HOME > 山行一覧 > 天狗岳(2002年9月22日)その1


天狗岳

--- 北八ヶ岳と南八ヶ岳、双方の魅力満喫 --- (日没後に及ぶ下山でヒヤリ)

【余計な前書き】2連休を利用して登るため黒百合ヒュッテ泊での1泊2日の行程を計画していた。ところが週間天気予報が芳しくない。そこで一日で周回してしまうプランも準備し、宿泊の予約も手配しておいた。最新の天気予報では22日(日)は曇り、23日(月)は雨ということなので一日決戦を決断する。土曜日が休日ではない夫の帰宅を待ち午後4時半に家を出た。夕食は特急あずさ車内でのお弁当で済ませ、茅野駅前のビジネスホテルに8時30分チェックイン。ユニットバスでそそくさとシャワーを浴びた後は、ただもう寝るだけ。ツインルーム室料1万円の出費が吉と出るか凶と出るか? 朝一番の6時35分発渋ノ湯行きのバスは、私たち2人とあと1人の登山者だけを乗せて出発。そして冷え込んでいる渋ノ湯に到着した。

9月22日 曇り 曇り時々雨


標準コースタイム 約6時間20分 《自己タイム 10時間》

青字=標準タイム | 赤字=自己タイム

渋ノ湯7:50出発 …{0.40|1.05}… 8:55パノラマコースとの分岐9:05 …{0.30|0.30}… 9:35渋ノ湯・八方台分岐9:45 …{1.00|1.25}… 11:10黒百合平12:15 …{0.05|0.05}… 中山峠12:20 …{1.10|1.50}(休憩1回)… 14:20東天狗岳14:45 …{0.15|0.25}… 15:10西天狗岳15:20 …{0.30|1.00}… 16:20第2展望台16:30 …{0.20|0.30}… 17:00第1展望台17:05 …{0.30|1.05}… 西尾根分岐18:10〜{0.40|2.05}… 唐沢鉱泉20:15到着


渋ノ湯登山口
渋ノ湯登山口
〔7:50〕出発:4年前の秋に泊まった懐かしい渋御殿湯の前でバスを下車。交代で公衆トイレを利用してから出発した。登山口にある登山届提出所には記入用紙が1枚も残っていなかった。「仕方ないね」。しかし後で起きる事態を思えば、メモ用紙にでも記入して提出すべきだったかもしれない…。橋を渡り左右に分かれた登山道を4年前は右へと高見石に向かったが、今日は左に進路をとる。薄暗い針葉樹の森、苔むした岩、北八ヶ岳の特徴的な登山道をゆっくり登っていく。少し後に出発した中学生ぐらいの男の子とお父さんの親子が追いついてきたので先を譲った。



唐沢鉱泉・黒百合平分岐
唐沢鉱泉・黒百合平分岐
〔8:55〕唐沢鉱泉⇔黒百合平分岐:パノラマコース分岐の手前は傾斜がキツイ。息を切らせて登りきると、道標の周囲が開けた場所に出た。幾人かが休憩中だった。「ふぅ〜今日は体が重い」と言えば、夫が「重いのは今日だけじゃないでしょ」。隣のご夫婦がもらい笑い。「40分のところ1時間かかってしまった」とメモを取っていると、隣の奥さんが「ウチはもっとかかった…」とつぶやいていた。

 分岐からは明るい緩やかな道で気分良く歩ける。シラタマの白い実やゴゼンタチバナの赤い実、ダケカンバの変わり始めた葉の色が秋の到来を告げていた。空から雨が落ち始めてきた。次の唐沢鉱泉との分岐まで少し下る。

〔9:35〕 空腹を覚えたので軽食をとり、雨が本降りになる前にと考えレインウェアを着用した。岩がゴロゴロした涸れ沢状の道を登るようになる。雨が本降りになってきた。濡れた岩や桟道が滑りやすい。「今何を考えているかわかる?」と私が訊くと、夫曰く「黒百合平まででやめて引き返すんでしょ」。「ごメイサツ!」。
 初めの分岐で隣り合わせて休憩したご夫婦が途中で休憩していた。「目的地を変更しましたぁ」と声をかけると、「私たちも同じです」との返事が返ってきた。

黒百合ヒュッテ
黒百合ヒュッテ
〔11:10〜12:10〕黒百合平:黒百合平に到着。雨は上がった。黒百合ヒュッテの前のベンチで昼食にする。ヒュッテの「お蕎麦」や「ラーメン」のメニューに心惹かれるが、用意してきたパンで我慢することにした。じっとしていると寒い。熱い紅茶が美味しい。ヒュッテ玄関の寒暖計では12℃だが風が冷たく、薄手のフリース+レインウェアの上着でも寒い。小屋のお土産売り場に入るとストーブを炊いていて暖かい。お土産を物色するふりをして暖まった。真新しいトイレの建物があり、200円の利用料を箱に入れて清潔な水洗トイレを利用した。個室のひとつは更衣室。

 ガスが濃くなってホワイトアウトになったり、ガスが流れれば天狗岳へと向かう稜線が姿を現したりと刻々と変わる。しかし回復する兆しがないので、コーヒーを注文しようかなどと考えてのんびり構えていた。ところが急に明るくなってきて、見上げるとぼんやりとだが太陽が見えている。慌てて天狗岳へ向け出発することにした。ゴーロの天狗の奥庭を敬遠して中山峠回りとする。この時点では予定出発時間より1時間遅れだった。

天狗岳 標高:2646m

山行日 2002/09/22
場所 八ヶ岳(北八ヶ岳南部
交通 JR中央線茅野駅下車バス奥蓼科(渋の湯)行き約50分
busstop終点渋ノ湯
温泉ページへ 唐沢鉱泉
温泉ページへ
MAP コースマップ サブウィンドウを開きます
《画像について》
青枠があるか説明にサブウィンドウを開きます付きの画像は、画像自体をクリックするとサブウィンドウで拡大表示します。サブウィンドウをクリックすると閉じ、サブウィンドウはマウスのドラッグで移動可能です。



溶岩台地
溶岩台地
東天狗岳と西天狗岳
東天狗岳と西天狗岳サブウィンドウを開きます
 中山峠から少し登れば樹林帯を抜けて見晴らしが良い。雲海の上に北アルプスの峰々が浮かんでいる。諦めて下ってしまわずに良かったと思った。そして行く手には、鼻をもたげた東天狗と丸い西天狗が並んで見える。

 東天狗岳への本格的な登りにかかる。途中で朝の出発が一緒だった父子が登頂して戻ってきたのに出会った。





クサリ場
クサリ場サブウィンドウを開きます
「よっこらしょ」と山頂に(笑)
「よっこらしょ」と山頂に(笑)サブウィンドウを開きます
〔14:20〜14:45〕東天狗岳山頂:鎖場の急登を登りきると、目の前に曲がった天狗鼻が大きい。そして山頂にたどり着くと南八ヶ岳が目に飛び込んできた。すぐ目の前の根石岳も迫力がある。そして西天狗岳山頂にいる登山者も見える。



東天狗岳山頂から八ヶ岳主稜線
東天狗岳山頂から八ヶ岳主稜線サブウィンドウを開きます
根石岳
根石岳サブウィンドウを開きます
西天狗岳
西天狗岳サブウィンドウを開きます