HOME > 山行一覧 > 鳥海山 御浜(2007年6月18日)その1


鳥海山 御浜

【余計な前書き】 インターネットで知り合った山仲間であり、メル友でもあるBUNさんから「6月の鳥海山のハクサンイチゲを見に来ませんか」と誘われたのは今年の1月。実はメル友になったばかりの頃、彼女が私にメールで送ってきた最初の写真が「6月の鳥海山御浜のお花畑」だった。残雪が美しい鳥海山(新山)の山頂部とハクサンイチゲの大群落。いつかは見てみたいと思った。そして2人にそれぞれいろいろな出来事や試練があった7年の歳月が流れ、再び一緒に山歩きができるチャンスが巡ってきた。私の7年越しの夢、鳥海山のお花畑を目指して。
〔参考〕
友人のBUNさんのサイト「BUNの山歩き日記」
BUNさんとの山行「檜洞丸」
BUNさんとの山行「鳥海山鶴間池他」
夕食
レディース定食「庄内美人」
 仕事を持つ彼女の休みと天気とハクサンイチゲの咲き具合。この3拍子が揃いそうなのは6月18〜20日。週間天気予報を睨みながら山行日を決めようと待っていると思わぬ伏兵が…。なんと登山口付近に熊が出没し、山菜取りの人に犠牲者が出たというニュースが全国ネットで流れたのだった。熊の出没情報くらいならたじろがないが、死亡者までとなるとかなり怖ろしい。が、熊避けの準備を万全にして決行することにした。いったん19日に決定していたところ直前の予報が「18日快晴」になり、17日の朝に計画変更。急いで航空便と鶴岡駅前のビジネスホテルを予約し、その日のうち羽田を飛び立った。てなわけで前夜は一人淋しくこんな夕食(笑)
鶴岡ワシントンホテル



コースタイム
象潟口鉾立登山口7:50出発…鉾立展望台…10:30長坂出合10:50…11:00御浜(昼食)12:10…12:15長坂出合12:30…14:00鉾立展望台…14:30鉾立到着


 鶴岡駅から鉾立までは車で1時間強の快適なドライブ。田植が終った緑の田園の向こうに鳥海山が山頂まですっきり見えて美しかった。一緒に登るBUNさんのお友達Y子さんとはこの日初対面だが、すぐに打ち解けお喋りも弾む。鳥海ブルーラインに入ると山麓の新緑と満開のタニウツギが目に楽しい。やがて当初の計画では3人で泊まるはずだった国民宿舎大平山荘前を通過。ここに宿泊すれば早立ちできる上、朝食用・昼食用のお弁当も用意してくれる。

象潟口鉾立登山口
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「熊に注意!」の看板が
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登山案内所の掲示板
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〔7:50〕出発:熊は明け方に活動するということなので、当初の計画より出発が1時間遅れたのはかえって良かったかもしれない。登山口で熊避けのための携帯ラジオのスイッチを入れ、もちろん3人とも熊鈴を鳴らしながら歩く。掲示板に熊避けの道具に「笛」とあるので、非常用の笛を首にかけた。

 コンクリートの遊歩道を進めば、両脇にはマイズルソウがびっしりと咲いていた。ナナカマドにも白い花。すぐに鉾立展望台。奈曽渓谷越しの鳥海山の頂「新山」と白糸の滝を眺めてから先に進む。

鉾立の駐車場とビジターセンター
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鉾立展望台から
曽渓谷越しの新山と白糸の滝
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日本海の海岸線と庄内平野
日本海の海岸線と庄内平野サブウィンドウを開きます

 コンクリートの道が登山道らしく変わると、ショウジョウバカマ、イワカガミ、オオバキスミレ、ゴゼンタチバナの花も目に付くようになってますます楽しい。

登山道
登山道
ウラジロヨウラク
ウラジロヨウラクサブウィンドウを開きます
オオバキスミレ
オオバキスミレ

鳥海山
(新山)標高:2354m
御浜(おはま)七合目

山行日 2007/06/18
場所 秋田・山形県
温泉ページへ 鳥海温泉
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MAP 鶴間池周辺地図 サブウィンドウを開きます
コースのイメージマップ
《画像について》
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 登山口の象潟は秋田県だが鳥海山の山頂部は山形県である。しばらく登ると山形県に入る。登山口から1時間ほどで最初の雪渓が現れた。この雪渓は50mほどのトラバースで終わり、渡りきるとシラネアオイの花が咲いていた。

秋田県・山形県の県境
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最初の雪渓
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シラネアオイ
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雪渓を歩く
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ムラサキヤシオが咲く潅木帯
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 やがて次の雪渓に突き当たり、ここからは本格的な雪渓歩きになるので軽アイゼンを付けた。BUNさんの山仲間の男性が週末に登ったので、雪渓の取り付き部にキックステップでの階段が切ってくれてあり、登りやすくて助かった。雪渓上部にはクレパスができて危険という情報も頂いていたので斜面の中腹を進む。なだらかな斜面なので恐怖感はなく、軽アイゼンがないY子さんも軽快に進む。左手の潅木の茂みの中に夏道(正規コース)がある。ムラサキヤシオが真っ盛りである。



雪渓と雲
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なだらかな登り
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 雪渓は賽の河原の上部斜面で常に日差しが当たり、けっこう暑い。だが雪渓の上を吹き渡る冷たい風が心地よい。振り返れば日本海から沸いた雲が美しい。

 雪渓の登りが終わりアイゼンを外す。ハクサンイチゲがチラホラ現れてきた登山道を登りきるとアッと声をあげる風景が待っていた。