新穂高温泉へ下山(4日目7月31日続き)
標準コースタイム 約5時間40分
双六小屋--1時間20分--弓折乗越--30分--鏡平山荘--40分--シシウドが原--1時間--秩父沢--1時間--わさび平小屋--1時間10分--新穂高温泉
「熊のおどり場」付近で目を惹くのは、大きくて見事なキヌガサソウ。他にはエンレイソウも咲いていた。標高を下げるに従い、オオバキスミレ、マイヅルソウ、ツマトリソウが目を楽しませてくれる。
〔10:10〜10:20〕シシウドが原:往路では雨で見えなかった焼岳がよく見える。シシウドが原で穂高岳、焼岳の展望を楽しみながら休憩。これから下りていく左俣谷が見下ろせる。まだまだ遠い。

秩父沢の手前、岩ゴロの下り |
小池新道は岩がゴロゴロしている箇所が多い。しかし大幅でも小幅でもどちらでも巧い具合に歩調が取りやすく作られていて、案外調子よく登れる。ところが下りの場合は、階段を下りるのと同様に脚に体重プラス背負った荷物の重さが負荷として掛かるわけで、脚力がないとちょっと辛いのだ。徐々に歩くスピードが落ちていく…。
〔12:15〜12:30〕秩父沢:秩父沢の手前のイタドリが原あたりで、双六小屋で作ってもらったお弁当での昼食。秩父沢まで下ってきたとき、雨がポツポツ降ってきた。双六小屋の玄関ホールに表示してあった天気予報通りだ。本格的な降りになりそうな気がしたので、ここで雨具を着ておくことにした。

もうじき小池新道の終点 |
レインウェアを着たので暑くてたまらない。ますます歩くスピードが落ちてしまう。予想に反して雨が止んでしまったので雨具の上着は脱いだが、標高を下げたぶん蒸し暑さは増していく。
〔13:45〜14:00〕小池新道入り口(蒲田川河原):小池新道を下り終え、河原から林道に上がって休憩。苦手な下りと4日間の山行の疲れとで、秩父沢〜小池新道入り口の間は下りの方が時間がかかってしまった。雨は時折ポツリポツリと落ちる程度。レインウェアのズボンも脱いでしまうことにした。最後に残っていたおやつのみかんが、長い下りでの疲れを癒してくれた。
〔14:25〜14:35〕
わさび平小屋:標準タイムでは秩父沢から1時間のところ、2時間かかってわさび平小屋に到着。この山行の、最後の最後の休憩地なので当然休む(笑) スイカが食べたい…。一切れで売っていればいいのになあ。
このあたりはブナ林の緑が美しい。往路では雨で写真を撮れなかったので、帰路に撮影するつもりでいたのに、下りで疲れていて歩くので精一杯だった(^^;
〔16:05〕新穂高温泉到着:固い林道の下りが足の裏に響くのを堪えて一生懸命歩くのだが、なかなか足が進まない。夫に「ポタポタ歩き」と揶揄されてしまう(笑) ポタポタ歩きになっても雨は上がったようだし、往路のときのように雷も鳴らないし、双六小屋を5時半に出発したお陰で気分は余裕。
16時5分、ホテル穂高に到着。27日の夜、ホテル穂高のフロントに荷物を預ける際に「31日は16時頃にチェックインできると思います」と告げておいた。下山に時間がかかるのは織り込み済みで、鏡平山荘泊まりでの下山を双六小屋からの下山に変更しても、とりあえず予定通りに帰れたわけだ。

新穂高温泉 ホテル穂高

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ホテル穂高
西穂高ロープウェイの隣にある(経営グループが同じ)温泉ホテル。宿から直接歩いて登山口に行かれるのが便利で、1994年(西穂高山荘まで登山)、2000年(弓折岳登山)のときにも利用し、今回は3回目。今回わさび平小屋利用にするかどうかで迷ったが、鏡平や双六小屋などで同宿者に聞いた話だと、27/28日のわさび平小屋では“布団1枚に2人”の混み方だったそうなので、ホテル穂高宿泊を奮発しておいて良かったかと思う。
フロントの話だと登山者の利用も多いとのことだが、西穂高ロープウェイ(宿泊するとロープウェイ乗車券の割引券サービスあり)を利用した登山・ハイキングのお客はいても、双六・雲ノ平・槍方面の登山者はあまり利用はしなさそう(笑)
日帰り入浴OK(大人800円 利用時間13:00〜15:00)。登山者にはすぐ近くの新穂高温泉バスターミナルにある無料の入浴施設「アルペン浴場」が有名だか、アルペン浴場は狭いしシャンプーが使えない?らしいので、アルペン浴場が混雑している場合はこちらを利用すると良いかも。
温泉は内風呂も露天風呂も源泉掛け流し。内湯から続く露天風呂は広くてふたつあるので、ゆっくり浸かれる。(写真は女性用露天風呂)
27日1泊目の夕食ではお造り(刺身)は魚介類だったが、最後の晩は飛騨牛の刺身になっていて、飛騨牛の陶板焼きと飛騨牛攻め(笑) 山行を無事終えての生ビールとご馳走はまた格別(^^)
翌朝の朝食のテーブルには、小皿16枚に様々なおかず・漬け物を並べた盆が。たくさんのおかずを好みでいろいろ食べることができ、なかなか気が利いていた。

部屋の窓からの笠ヶ岳稜線 |
ホテル穂高を発つ朝、サービスでもらった無料ソフトドリンク券を使ってロビーにある喫茶コーナーでコーヒーを飲んでいた。別のテーブルのお客がロビーの窓から見える山を見て、山の名前をホテルスタッフに尋ねていた。稜線に吹く風の爽やかさは、あの稜線まで自分の足で登らなければ知りえない。ふと、そんなことを思った。また、笠新道が険しいことから今まで笠ヶ岳登山は全く考えたことなどなかったが、小池新道、鏡平を経て弓折稜線からのアプローチなら登れそうだと思うと、あの稜線を見る気持ちが変わってきた自分を感じた朝だった。いつの日か、ホテル穂高宿泊4回目という日が来るのかもしれない(笑)