HOME > 山行一覧 > 山行一覧 2 > 霧島山 - 高千穂峰(1998年4月1日〜4月4日)その1

山旅日記1993-2000 このページのレポートは、HP開設(2000年8月)以前の1993年秋から2000年前半の山行記録です。登山道状況は変化します。実際に登山される場合は、最新の地図とガイドブック他の情報をお調べください。

WEBページ作成日 2001年3月9日



高千穂峰

--- 神話の山は秀麗な山容 ---

【余計な前書き】 4月1日に九州えびの高原入り。鹿児島空港から乗車したバスが着いた林田温泉は大規模な温泉ホテルが倒産していて、人気(ひとけ)がなかった。空港から一緒だった外国人カップルと共に1時間半後のえびの高原行きのバスを待っていたが、タクシーの営業所を見つけたのでタクシーで行くことにした。彼らは角の食堂へ入って行き、まもなくタクシー営業所にやってきた彼らは何か困っている様子。アウトドア用ストーブのガスカートリッジを調達しに行ったところ、食堂が渡してくれたのはテーブルカセットコンロのボンベだったそうだ。カップルのうち女性は日本語堪能。えびの高原キャンプ場に宿泊するそうだ。しかしタクシーの運転手さんからキャンプ場側で燃料が用意されていることを教えてもらい、ひと安心の様子だった。

 2日目 4月2日 高千穂峰 天候:雨のち曇のち晴れ・強風 


コースタイム 標準タイム 3時間50分
高千穂河原9:15出発〜(休憩)〜御鉢北端10:50〜鞍部11:15〜11:45高千穂峰(昼食)13:00〜(休憩)〜高千穂河原15:15到着 〔自己タイム 約 4時間25分〕


 当初の計画は2日に韓国岳を縦走して高千穂河原に下山し、3日に高千穂峰を往復の予定だった。しかし到着後に激しい雨となり、天気予報でも翌朝に雨が残るということ。そこで朝の天候次第では日程を入れ替えることにした。結局翌朝は雨が出発まで降り止まず、タクシーで高千穂河原まで行く。韓国岳へは目の前から歩けるのになんという無駄。

 ホテルを出発してタクシーを走らせると雨はやみ青空まで現れた。後ろを振り返ると韓国岳の上部は雲の中である。高千穂河原でタクシーを下りる時運転手さんに下山後の足も頼んでおいた。今夜から霧島温泉に連泊するが、バスの便がないためだ。大鳥居をくぐり霧島神宮古宮跡を見た後は石畳の遊歩道を登り登山口へ。ここから突然火山特有の赤ザレの登りで、やがて赤ガレの露岩の急登が続いた。強い風が横から吹きつけバランスを崩して登りにくい。浮石もあるので慎重に登っていった。

高千穂峰 標高:1574m

山行日 1998/04/02
場所 宮崎県・鹿児島県(県境)
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霧島温
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御鉢
火口を見下ろすと→
御鉢の底にある石文字
なにやら文字が
 御鉢の北の端に上がると眼下に火口が見えた。火口の底になにやら石を並べた文字がある。「KLAUS TOBI 」とあり、そのほか模様のような線などが描かれていた。いったい誰が、どうやって下りて、何のためにした仕業なのだろうか?

 強風で馬の背越(御鉢の周囲)を歩くのは少し危ぶまれたが、先を行く二人連れが歩いているのが見えたので大丈夫と判断した。歩いてみれば道幅は充分に広かった。しかし強風が二度襲い、立ち止まって姿勢を低くしやりすごした。いったん広い鞍部に下るのだが、勿体ないと思うほど下りた気がした。再び丸太の階段がついた急登を喘ぎながら登る。富士山の砂走りのような足がもぐる砂地なので足が重く感じる。下りてくる人に励まされようやく山頂に着いた。

高千穂峰山頂
天の逆鉾が立つ高千穂峰山頂
 山頂には石が積み上げられた上に天の逆鉾と国旗を掲揚するポールが立っている。ところが強風のためか国旗はなく、“へんぽんと翻る日の丸”を見てみたかったのに残念。

←余りの寒さに変な格好



 とにかく風が強くて寒いので風が遮られる場所で昼食にした。航空機にガスカートリッジは持ち込めないので、固形燃料でテルモスの湯を沸かしなおしてカップ麺を作る手はずであった。しかし風除けフードも役に立たずに固形燃料に全く火がつかない。燃え尽きたマッチの軸がむなしく増えていくばかりだった。それを見ていたそばで昼食中のグループのおひとりがストーブを貸してくださるとおっしゃった。なんとありがた〜い! 聞けば静岡県の三島からのグループだとか。知ってか知らずか飛行機でガスカートリッジを持ち込んで来たらしい。ともかくもご親切がとてもうれしかった。

 山頂で桜島や韓国岳などの360度の展望を楽しんだ後登ってきた道を下りる。鞍部までの砂走りを恐る恐る下りていたら、夫や他の人はトットットと下りていく。どうやら雪の斜面を下りる踵でキックステップの要領が滑らないと気がついた。

眼下の高千穂河原を目指して下る
眼下の高千穂河原を目指して下る

 赤ガレを下る時には、高千穂河原までの道をすっかり見渡すことができる。つまり直登だということで、登りがキツイわけである。

 すっかり晴天になり日はまだ高く、これから登っていく子供連れのハイカーさえいた。韓国岳の頭の雲は最後まで取れず、計画変更は大成功だった。





高千穂河原から望む高千穂峰
高千穂河原から望む高千穂峰
 高千穂河原の公衆電話でタクシーに迎えに来てもらうと昨日・今朝と使った同じ運転手さんだった。明日の韓国岳縦走そして最終日も足をタクシーに頼らなくてはならないので、この際最後の日までお付き合いいただくようにお願いする事にした。いつも愛想のいいドライバー氏である。


霧島温泉 霧島山上ホテル

霧島山上ホテル

 高千穂峰の山麓の高台にあり、静かな環境旅館。お風呂は日ごとに男女入れ替わり制なので、連泊したお陰でいろいろなお風呂を堪能できた。ちょうど桜が満開だったため、露天風呂では散り始めた花びらが浮かぶお湯に浸かりながら桜を愛でるという風流三昧(^^)