観光編 (2) 奥祖谷(東祖谷)観光

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奥祖谷二重かずら橋

 国道439号を「いやしの温泉郷」へ向かう途中に奥祖谷二重かずら橋がある。翌日の午前中に三好市市営バス(スクールバス)で行く予定である。しかし「いやしの温泉郷」の迎えの方が寄ってくださるというので、お言葉に甘えることにした。

 剣山を源とする祖谷川にかかる奥祖谷二重かずら橋は、約800年前平家一族が剣山の「平家ノ馬場」での騎馬訓練に通うため架設したといわれている。観光用だけではなく現在も登山道の一部として、あるいはキャンプ場への入り口として使われている。

奥祖谷二重かずら橋「男橋」
奥祖谷二重かずら橋「男橋」
奥祖谷二重かずら橋「女橋」
奥祖谷二重かずら橋「女橋」
足元はスケスケ
足元はスケスケ

 「男橋」(43m)と「女橋」(20m)があり、川からの高さも男橋のほうが高い。足元の隙間から下の渓谷がスケスケでスリル満点!

野猿

 とても楽しかったのが野猿(やえん)だ。ロープを引いて橋を渡るいわば人力ロープウェイ。奈良県十津川村から持ってきたものとか。

野猿
野猿
野猿
野猿

いやしの温泉郷

 「いやしの温泉郷」は三嶺山麓の菅生(すげおい)にあり、旧青少年旅行村をリニューアルした折に温泉掘削に成功したそうだ。バンガローや離れ棟もある宿泊施設で、日帰り温泉入浴の利用客も多いらしくチェックインした時間にはロビーはなかなか賑わっていた。

いやしの温泉郷
いやしの温泉郷
いやしの温泉郷 宿泊棟
いやしの温泉郷 宿泊棟

 客室には空調のほかに床暖房、そしてキッチン設備(クッキングヒーターとシンク)まであり、三好市が運営しているが、公共の宿とは思えない贅沢感がある。浴室、客室などの施設内の清掃が行き届いていたので、好感が持てた。温泉はアルカリ性単純泉である。

いやしの温泉郷 夕食
いやしの温泉郷 夕食

 夕食のコースのお料理はあめご、祖谷蕎麦、祖谷豆腐を使い、「でこまわし」など郷土料理も美味しかった。

 レストランで夕食をしていたとき、宿泊利用ではない2,3の登山グループが宴会をしていた。どうやら地元ハイカーが三嶺登山のとき、下山後の“いやしの温泉”になっている模様である。


4月2日 / 晴れのち曇り

奥祖谷観光周遊モノレール

 西祖谷へ移動するバスの時間の都合で午前中の時間が空いた。そこでいやしの温泉郷の敷地内にある「奥祖谷観光周遊モノレール」に乗ることにした。宿泊者は割引乗車券をもらる。

 「奥祖谷観光周遊モノレール」とは、三好市が三嶺の斜面を切り開いて開発し、運営(いやしの温泉郷とは別団体)している観光用の遊覧モノレールである。

 実は旅行プランを立てたときに「いやしの温泉郷」のサイトにある「奥祖谷観光周遊モノレール」について調べた。当初の計画では観光客及び登山者が利用できる中腹までのロープウェイを設置し、終点駅周辺も開発しようとしたらしい。しかし登山団体などが反対運動を起こし結局市側が妥協して、標高1400m地点まで上り周回するだけで利用者は“降りられない”電動モノレールになったという経緯があったそうだ。

奥祖谷観光周遊モノレール
奥祖谷観光周遊モノレール
奥祖谷観光周遊モノレール
奥祖谷観光周遊モノレール

 出発地点の桜が見頃で、だんだん急勾配を登って行くときはワクワクし、勾配が急になると自動的にシートが水平になる仕組みに感心し、軌道の脇のミツマタの群落が花も見頃で楽しく…というのも初めのうちだけだった。歩くスピードより少し速い速度でのノロノロ運転の70分は、さすがに長すぎて飽きてしまった。乗車前にトイレを済ませないと泣く羽目になる。とにかく寒かった!

 軌道の脇に伐採された木々がそのままに放置されているのを見るのは辛かった。山に登れない人に手軽に森林浴を…というコンセプトも分からないわけじゃないが、やはり中途半端だなという印象。作ってしまったものは仕方がないから、せめて伐採跡の痛々しさをなんとかしてほしい。

 ちなみに下りで展望が良い箇所があるが、この日は地元の人も呆れるほどの黄砂で、近くの山の稜線も霞むほどだった。

 「いやしの温泉郷」で四国交通バスと連絡できる京上停留所まで車で送ってくださることになり、途中「武家屋敷喜多家」と県内第二位の杉の巨木「鉾杉」にも寄ってくださった。「いやしの温泉郷」もリピーターを増やそうと一生懸命ということもあるが、奥祖谷の観光地ずれしていない素朴な優しさに癒された思い。剣山登山だけでサッと通過せず、奥祖谷に泊まり奥祖谷を知ったことは忘れられない思い出になると思う。


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