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FOOD&DRINK

定番その1

バナナ

 行動食としてバナナを持っていきます。昼食場所に着く前にお腹が空いてチカラが湧かないときに、バナナを1本食べると即エネルギーになってくれるような気がします。何より飲み物がなくても喉に通りやすく、甘味が疲れを癒してくれます。完熟していない硬めのバナナでさえ、その酸味がかえって爽やかで美味しく食べられます。下界ではバナナがこんなに美味しいとはあまり感じませんが、山で食べると本当に美味しくて、バナナと共に“幸せ”を噛みしめてしまうのです。

 バナナを傷めずに持っていくには牛乳パックを利用します。特に細工もしない牛乳の空パックに互い違いに2本入ります。曲がりが強いバナナなら、パックに切れ込みを入れると良いです。みかんなどにも応用できます。以前松本駅から乗ったバスで、ザックはバスの後方にまとめて積まれたのですが、私のザックの上に高校山岳部のパーティーの大型ザックがどんどん積まれてしまいました。しかしバナナは殆ど無傷、無事でした。

 バナナを食べて用済みの牛乳パックには、ティーバック類の水物のゴミを入れたポリ袋を入れて持ち帰ると、袋が破れてザックの中を汚すということもありません。また切り開けば使い捨て“まな板”にもなります。(自宅ではお肉や油揚げを切る際に実行しています。脱線ですが主婦の知恵)

 牛乳は生協から購入しているのですが、昨年から紙パックを廃止してリターナル瓶になりました。それで最近は牛乳パックが不足の事態になってしまいました。

2001年2月記




定番その2

あんパン

 行動食、及び簡単な昼食用にあんパンは欠かせません。なかでも東京銀座に総本店がある、K屋の「酒だねあんパン」がお気に入り。山では口中が乾いて、おにぎりなど御飯ものがどうも飲み下しにくいタチの私にとって、しっとりとしている酒だねあんパンは食べやすいのです。普通の菓子パンに比べ高価で贅沢ではありますが…。

 K屋は東京、新宿、池袋、浅草などのターミナル駅のデパート地下に売り場があるので、遅くに出発する泊りがけの山行では行きがけに寄って購入しています。季節限定のオリジナルあんこ入り(梅、桃、抹茶 etc...)を求めるのも楽しみです。作りたてを販売しているので、夏場でも3日間は大丈夫=お店の人の保証付き。行きがけに買えない場合は早めに買いに行き、自宅で冷凍保存しておきます。

 また生協でも扱っているため便利なのですが、流通仕様の製品のためかしっとりさに欠けるのが残念です。最近は別のパン屋さん“米Q”のくるみ入りあんパンもお気に入りのひとつになりました。

 登山中はエネルギー補給のためとにかく「食べる」ことが必須です。好きなもの、食べやすいものを持っていくことは大事です。

2001年4月記




ビール記念日

下山後のビール

 ビールの美味しさを知ったのは、やはり山歩きを始めてからです。私はお酒がいける口ではないので(ホントです!)苦いビールよりはどこが美味しいのかと思っていました。

 そんな私が初めてビールが「ウマイ!」と思った“ビール記念日”は1994年5月3日です。

 それは連休を利用して神奈川県箱根の明神岳・明星岳に登った日でありました。宮城野橋に下山して強羅にある宿(フレンチのディナーがとても美味しいリゾートホテルでした)に向かう途中、酒屋さんの前を通りました。ビールの自動販売機を夫が見逃すはずはありません。人通りもないので思わずコインを入れて、ガチャンコ、ドンと出てきたビールを飲む夫の美味しそうなこと!「私も私も」とガチャンコ、ドン。言葉では尽くせぬ喉越しの快感、爽やかさ、そして他の飲み物では癒されない喉の渇きがスッと引く感じ…。遅ればせながらやっと体験したのでした。そのうえ350ml缶をほぼ一気飲みしたのも初めてのことでした。山頂ではホワイトアウトで寒かったものの、登りや下りでは蒸し暑くタップリ汗を絞られたため、身体が水分をそれだけ要求していたという事でしょう。お酒に強くない私が一気飲みの後でもさほど酔わずにいたのも不思議な経験でした。

 その日からは夫と同様、下山後のビールが楽しみになったのは言うまでもありません。ただし私たちは缶ビールを担いで登り山頂で飲むようなことは一度もしたことがなく、これからもしないでしょう。ビールはあくまで、汗をかいた下山後に何倍ものおいしさを味わえる飲み物だからです。

2001年4月記




非常食

賞味期限

非常食として利用しているもの    

栄養補助食品
皆さま定番のカロリーメイトの類。保存は利くのですが、もう少し食べやすくならないものでしょうか。
水戻し餅
災害用非常食として30袋入りダンボール箱で購入しています。黄な粉のあべかわ餅と磯辺巻きの2種類。
幸いにして災害時、遭難時に利用したことはありませんが、山頂の茶店のおそばを当てにして登った低山で、なんと茶店がお休みという非常事態になり昼食として食べた経験があります。
ナッツ類
ひとつまみでも高カロリー食品だそうです。食べ切りの量のアソート(個包装)タイプの商品を利用。
ドリンクゼリー
疲労時にも摂りやすいのですが、人工的な味に飽きもきています。

 これらのなかでも栄養補助食品と水戻し餅は、本当にまさかの時の非常食として、ファーストエイドキッド用の小袋に入れています。山行前のパッキングの際にふと気がついてパッケージを見れば、賞味期限が半年も前だ!などという発見も時々です。おまけにビスケットタイプの食品はあわれ形をとどめず粉と化していたり。またつい主婦感覚でゼリーを特売でまとめ買いして利用しきれず、賞味期限切れの物をやむなく持って行ったことも。

 賞味期限が迫っていることを知っていても、栄養補助食品の類は日常のコーヒーのお供にさえする気もなりません。ましてやダンボールで購入してしまった水戻し餅も5年の賞味期限を過ぎたらどうしてよいものやら?非常食を非常事態に利用しなくても良かった幸運は有難いのですが、捨てざるを得ない時の後ろめたさが困りものです。

2001年9月記


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