おわりに

クールマイユールでの思い出探し

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 ところでこのツアーレポートの「はじめに」で、15年前のクールマイユールで“ロープウェイとチェアリフトでモンテ・ビアンコ(モンブラン)展望地まで行った。その山腹のお店での生ハムとスパゲティの美味しさは、今でも語り草なのだった”と書いた。その山小屋あるいは山小屋風レストランがどこにあるのか、何という店なのかが記憶も記録もなくて「謎」なのだった。撮影した写真は店内の食事風景と、お店の前の様子の数枚があるだけ。曇りだったため周囲の山岳はほとんど写っていない。手がかりは利用したロープウェイを撮った写真と、割合鮮明に残っているロープウェイ乗り場の記憶だった。

 再訪したからには探したい。とりあえず宿泊ホテルからも近い「Funivia Courmayeur」というロープウェイ乗り場に行ってみた。夫とふたりで「あ、ここだ、ここだ!」。乗り場の様子が写真と記憶のそれにかなり似ていた。だが、運行時間が終了していたので、記憶にある紺色で大きなゴンドラなのかどうかは確かめられなかった。乗り場の案内板が違うような気がするし、決め手に欠けた。

Funivia Courmayeur ロープウェイ駅 / Courmayeur
Funivia Courmayeur ロープウェイ駅
営業時間外でゴンドラは見られず / Courmayeur
営業時間外でゴンドラは見られず
客室バルコニーから見えるロープウェイ / Courmayeur
客室バルコニーから見えるロープウェイ

 実はこのロープウェイは宿泊ホテルの客室バルコニーからよく見えていて、ロープウェイと乗り継ぐチェアリフトがあるようにも見えなかった。後日手に入ったクールマイユールマップでも、チェアリフトは書き込まれては居なかった。

15年前の写真 プラン・シェクルイ
15年前の写真 プラン・シェクルイ

 この旅の帰国後に15年前の写真をあらためてチェックしてみると、チェアリフトの乗り場に向かう写真が隠れていたことに気づいた。そしてそのチェアリフトの行き先表示「MAISON VIEILLE」がバッチリ写っているではないか。

 地図を見ると MAISON VIEILLE すなわちメゾン・ヴィエイユ小屋は、ロープウェイ Funivia Courmayeur で上がったプラン・シェクルイ(Plan Checrouit)から少し上の、シェクルイのコル(Col Checrouit)にある。「Maison Vieille」を検索すると、メゾン・ヴィエイユ小屋のサイトにヒット。石造りの壁でワインが並ぶ棚があるレストラン内部の様子が現在もほぼ同じ、テーブルクロスのかけ方も同じだった。15年前の足跡探しは、ようやく「メゾン・ヴィエイユ小屋」までたどり着いたのだった。

Rifugio La Maison Vieille »


帰国日 第11日目 7月17日

 帰国日の朝は最高の朝焼けが見られた。グランド・ジョラスとモンテ・ビアンコ、共に山頂の上に雲がかかっていたが、朝日を反射しての照り返し効果にちょうどおあつらえ向きの雲だった。特にモンテ・ビアンコは3日間を通して最高のモルゲンロートだった。たくさんの新しい思い出を作ったこの旅の、締めくくりにふさわしい忘れられない輝きだった。

グランド・ジョラスの朝焼け / Courmayeur
グランド・ジョラスの朝焼け
ダン・デュ・ジェアンの朝焼け / Courmayeur
ダン・デュ・ジェアンの朝焼け
モンテ・ビアンコの朝焼け / Courmayeur
モンテ・ビアンコの朝焼け
モンテ・ビアンコ 最高の朝焼け / Courmayeur
モンテ・ビアンコ 最高の朝焼け

ヨーロッパアルプス フラワーガイドのまとめ

 それぞれのコースレポートで紹介した花写真の項目「ヨーロッパアルプス フラワーガイド」のリンクは以下です。「ヨーロッパアルプス フラワーガイド」の項目に含めていない花写真もあります。

レポート中の地名表記と標高について

地名と施設名の表記について

 ヨーロッパのアルプス山脈は多くの国にまたがっていて、このツアーでのヴァッレ・ダオスタを訪れた地域もスイスやフランスとの国境に接しています。このことからヨーロッパアルプスの山岳、峠、湖、氷河、村などの名称は、イタリア領内に位置していても日本ではドイツ語読みやフランス語読みの名称で通用していることがあります。有名な観光地では英語読みの名称も加わります。ガイドブックやインターネット上でも混在している模様です。そのような場合、このレポートではなるべくイタリア語読みを採用し、できるだけイタリア語も併記しました。ただしイタリア語のアクセント付き文字は、ブラウザの「エンコード問題」があるため使用していません。

 また日本語読みについても、発音の受け取り方の違いで、様々な表記で書かれている地名があります。小さな村の名称などでは、ツーリストから配布された資料とヴァッレ・ダオスタ州観光局の日本語公式サイト、ネット上の個人レポートなどの表記がバラバラな事も多々ありました。イタリア・アルプスはスイス・アルプスより日本からの訪問が少ないので、名称の定着・統一が行われていないためでしょう。これについてはネット上で多く通用している呼び方を採用しました。

標高について

 レポートで掲載するハイキング・トレッキングコースのデータは、ツーリストから配布された資料(地図・地形図のコピーや日程表など)とイタリア現地で入手した観光案内マップ、パンフレット、トレッキングガイドの冊子を参考にし、不明な点はインターネットで調べました。地名はともかく、山岳や登山口などの標高の場合は、資料によって違うことがよくあり困りました。イタリアで作成・発行された資料でも冊子によって記載された数字が違ったりして、どちらを選択するか迷いました。とはいえ100m単位で違うという事ではないので、気にしないでください(笑)


 特に山頂を目指さず、景色が良い山道を歩き、峠を越え、時には国境を越え、山小屋に泊まりながら数日間かけての山歩き(つまり、トレッキング)ができるエリアとしては、ヨーロッパアルプスは最高である。良く整備されて安全なトレイル、要所要所には設備が整った宿泊施設やレストラン、エスケープルートとしても使えるロープウェイやリフト、そして麓には比較的近い距離にリゾートタウンがある。15年前にフランスのラック・ブラン小屋で、ツール・ド・モンブランをトレッキング中の中高年日本人カップルに出会ったが、当時私たちはツール・ド・モンブランを知らなかった。今では各社ツーリスト主催のツール・ド・モンブランツアーはたくさんあり、ネット上でもツアー参加組、個人旅といろいろなレポートを読むことができる。

 このツアーではツール・ド・モンテローザとツール・ド・モンブランの一部を含む、ヴァッレ・ダオスタ全体のトレッキングエリア「トル・デ・ジェアン」の一部を歩いた。「一部」であっても良いとこ取りなので、ツール・ド・モンブランの人気の理由もわかった気がした。こうなるとやはり「全部」ではなくても、「一部」ではなく半分、いや三分か四分くらいは歩いてみたい誘惑に駆られる。そもそもトレッキングスタイルこそが、“ふたりで山歩き”を続けて来られた重要な要素なのだし。しかしすべて山小屋利用になると、重いザックを担いで歩かなければならない。三度目のヨーロッパアルプス行きがあるかどうかは、私の心がけ(体力作り)次第で決まる(^^;



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アンナプルナサウスの朝焼け
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