HOME > 山行一覧 > 剣山と次郎笈(2007年4月1日)その1


 以前から四国で一番気になる山は三嶺であり三嶺にも登りたくて計画したみたが、四国は初めてなので今回は観光を優先し、以下のようなスケジュールで夜行発3泊4日の山旅をしてきた。

日程 行動 宿泊
3/30 東京22:00発--寝台特急サンライズ瀬戸--高松7:26着 寝台車
3/31 高松--琴電・琴平-《金刀比羅宮参拝》-JR琴平--阿波池田--貞光《うだつの街並み見学》--(タクシー)--見ノ越 剣神社簡易宿泊所
4/01 剣山・次郎笈登山(往復)、下山後に奥祖谷二重かずら橋観光 いやしの温泉郷
4/02 観光 (奥祖谷観光周遊モノレール)西祖谷かずら橋・小便小僧 ホテル祖谷温泉
4/03 観光 大歩危峡(舟下り) 帰京

 金刀比羅宮参拝

 四国に来たからには「こんぴらさん」へ詣でなければ。例の長い石段上りが久しぶりの登山の前のちょうどいいウォーミングアップになるし。というわけで金刀比羅宮へ。

金刀比羅宮表参道の桜並木
金刀比羅宮表参道の桜並木サブウィンドウを開きます
本宮からは讃岐平野と讃岐富士の展望
本宮:讃岐平野と讃岐富士の展望サブウィンドウを開きます
奥社まで1368段の石段
金刀比羅宮奥社にて


讃岐うどん名物「ぶっかけうどん」
讃岐うどん名物「ぶっかけうどん」
 表参道の桜並木も一気に開花してちょうど見頃だ。本宮の舞台のような展望台からは讃岐平野が見渡せ、讃岐富士がミニ富士のようである。多くの観光客は本宮までなので、奥社への道に入ると途端に静かになる。常緑樹の林の中の参道は涼しくて気持ちが良い。数メートルの高さのヤブツバキの花が鮮やかだった。奥社までの石段の数、実に1368段だそうである。
 表参道の讃岐うどんのお店に入り、本場の讃岐うどんを堪能し駅に戻った。

金刀比羅宮公式サイト


 貞光のうだつの街並み

 うだつ(卯建)は元来漆喰の防火壁であるが、時代と共に装飾的になり趣向を凝らした立派な「うだつの軒飾り」を競って造るようになった。「うだつがあがらない」の語源とも言われる。うだつの町並では脇町が有名だが、貞光では二層うだつや単層うだつなど多種多様。旧永井家庄屋屋敷と酒造業を営んでいた商家「織本屋」を見学した。

貞光駅
貞光駅サブウィンドウを開きます
貞光・一宇街道(剣山街道)の町並み
貞光・一宇街道(剣山街道)の町並み

徳島県つるぎ町観光情報

※この山旅の観光編は管理人のブログ「終わりのない旅」でご覧ください。
四国剣山登山と祖谷の旅・観光編(1)(2)(3)(4)(5)

剣山 標高:1954.7m
次郎笈 標高:1929m

山行日 2007/4/01
場所 徳島県
交通 JR予讃線貞光駅下車タクシー
(約70分・\9980)
見ノ越
※夏期のみバスあり
温泉ページへ いやしの温泉郷
MAP コースマップ
剣山コースマップ 131KB
《画像について》
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剣山と次郎笈

伝説の山 剣山・笹の緑の稜線歩きの次郎笈

【タクシーについて】 貞光から見ノ越までのバスは夏山シーズンだけである。途中の集落までは運行されているが、そこから歩ける距離ではない。従ってマイカーやレンタカーでない場合はタクシーを利用するしかない。ガイドブックやインターネットの剣山関連のサイトに掲載されている貞光タクシーに、東京を出発する前に予約の電話を入れた。ところが「見ノ越までの送迎は4月下旬からです」との答えが返ってきた。「え!でもインターネットの情報では山にも道路にも既に積雪はないそうですが」と言っても「いや、昨夜雨が降ったから見ノ越付近では雪になっているかもしれない」と、ほとんど断られそうな雰囲気。こちらも見ノ越まで行けなくなる事態は考えていなかったので、簡単にそうですかと引き下がるわけにはいかない。剣神社へ電話して道路状況を確認してもらうことにして、もう一度電話した。積雪がないとわかってもらってめでたく予約ができたのだが、今シーズンの雪不足はそれほど異常なことだったようだ。その今年の異常な雪不足を見込んで、平年ならこの時期では雪山である剣山登山を計画したわけだが、アクセスの点では少し危ない綱渡りだったかもしれない。

