ツンドラの紅葉・北極圏ハイキング (1) 第4日目 8月25日

イーグルプレインズ →(北極線ポイントとハイキング)→ イーグルプレインズ / イーグルプレインズホテル泊

北極圏へ

写真のキャプションにアイコン がある場合は、画像をクリックすると拡大表示します。拡大画像の画面は、パソコンの場合は画像下のバーの < > で、モバイル端末ではスワイプで画像を順番に見ることができます。
北極圏を目指して出発
北極圏を目指して出発

 前日に告げられたこの日の出発時間は11時30分なので、8時までぐっすりと眠った。二晩続いた深夜のオーロラ鑑賞での寝不足も、ちょっぴり解消した。食事はビュッフェでのブランチ。今日のドライブは短い。座席は適当に交代していて、この日は夫が助手席に座った。

イーグル平原を行く
イーグル平原を行く
イーグル川を渡る
イーグル川を渡る
デンプスター・ハイウェイ
デンプスター・ハイウェイ

 高い山稜はなくなり、デンプスター・ハイウェイの行く手は広々とした原野に吸い込まれていくように見える。

北緯66度33分 北極線 / Arctic Circle

北極線の案内板
北極線の案内板
北極圏到達証明書
北極圏到達証明書

 12時5分、北極圏の限界線「北緯66度33分」と書かれた案内板がある地点に到着した。

 このツアーを選んだ理由が「北極圏に行く」からという参加者も多いので、北極圏到達でテンションが上がる。実のところ、私は「来た!」という感慨は感じたが、オーロラを見た時のような興奮や感動はなかった。私自身は「ツンドラの紅葉 > オーロラ > 北極圏」という順位だからかも知れない。

北極線案内板の周囲のツンドラ風景
北極線案内板周囲のツンドラ風景
北極線案内板の周囲のツンドラ風景
北極線案内板周囲のツンドラ風景
北極線案内板の周囲のツンドラ風景
北極線案内板周囲のツンドラ風景

 むしろ案内板以外にはいっさい人工物がない、この場所の周囲の景色の方に眼を奪われた。

北極圏ハイキングでツンドラを体感

 デンプスター・ハイウェイを車でさらに北へ、ハイキングに適した丘陵地へ向かった。途中でハイウェイから脇道に入り、砂利の小山の傍でツアーリーダーは車を停めた。一見すると採石場のような雰囲気だが、こんな場所に採石場があるわけがなく、自然の砂利山なのである。

GPSログデータでみるコース概要

《場所》 北緯66度37分付近(北極圏内)リチャードソン山地(Richardson Mountains)の一角
《標高》 登り始め:およそ700m 尾根上:およそ850m
《歩いた距離》 およそ1.45㎞
《移動時間》 およそ1時間30分+(20分*)注:ハイキングスタートの時間帯にGPSアプリでのGPSログ取得が行われていない不具合があり、歩き出してから20分後からのデータになっています。

 ハイキング中のGPSログをグーグルマップに重ねたルートマップです。ポイントのマーカーをクリックまたはタップすると、写真や説明が見られます。この日のドライブルートは地図のスクロールや縮小・拡大で見てください。右端の拡大アイコンで別画面で大きな地図が開きます。

GPSログデータでみるコース概要

《場所》 北緯66度37分付近(北極圏内)リチャードソン山地(Richardson Mountains)の一角
《標高》 登り始め:およそ700m 尾根上:およそ850m
《歩いた距離》 およそ1.45㎞
《移動時間》 およそ1時間30分+(20分*)注:ハイキングスタートの時間帯にGPSアプリでのGPSログ取得が行われていない不具合があり、歩き出してから20分後からのデータになっています。
標高と距離の推移グラフ
標高と距離の推移グラフ(カシミールで作成)
登った山(走行する車から撮影)
登った山(走行する車から撮影)

 ユーコン準州の山岳・丘陵地帯は、登山道やハイキングトレイルの整備はほとんどされていない。トゥームストーン準州立公園エリアの登山道・トレイルが整備されたのは、ごく近年のことだそうだ。トゥームストーン準州立公園のウェブサイトには「トレイルを踏み外さないで歩くこと」という注意書きがあるが、準州立公園エリア外の山岳・丘陵地帯は、基本的にどこを歩いても良いことになっているそうである。

 今回歩くツンドラの丘陵にもトレイルはない。そこを歩くことに植生保護の観点から心配しがちだが、そもそも年間に歩く人間は自然破壊を及ぼすほどの人数にはならない。登山をするならトゥームストーン領域の登山コースがある。ここは国内外からハイカーが押し寄せるような場所ではない。

足元の紅葉したウラシマツツジ
足元の紅葉したウラシマツツジ

〔12:30〕スタート:砂利の小山を回り込み、灌木を掻き分けてツンドラの原野に入った。アークティックバーチ(北極樺)とウラシマツツジが見事に紅葉していた。踏まないように歩くのが躊躇われるが、先に進むためにはそうも言っていられない(笑)

 あまり植生の保護を気にかける必要がないとはいえ、なるべくバラバラになって歩き、同じ場所を踏みつけないようにする配慮は必要。ところがツンドラというのは、永久凍土の上にコケ類や地衣類が茂っているので、その上を歩くと“ふわふわ”なのである。深く沈み込むほどではないが、登りでは足が沈むぶん体重を引き上げなければならないので、土の上を歩くより疲れる。つい踏み跡を辿りたくなる。

ツンドラの斜面を登る
ツンドラの斜面を登る
ツンドラの斜面を登る
ツンドラの斜面を登る
名前がわからない高山植物
名前がわからない高山植物

 緯度が高いので標高が低くても、既に森林限界を超えている。30分ほど登っただけで振り返ると素晴らしい見晴しだ。風を受けにくい岩陰には、時折咲き残った高山植物の花が見られた。また花は咲き終わっていたが、チョウノスケソウの葉は至る所に群生している。夏は一面お花畑になるのだろう。見てみたいと思った。

拍手ボタンを押してくださると管理人の励みになります。

web拍手 by FC2

PAGE TOP