HOME > 山行一覧 > 白馬落倉高原でスノーシューイング(3)(2007年1月4日〜7日)


白馬落倉 ペンション シンフォニー

ペンション シンフォニー
ペンション シンフォニー
 落倉高原ではペンション シンフォニーに2連泊した。自家源泉を持つ天然温泉のペンションである。年末に源泉のパイプを掃除したら、それまで白濁した湯だったのが透明になってしまったと嘆いていらしたが、ヌルヌル感がある“美肌のスベスベ湯”系の泉質はなかなか良い。女性用浴室のほうが若干広いが、22時以降は内鍵をかけての貸切風呂になり、男女どちらの浴室でも入浴可。

 宿泊日の設定コースによって変わるお料理は、和食とフレンチを組み合わせたコース料理で、量・味共に満足。

夕 食
夕食
牛肉の陶板焼きがメイン
夕食
紅心(こうしん)大根のスープ

ペンション シンフォニー






小谷温泉 山田旅館

→小谷温泉山田旅館の参考ページ〜「秘湯ロマン」新潟・長野の秘湯
「山のいで湯〜日本秘湯を守る会スタンプラリー」ページ

 5日の夜から雪が降りだした。地元にとっては待望の雪で、天気予報では大雪になっていくらしい。小谷温泉に移動して宿泊先の山田旅館の近辺をスノーシューで歩くつもりである。ところが大糸線の各駅停車の電車に乗車していると、日本海に近づくに従い雪が雨に変わっていった。小谷温泉へのバスは冬季は大凪下までしか運行しない。大凪下で山田旅館のご主人が待っていてくれた。かつての秘境の温泉も今は道路事情が良くなって、大凪下からは意外にもあっという間に到着した。

小谷温泉山田旅館
小谷温泉山田旅館
 部屋で落ち着くこともしないで、さっそくスノーシューを抱えて出発。登山やスキーに詳しいご主人にアドバイスを求めると、鎌池コースは初心者や夏道を歩いたことがない人には勧められないとのこと。積雪が半端なためかえって地形に惑わされ、迷いやすいそうである。そこで雨飾山登山口へと続く車道を登ることにしたのだが…。道路に出てみたら雪が積もっていなかった(笑)
 積雪がある辺りまで登って行ってもいいのだが、小雪がついに雨になってしまったので諦めて部屋に戻った。結局昼間の2時半頃から温泉三昧!

白馬落倉高原でスノーシューイング

山行日 2007/01/04-05
場所 長野県
温泉ページへ 白馬落倉温泉
小谷温泉
温泉ページへ
参考 白馬落倉高原
落倉高原バックカントリーフィールド

 本館にある浴室の入り口は観音開きで、なんとなく懐かしくなる感じ。浴室に入ると湯煙が満ちていて、写真(写真で見るよりは浴室は広めです)が満足に撮れなかった。浴槽に打たせ湯のようにして落ちているのは、宿の裏手で自然湧出している源泉である。47度とそのままでは熱い源泉を2mの高さから落とすことで冷ましているので、一切水でうめていない。浴槽の縁から溢れ出す「オーバーフロー」、つまり完璧な源泉掛け流しである。浴槽の周囲の滑り止め用タイルが湧出物で茶色くなっている。洗い場は2,3の水道(水)のカランのみで、まさに温泉に浸かるための浴室なのだ。浴槽の一角は浅くなっていて木の枕が置いてあり、寝湯ができる。

本館の浴室入り口
本館浴室の扉は観音開き
本館浴室
本館浴室はホンモノの源泉掛け流しの湯
新館の浴室
別館の浴室は露天風呂付き

 最近建てられた「別館」にも浴室がある。別館のお風呂の源泉は本館とは別(新小谷温泉)のものだが、成分はあまり違わないようだ。源泉掛け流しでもオーバーフローせず、接続している露天風呂に流し込んでいる。そのため新鮮なお湯は内湯なのだが、内湯は非常に熱いので露天風呂に入るしかなかった。晴れていれば展望が良いらしい。洗い場や脱衣所が近代的できれいな別館で身体を洗ったりシャンプーをして、ゆっくり本館のお風呂に浸かるというのがいい。

