所で、共同使用。トイレは水洗だが、川の水を利用しているらしく水圧が低い。ハイウェイのそばにあっても山小屋なのである。

本館の宿泊用ツインルーム
本館の宿泊用ツインルーム

 ツアー会社から前もってこのロッジでは男女別相部屋になると聞いていたが、この日の宿泊は私たちのツアーだけだったので、夫婦同室での部屋割りだった。本館2階の大きい方のツインルームが私たちの客室で、ログハウスらしく大雑把な作りだけれど広さは充分。

 電気スタンドが点灯しなかったり、バッテリーの充電をしようと思ったらコンセントがベッドが邪魔で使えなかったりという不便はあったが、それも細かいことは気にしないユーコンらしさと思えば楽しい。

ロッジの宿泊用キャビン
ロッジの宿泊用キャビン

 キャビンを割り当てられたツアーメンバーさんを訪問。キャビンは作り付けのガッシリとした2段ベッド+独立ベッドの3人部屋で、小さなシンクが備えられ、ポットとカップのセット、インスタントコーヒーが用意されている。ストーブの上にはヤカンが湯気を立てていた。本館の個室より快適そうで、キャビンに泊まってみたかった。 ただしキャビン利用者は屋外のトイレ利用となる。コーヒーをご馳走になってお喋りが弾んだ。

Moose Creek Lodge, in Canada's Yukon Territory »

ユニークなジョッキで夕食前ビール
ユニークなジョッキで夕食前ビール

 マヤさんが作るお料理は美味しかった。私にとってアメリカ・カナダでの食事はボリューム過多なので、プレートでのディナーの場合は残さざるを得ないが、心がこもったお料理を残すのは申し訳なくなる。

 食事後にツアーリーダーさんによるオーロラ撮影テクニックのミニ講習会(笑) といっても受講者は、私ともう一人のメンバーのミラーレスカメラユーザー2名。

興奮のオーロラ初体験

 夕食後部屋の窓から外を見ると、まだ薄明るい。オーロラを見に行ける準備を整えておき、仮眠をとった。しかし頭が冴えて眠れない。2時間に満たない浅い眠りのあと、23時半くらいに外に出てみた。ぼちぼちと他のメンバーも出てきた。オーロラが見えるとしたら北の方角の空である。あらかじめツアーリーダーからは、ロッジの正面に向かい上空が北の空だと教えてもらっている。ロッジ前の広場で三脚を立てていると、人生2度目のオーロラ撮影に燃えるKさんがやってきて、道路を渡った向こう側に開けた場所があり、暗いので鑑賞&撮影に好適地だとのこと。明るいうちに下見済みとか…さすが!

 その場所に行くと、男性友人2人組は既に待機中だった。三脚・カメラのスタンバイOK。あとはオーロラのお出ましを待つだけだが、初日から見られるとも思っていない。Kさんが語る「何度もオーロラツアーに参加しても、なかなか見られない人もいるんですよ」という話を、「ふ~ん、そうなんですかぁ」と聞いたりしているうち…。

 スタンバイ後10分経つか経たない頃、Kさんが言った。「あれ、オーロラじゃない?」。男性メンバーが返した。「うん、そうだよねぇ。あれ」

 私の目には“あれ”は薄い白い雲にしか見えなかった。え?オーロラなの、あれ。

生まれて初めてのオーロラ
生まれて初めてのオーロラ

 半信半疑でカメラを向けてシャッターを切った。写った画像が液晶画面に表示されたその瞬間、頭の中で「キャッ!やったぁ」と叫び、声に出して「写ってるー!」。

 2014年8月24日午前0時10分、生まれて初めてのオーロラ・ライブに大興奮(^^)

徐々に強くなるオーロラ
徐々に強くなるオーロラ
通過した車のヘッドライトで台無し
通過した車のヘッドライトで台無し
気を取り直してさらに撮影
気を取り直してさらに撮影

 オーロラの光りが徐々に強くなってきて、メンバーの皆も興奮してきた。目の前の道路はハイウェイから少し逸れた脇道で、それも深夜だというに、通過する車がある。リモコンでシャッターを切ったあとの露光時間中に、無慈悲な車のヘッドライトが近づいてきた。そんなときは「あ~ぁ…」と言って諦めるしかない(笑)

 西寄りに陣取っていた男性組から「こっちに出たよー」と声が上がった。西の空に大きなオーロラがたなびいていた。肉眼ではやはり「白い雲」にしか見えないが、この頃には脳内で緑色に補正して見始めていた(笑)

この晩のオーロラのベスト1
この晩のオーロラのベスト1
だんだん弱まってくるオーロラ
だんだん弱まってくるオーロラ

 この晩で一番美しいオーロラショーは数分間で終わってしまい、始めのオーロラが見えだして50分ほど経った頃には、待っても強いオーロラは出現しなくなった。切り上げて戻ることにしよう。

 道路を渡りロッジ前の広場でキャビン宿泊組と「おやすみなさい」の挨拶を交わしたあと、ふと見上げるとロッジの屋根の向こうに強いオーロラが出ているのだった。

ロッジの屋根の向こうに出たオーロラ
ロッジの屋根の向こうに
ロッジの明かりを入れてオーロラ撮影
ロッジの明かりを入れて
オーロラショー第一幕終演
オーロラショー第一幕終演

本館宿泊組の私たち夫婦とKさんとでしばし撮影大会だったが、あまり長くは続かず20分後には部屋に引き上げた。

 翌朝朝食時間より早めに食堂に行くと、朝食の準備をしていたロッジのおかみさんアナさんに「昨夜はNorthern lights(ノーザンライツ)を見られましたか?」と声をかけられた。拙い英語で「見られました。私は初めての経験です」と答えたら、ニコニコして「おー、良かったですねー」と、我が事のように喜んでくださった。


※ 撮影したオーロラ写真は、「オーロラの撮影について」のページにも載せています 撮影したオーロラ写真を見る »

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