白馬鑓温泉 鑓温泉小屋
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“歩いてしか行けない温泉”鑓温泉についにやってきた!大きなプールのような露天風呂は混浴で、前が開け妙高や戸隠連峰が望める絶景だそうだが、あいにく展望はあまり得られなかった。たった一人水着着用で紅一点の勇気ある女性がいらした。 女性用露天風呂は大きくはないが、近くの岩から湧き出る豊富な源泉を打たせ湯のように落としている。湯量が多いので飛沫がかかり豪快そのもの。少しぬるめで疲れがじわじわ解けてゆき極楽!小屋が割合混んでいたので部屋にいるよりはと、夕食前に2度入浴した。お風呂に行くのに山靴だと不便だし、夫と交代に使えば良いからと小屋でサンダル(1000円)を買った(ビーチサンダルを持参すれば便利だろう)。食事は「チキンソテーにデザートつき」の白馬山荘からやってくると淋しくなってしまう。期待しないがご飯の芯には切なかった…。 さて夜8時、大露天風呂の女性タイムである。女性陣はもう待ちきれずにお風呂の入り口に時間前に並ぶ。遅く到着した男性2〜3人がまだ入浴中なのに、列の先頭のおばさん達が「早く出てくださ〜い!」と叫ぶ。彼らはしぶしぶ出てきて「風呂くらいゆっくり入りてーよ」とぼやくが、おばさんパワーには太刀打ちできずといった顔だった(笑) 大露天風呂は底に敷き詰めた砂利の下からフツフツと熱めの湯が湧いていた。プールのような大きさなので大人数でも大丈夫。女性たちキャッキャとはしゃぎ女子高の修学旅行のノリ。立ったりすれば下の幕営地から丸見えで、また上からはヨシズがあっても実は透けて見えてしまう。誰かがそのことを言うと「顔さえわからなければいいんじゃない」と私。皆で笑って楽しかった。 |
| 4日目 7月28日 曇りのち雨 白馬鑓温泉から猿倉 |
鑓温泉小屋の張り紙によると、夏シーズン前でありその上今年は残雪が多いために沢に橋が架けられていないとのこと。雪渓もしくは仮橋で沢を渡り、梯子・ロープが設置された仮道を通らねばならないようだ。
![]() 梯子で沢を渡る(仮道) |
それからは崩れやすく足場が悪い、おまけに細い道が急な山腹につけられていて、これを延々とトラバースして下っていくことになる。道幅は狭いばかりか傾いている。左手下の沢には落ちた雪渓の下に不気味な割れ目が見える。仮道なのでトラロープは木の幹やもろい斜面に直接設置してあるので心もとないほどである。ロープが無い箇所では草をもつかみたい思いだった。ここに比べたら昨日の鎖場は、頑丈な鎖でなんと安心だったことかと思えてくる。慎重に歩くあまり時間ばかりが過ぎていく。
結び目を作ったトラロープで5m程下りる所があり、下りた地点が狭いためとても怖かった。夫が先に下り、後ろを歩いていた若いカップルに待ってもらって私が続く。怖い、例によって足が届かない、リズムをつけて上手く下りられない…もうダメ助けて。下の夫からと上の二人からと双方に指図されてやっと下りきった時には、上から拍手がふってきて赤面。岩場にはクルマユリの見事な群落や、鑓沢付近でシロウマアサツキの花も見つけたのに、写真を撮る元気もなし。
雪渓も何箇所かあって、軽アイゼン装着もわずらわしくなりアイゼンなしで渡るようになった。安全なコースを赤いベンガラで指示してあるが、温泉小屋の方がベンガラを撒きなおしに来ていて、気温が上がって雪渓が緩んだからと新しいコースを作っている最中だった。



