夜叉神峠・高谷山
| 【余計な前書き】 今年のゴールデンウィークは夫のスケージュールがぎりぎりまであやふやで、始めから日帰り山行のつもりだった。ゴールデンウィーク前半が終わる頃、結局5月の4連休に予定が入らないことがわかった。慌てていろんなサイトの「今からでも間に合うゴールデンウィークの宿特集」などで泊まれる宿を探してみた。さすがに5月3日と4日は宿泊可能な宿はないに等しい。5月5日なら予約可能だったなかに、桃の木温泉別館山和荘があった。夜叉神峠・高谷山との組み合わせでここに宿泊したいとかねがね考えていた。またこの旅館は最近「日本秘湯を守る会会員」になっていたので、いっそうおあつらえ向きだった。しかし夜叉神峠登山口までのバスは夏期のみ運行(と思っていた)で、タクシーを利用すると約1万円かかるのである。何気なく山和荘のサイトのリンクを辿って南アルプスNET(芦安山岳館)のアクセス情報を見ると、ゴールデンウィーク中はバスが臨時運行しているではないか!しかし残念なことに、4連休のうち天気が良さそうなのは4日だけという週間予報。“お泊まり”は諦めて、結局日帰り登山になった。 |
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5月4日 天候 晴れ |
甲府駅夜叉神峠登山口行きバス乗り場に並ぶ人は、鳳凰山へ登る人、夜叉神峠ハイキングの人が混じり、装備も服装も様々である。やがて係員がやってきて、並び順にザックを2列に並べるようにとのこと。「バスは24席です。ザックの並び順で乗車し順番に座ってください」。半分くらいの人は座れなくなりそう。
バス乗り場は他の路線の乗り場も兼ねているので、発車ぎりぎりの時間に乗車するバスが到着した。全員乗り込んだ後になって、車掌と係員がバスをもう1台出すかどうかと相談している。増便を事務所に手配し、乗客に説明。あまりの手際の悪さにお客からブーイング。座れなかったお客が降りてもバスが発車しない。車掌が降りた客に乗車券を売っているのだ。結局9時発のバスは20分近く遅れて発車した。
〔10:45〕出発:バスの窓からのヤマザクラと新緑を楽しんでいるうち夜叉神峠登山口に到着。トイレは売店兼宿泊施設の「夜叉神の森」の先にある建物。登山口に建つあずまやに鳳凰三山登山についての注意書きの張り紙があった。今年は残雪が多いそうである。
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夜叉神峠登山口 |
![]() あずまやがある夜叉神峠登山口 |
登り始めはミズナラの新緑が美しく、幅広の緩やかな登りは快適である。やがてカラマツが増え、林床にはイチリンソウやヤマエンゴサクが咲き乱れ、緑鮮やかなバイケイソウが芽吹いている。
登り始めは新緑が美しい |
![]() 夜叉神峠へあと40分の標識 |
歩き始めてすぐに、不思議な老人(80歳くらいに見えた)を追い越した。かなり立派な一眼レフカメラをぶら下げ、三脚などカメラ機材とナイロンのボストンバッグをくくりつけたキャリーを引いて登っているのである。舗装路ならまだしも、この山道をスムーズに引けるわけがない。少し歩いては立ち止まり、何度も休み休み登っている。諦めないのが解せない…。登山口までドライブに来て、何気なく登って来てしまったという感じのカップルは山歩きに慣れていないと見え、20分くらいで諦めて戻っていった。夜叉神峠までなら運動靴で充分のハイキングコースだが、山登りのつもりでないと無理である。
![]() アセビ |



大きなカラマツ「五本松」まで来ると、「夜叉神峠まであと30分」。しかし久しぶりの登山なのと暑さのため、ペースが遅れていた。急ぐ必要はない。ゆっくり登ろう。