 見ノ越には民宿が多数あるのだが営業開始は4月から。3月31日に宿泊できるのは通年営業している剣神社の簡易宿泊所だけだった。また観光登山リフトの営業は平年4月上旬からなので、西島まで歩いて登ることになる。宿泊所は剣神社の隣にあり、剣山登山道は宿泊所の目の前。つまり玄関を出たら登山道なので便利なことこの上ない。
 宿泊所のあごひげのご主人はおそらく剣神社の宮司さん。ご夫妻で宿泊所を切り盛りされている。家庭的な手料理が美味しく、家庭風呂風の浴室だが入浴もできる。個室にはテレビもあり、暖房は石油ストーブとこたつ。浴衣の用意はなく布団の上げ下ろしは各自で行うので、基本的には山小屋のような感じの宿泊所である。

【参考】
剣神社簡易宿泊所剱神社
剣山観光を進める会ホームページ
剣山観光登山リフト


標準コースタイム 約4時間25分
見ノ越・剣神社簡易宿泊所--50分--西島--45分--剣山山頂ヒュッテ--5分--剣山山頂--30分--次郎笈峠--25分--次郎笈山頂--15分--次郎笈峠--20分--分岐--40分--西島--35分--見ノ越・剣神社簡易宿泊所

※コースマップ(上・左サイドを参照)はクリックで拡大します。最大画面で見てください。

2007年4月1日 天候 花曇り

「天涯の花」記念碑
「天涯の花」記念碑サブウィンドウを開きます
宮尾登美子自筆
宮尾登美子自筆サブウィンドウを開きます

 前日タクシーが見ノ越に向かう途中で雨になり、剣神社簡易宿泊所に宿泊した夜は暴風雨だった。雨量はそれほどでもないが、強風がゴーゴーとうなりを立てて部屋の窓に雨を叩きつけていた。テレビの天気予報では「雨のち曇り」だが携帯電話 iモードの「登山・ハイキング天気〜剣山」では3時頃から雨が止み、翌日は一日中晴天という予報だった。しかし宿泊所のご主人は「期待しないほうがいい。風が強ければ山頂部は這って歩くようになる」とおっしゃる。天候が回復しない場合は中止するか西島まで往復とし、カッパを着ての登山となる気配が濃厚。気が晴れないまま就寝した。 

 ところが明けてみれば前夜の嵐が嘘のように回復し、晴れ間も見える。

剣神社簡易宿泊所
剣神社簡易宿泊所
登山口
登山口サブウィンドウを開きます

〔7:50〕出発:神社の前の宮尾登美子「天涯の花」の記念碑を撮影してから出発。同宿だったドイツ人青年3人組みは三嶺への縦走らしい。ブナやミズナラの樹林帯を鳥のさえずりを聞きながらゆっくり登った。砂礫が多い土質で登山道はぬかるみもなく、とても歩きやすかった。

登山リフトの下をくぐる
登山リフトの下をくぐる
道標
道標

 歩き始めてすぐに登山リフトの下のトタンの簡易トンネルでくぐる。道標も完璧。

〔8:45〜8:55〕西島:樹林帯を抜けるとキャンプ場があり、すぐに登山リフトの西島駅。展望が開けていて気持ちが良い。西の方角を見れば深い谷の向こうに三嶺(みうねorさんれい)がそびえている。
 西島から山頂へは3つのコースがありいずれも時間は同じくらいである。大剣神社を経由するコースで登るつもりだったが、剱神社簡易宿泊所のご主人のアドバイスで、日当りがよく残雪が少ない尾根道のコースに変更した。尾根道コースの分岐は西島駅の裏を回り込んだ所にある。

登山リフト西島駅
登山リフト西島駅
西島からの展望
西島からの展望サブウィンドウを開きます
三嶺かな?
三嶺かな?たぶん。サブウィンドウを開きます


尾根道コース
尾根道コース
稜線上の山頂ヒュッテ
稜線上の山頂ヒュッテ
 尾根道コースはコンクリートで整備された階段状で、歩き良すぎるくらいである(笑) じきに稜線上の山頂ヒュッテが見えてきた。

分岐
分岐サブウィンドウを開きます
刀掛の松
刀掛の松
 左にキレンゲショウマが咲くという行場への道と、右に大剣神社コースと分けている分岐に到着。安徳天皇が山頂に登る途中、松の木に刀を掛けて休んだと伝えられる「刀掛の松」があるが朽ちている。