氷河急行の旅 (2)

 氷河急行に乗車した経路のマップです。ポイントのマーカーをクリックまたはタップすると、写真や説明が見られます。右端の拡大アイコンで別画面での大きな地図が開きます。

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 ティーフェンカステル(Tiefencastel)とトゥージス(Thusis)間にレーティッシュ鉄道で一番高い高架橋「ソリス橋」があるのだが、全く気がつかないうちに通り過ぎたらしい。ソリス橋はユリア川に架かる石造りの橋で、全長164m、高さ89mである。

テーブルセッティングされた指定席 / Glacier Express
テーブルセッティングされた指定席

 指定席がランチためにテーブルセッティングされた。いよいよお料理が給仕されるのかと思ったら、クール(Chur)駅で車両切り離しのため20分の停車だそうだ。

 電車から降りてみるとホーム反対側には「スイス国鉄(正しくはスイス連邦鉄道 - SBB CFF FFS)」の2階建て車両が停車中。夫はホームを走って切り離し作業を見に行った。鉄分多めの血が騒ぐ停車時間だった(笑)

クール(Chur)駅停車中の氷河急行 / Glacier Express
クール(Chur)駅停車中の氷河急行
スイス連邦鉄道の2階建て車両
スイス連邦鉄道の2階建て車両
ライン渓谷に沿って走行 / 氷河急行の車窓風景
ライン渓谷に沿って走行

 再び電車が発車すると、先頭車両が逆になった。しばらくは美しいライン渓谷に沿って行く。料理が運ばれてきてランチタイムになった。

ランチコースのメインディッシュ / Glacier Express
ランチコースのメインディッシュ

 ランチはスープ、メインディッシュ、デザートのコース料理である。メインディッシュは「ゲシュネッツェルテス」というチューリッヒの名物料理。薄切り牛肉をブイヨン、生クリームやワインなどで煮込んだ料理である。日本でも馴染みがあるロシア料理「ビーフストロガノフ」に似ている。付け合わせにライスとにんじんのグラッセ。デザートはチーズの盛り合わせかティラミスかのチョイス。

参考:ゲシュネッツェルテス / スイス政府観光局 »

 お土産の販売をするスタッフも回ってくる。以前食堂車で使われていたカーブで電車が傾いても中身がこぼれないように初めから傾いたワイングラス、絵葉書やキーホルダーなどの氷河急行関連グッズが買える。ワイングラスの見本を見せてもらうと、プラスチック製だったので買わなかった。

 13時を回った頃から天気がさらに悪くなり、窓の外の風景は白一色になってしまった。なんと雪も降ってきた。

雪の中を走行 / 氷河急行の車窓風景
雪の中を走行
アンデルマット(Andermatt)駅 / 氷河急行の車窓風景
アンデルマット(Andermatt)駅

 全線中でクール(Chur)駅が一番標高が低く、標高584mである。ライン渓谷を抜けて標高1130mのディゼンティス(Disentis)駅へと上る。さらに全線中もっとも高所の標高2033mのオーバーアルプ峠(Oberalppass)へと、ラックレール(歯軌条鉄道)で上っていく。しかし雪の中、知らない間に峠を越えていたようだった。

 アンデルマット駅に停車中の14時頃、雪は止んでいなかったが雲間に3000m級と思われる高い山が覗いていた。

アンデルマットとメレル間 / 氷河急行の車窓風景
アンデルマットとメレル間 / 氷河急行の車窓風景

 雪が止んで青空になると陽差しが強くて、パノラマカーは温室のようになる。夏の乗車は暑くてたいへんだろうと思う。しかし車窓風景はやはり夏の方に軍配が上がるだろう。雪景色は単調で、曇り空だとアルプスも見えずに精彩に欠ける。

 氷河急行の車窓風景は、思ったほどには絶景ポイントが少ないのかもしれない。サンモリッツ駅に置いてあったレーティッシュ鉄道ベルニナ急行のパンフレットを持って帰ったが、ベルニナ急行の車窓風景は絶景だらけであるようだ。

 リーダーアルプへ行く私たちはブリーク(Brig)のひとつ手前の駅であるメレル(Mörel)で下車しなくてはいけない。しかし氷河急行はメレル駅には停車しないことになっている。実はツアーの催行会社であるアルパインツアーがレーティッシュ鉄道と交渉し、私たちが乗車している電車を特別に停車してもらう手はずにしてあるそうだ。英語での車内アナウンスでも「次のメレルでは特別停車です」と言っていて吹出してしまった。15時35分にメレル駅で氷河急行を下車。

 メレルからリーダーアルプへはロープウェイで行く。リーダーアルプは山の上にあるリゾート地で、ツェルマットと同様にガソリン車の乗り入れを禁止しているのである。メレル駅から各自スーツケースを引いてロープウェイ乗り場へ行く間、電車内で痛めた脚が歩くと痛いことに気がついた。大丈夫かな…。

リーダーアルプへ上がるロープウェイから
リーダーアルプへ上がるロープウェイから
リーダーアルプ・ミッテから南側の眺め
リーダーアルプ・ミッテから南側の眺め

 ロープウェイから下の集落を見ると民家に自家用車が停めてあるし、舗装されて除雪した小道もある。住民は途中までガソリン車が使えるのか、それとも全部エコカーなのか?

 10分ほどでリーダーアルプのロープウェイ山上駅「リーダーアルプ・ミッテ」に着いた。駅前の広場に出ると麓まで断崖状の傾斜になっていて、崖っぷちで遊んでいる幼児に冷や冷やするほど。そこから望む山々の山頂部には重たい雲がかかっていた。明日の天気が心配である。

 宿泊するホテルまで徒歩で向かったが、雪道を歩くと左脚がひどく痛くて早く歩けなかった。捻挫に近い状態かもしれない。天気より翌日以降の行動が心配…。


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