本館客室
新館客室 襖に陶製の部屋番号札
三階踊り場窓から
三階階段踊り場窓から

 客室の扉は襖だし、暖房は電気コタツと石油ストーブ。レトロな雰囲気は良いのだが、トイレと洗面所は共同なので廊下に出るとものすごく寒い(笑) 古めかしい本館・新館のトイレは寒そうなのだが、宿泊した三階のトイレだけは最近増築したらしい場所にあり、新しい洋式トイレだったのでラッキーだった。

 何もすることがないので何度も温泉に浸かり、部屋に帰りコタツでぬくぬくするだけ(笑) 部屋に置いてあった『小谷温泉讃歌〜山田寛・雪の中の青春』という、旅館と宿の前の主人山田寛氏の歩みについて編纂された本を読んでいた。深田久弥と旅館との関わりなど、興味深かった。

 夕食はおかずの品数が多くて食べきれないくらい。焼物、天ぷら、茶碗蒸しにコゴミのお浸しなど山菜が並び、“正統な”山の宿の夕食といったところ(笑)
 翌日7日の朝食の時に、「今日は七草ですので七草粥です」と言って運んできた椀の蓋を取ったら、お粥ではなく大きな角餅が入ったお雑煮(鶏肉、大根、青菜などの澄まし汁)なのだ。不思議に思って尋ねたら、この辺りの風習らしい。

双子峰の山は雨飾山?
双子峰の山は雨飾山?
夕食膳
これぞ正しい山宿の夕食膳

 トタン屋根に積もった雪が屋根の傾斜で自然に落ちる。建物の周囲にある掘割は落ちた雪を融かすためのものである。堀と古い建物がなんともいえない情緒をかもし出している山田旅館だが、屋根から雪が落ちるときは実はドシンと大きな音がして、おまけに建物まで揺れるのだ。これは安眠に差し支えるかな…。ところが夜半から再び降りだした雪はサラサラの雪で、屋根から滑り落ちずに静かに積もっていき、山宿の夜はしんしんと更けていった。

 翌朝窓からの眺めは前日と一変し、本格的に雪化粧した山々と小谷温泉が目の前に広がっていた。赤いトタンが見えていた屋根もすっかり真っ白になって、雪景色が旅情を深める。

 玄関がある二階建てが「本館」で江戸時代末期に建築された。隣接する三階建ては「新館」。大正時代の建築で、私たちはこの新館三階の客室に泊まった。江戸時代の建物を含む7棟は文化庁の登録有形文化財である。最近建てられた別館には宿泊者のみ渡り廊下で行き来できるが、冬季は客室は休業。地下にある健康館(お風呂)と食事時の大広間だけ利用する。 


山田旅館雪景色

建物の周囲に雪落としの堀
建物の周囲に雪落としの堀
二階廊下の窓から
二階廊下の窓から
激しく降る雪
激しく降る雪
ドイツ温泉博覧会出泉の看板
「内務省御選抜 独逸萬国霊泉博覧会出泉」
田中冬二の詩碑
常連客だった詩人田中冬二の詩碑
前日は雪がなかった道路に除雪車登場
前日は雪がなかった道路に除雪車登場

※フラッシュのコンテンツ「IDサイト」にも写真を掲載してあります。メニューバーの〔Photo〕→〔Memories 2 2007年〜〕をクリックすると開きます。

※他に栂池自然園乗鞍高原裏磐梯五色沼美ヶ原高峰高原夏沢鉱泉湯の小屋温泉奥日光でのスノーシューハイクの記録もあります。





南小谷駅待合室のコタツ
南小谷駅待合室のコタツ
 スノーシューを諦めて旅館をチェックアウトし南小谷駅へ。徒歩15分の郷土資料館が休館と聞き、帰京の電車の出発時刻までの2時間以上を駅で待つしかなくなった。南小谷駅内待合所にはコタツがある一角があり、お年寄りや家族連れに人気があった。

おまけ…6日7日両日の昼食は、駅前道路を隔てた斜向かいにあるフランチャイズ店らしきラーメン専門店で。2日続けて食べられるくらいだから、ラーメンの味は悪くないです(笑)