トゥームストーン準州立公園軽ハイキング (5) 第5日目 8月26日

イーグルプレインズ →(トゥームストーン準州立公園ハイキング)→ ドーソン・シティ / ドーソン・シティ泊
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ドーソン・シティでオーロラ・ウォッチング

 ドーソン・シティはオーロラが頻繁に発生する地帯「オーロラベルト」の真下に位置しているので、イエローナイフ、ホワイトホースほどではないが、オーロラ鑑賞を目的に訪れる人も多い。ただし町中は街灯などで明るく、しかもドーソン・シティの町がユーコン川が流れる谷間にあり空が開けていないため、オーロラ鑑賞には向いていない。町の北にそびえる山地に、ドーム(The Midnight Dome)と呼ばれる丘がある。市内から車で10分ほどで行くことができ、ドーソン・シティでオーロラ鑑賞をするにはそのドームに行くのが一般的である。

 私はドーソン・シティでのオーロラ撮影を一番楽しみに待っていた。旅行前のネット検索で、ドームから撮影したオーロラ写真を見ていたからだ。ツアーの日程表には鑑賞地についての詳細はなかったが、この夜やはりドームで鑑賞するとわかり、わくわくしていた。理由は「風景を入れたオーロラ写真」を撮りたかったからだ。オーロラ自体を“見るだけ”や“撮るだけ”であれば、その場の風景にはこだわる必要はない。しかし私は天体写真を撮りたいわけではない。“オーロラが舞う夜景”を撮りたいのだ。

 ムースリークロッジやイーグルプレインズでは、そういう「オーロラ風景写真」におあつらえ向きの山の端がなく、スプルースの木のシルエットを入れるくらいの工夫しかできない。ところがドームではシルエットとして入れられる山の端がある。そして運良くオーロラ爆発(ブレイクアップ)に遭遇すれば、ユーコン川の川面がオーロラの光で浮かび上がる写真を撮れる可能性もある。気合いが入って当然である(笑)

 深夜0時にホテルを出発。ドームに到着して、砂利の斜面を登っていく。昼間に訪れていない場所なので、足元を照らすだけのライトでは、どんな地形なのかもどんな場所なのかもわからない。だんだん暗さに目が慣れてきて、何となくわかってきた。車を降りた場所から盛り上がった小さな丘の上まで登ったらしい。そして見下ろす谷には、ごぢんまりとしたドーソン・シティの町の明かりが輝き、うっすらとユーコン川も見えた。三脚を据えて空を狙った。うーん、雲が多い…。

雲間に見えるオーロラ
雲間に見えるオーロラ
紫色のオーロラ
紫色のオーロラ
山の端とスプルースを入れて
山の端とスプルースを入れて
ぼんやりとしたカーテン状
ぼんやりとしたカーテン状

 うすぼんやりとして雲との区別がつかないが、撮影してみるとオーロラだった。0時20分頃からずっとオーロラが出るには出るのだが、光が弱いぼんやりとしたオーロラばかりだった。しかも雲にオーロラが隠されてしまったり、雲に反射してしまったりの残念なオーロラばかりだった。

 オーロラと山の風景の写真を撮りたくても、オーロラは願い通りの場所に現れてくれない。

 たまたま景色が入れられるショットを狙えても、オーロラの光量不足で景色まで写ってはくれない。

流れ星入りオーロラ
流れ星入りオーロラ
少し強いオーロラ
少し強いオーロラ
強い光の稲妻型
強い光の稲妻型

 いつの間にか露光時間にも気を遣わなくなり、なんとなく撮影に熱が入らない。雲間の星空は美しく、流れ星が絶え間ないほど流れては落ちていく。ようやく午前1時を過ぎた頃から、別の方角に強めのオーロラが出るようになった。ひとしきり撮影した1時半過ぎ、ツアーリーダーの声がかかりドームの丘を後にした。

 ドームを下りホテルに戻る途中、車の窓からもオーロラが見える。そのうちオーロラの光がどんどん強くなってくる。ドームでの鑑賞が不完全燃焼だったので、気持ちが落ち着かない。同じ気持ちのメンバーのなかから、下車して撮影したいと声が上がった。

 ツアーリーダーさんが車を停車させたのはドームへの道の途中、暗くてよく見えないが、小型ブルドーザーと何か資材が置かれているスペースだった。雲が邪魔をしているのは残念だが、たなびいて更に上に吹き上げるようなオーロラが出ていた。

Midnight Dome Roadで
Midnight Dome Roadで
Midnight Dome Roadで
Midnight Dome Roadで
工事資材が写り込み(笑)

 この旅でのオーロラ撮影のチャンスは、この晩が一応最後になるので気合いが入る。20分ほど撮影してからホテルに戻った。ホテルの部屋で撮影画像を再生してみれば、このときの写真は「風景を取り込んだオーロラ写真」になっているのだが、その風景とは工事資材だったというお粗末(笑)

撮影したオーロラ写真は、「オーロラの撮影について」のページにも載せています 撮影したオーロラ写真を見る »

宿泊したホテルの宿泊棟
宿泊したホテルの宿泊棟

 ドーソン・シティの街中、ホテル前の通りでも、街灯の明かりの下でオーロラが見えていた。宿泊したホテルは複数の宿泊専用棟が別個にあるタイプで、私たちの宿泊棟前で車を降りた。私たちの客室は2階だった。外階段の踊り場バルコニーからも、そのオーロラはくっきり見えていた。周囲が明るくなければここで撮影できちゃうのになぁ…と思いながら部屋に入った。

ウエストマーク・イン・ドーソン・シティ

 ドーソン・シティで宿泊したのはウエストマーク系列のホテルで、ドーソン・シティでは最高級ホテルだそうだ。

ウエストマーク・インのメイン棟
ウエストマーク・インのメイン棟
メイン棟フロント
メイン棟フロント

 フロントとロビー、ダイニングルーム、ギフトショップがある棟と、客室専用の棟が別棟になっている。客室専用棟は複数棟、通りを挟んだ一角に建てられていて、すべてパステルカラーに塗られた木造である。

 フロントのロビーにはパソコンコーナーがあり、無線LANの利用も無料だ。ログインに必要なIDとパスワードは、チェックインして渡されるカードキーの袋にメモが入っているので、フロントで聞く必要もない。しかし客室にはインターネット環境のサービスはないため、無線LANの利用はフロント周辺に限られる。それでも日本を出国してからのネット断絶状態がドーソン・シティで解消。スマートフォンでメールチェックやSNSへ投稿したり、夫は日本の新聞記事をダウンロード。

Westmark Inn Dawson City »

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