HOME > 山行一覧 > 三瓶山(2003年4月1日〜2日)その2


三瓶山

 2日目 4月1日 曇り 曇り山頂部は強風 三瓶山山行(縦走断念)



標準コースタイム 約4時間20分
定めノ松 (西の原登山口)9:00出発〜9:15分岐9:20〜〜(休憩)〜11:30男三瓶山11:40〜11:45避難小屋(昼食)12:30〜14:05峠(休憩)14:40〜分岐15:20〜15:40定めノ松16:00〜車道〜三瓶温泉16:40到着

------------------------ 予定コース ------------------------

定めノ松 (西の原登山口)〜20分〜分岐〜90分〜男三瓶山〜50分〜女三瓶山〜60分〜孫三瓶山〜40分〜三瓶温泉


コース概要
カシミールMAPサムネイル
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断面図
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 熟睡していたら、突然ドッカ〜ン、ガラガッチャン、そしてグラグラっときた。1時を過ぎた頃だった。テレビをつけて流れた地震速報によれば、島根県東部を震源地とする震度3の地震とのこと。地震慣れしている東京人だが、旅先での就寝時の地震は何度か経験あるがいつも怖い。しかしすぐにまた深い眠りに落ちた。朝、雨は上がっていた。どんよりした空だったが、本降りはしない感じ。

西の原から 左が男三瓶 右が子三瓶
西の原から 左:男三瓶 右:子三瓶サブウィンドウを開きます
 定めノ松バス停で下車すると、西の原は風が吹き荒れていて寒かった。おまけに細かい雨も降っている。レインウェアを着るほどでもないので、野焼きした後の焦げ色の草原の中を歩き出した。



登山道
登山道
標高票
 草原から樹林帯の登山道に入ったら、雨もやみ風も遮られて寒さも感じなくなった。登山道はカラマツ林の中をジグザグに登っていく。標高を記した道標が励みだ。



西の原と浮布池を見下ろす
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中腹の登山道
中腹の登山道
 だんだん傾斜もきつくなり岩混じりの道になり、左手に西の原と浮布池を俯瞰し、薄墨色の遠くの山並みを展望する。



男三瓶山
男三瓶山
 行く手に見えるどっしりとした感じの男三瓶山は、山頂部が平坦な草原なので、苗場山に似ている。谷筋に雪を残しているが、登山道にまだ雪はなかった。標高を上げていきちょっとした岩場を越えると、斜面に雪が現れるようになった。そして平坦になった登山道にも残雪が融け残っていた。雪はザラメ状で全く滑らず、アイゼンは必要なかった。

三瓶山(男三瓶山)
最高峰標高:1126m

山行日 2003/04/01
場所 島根県
交通 JR山陰本線大田市駅
busstopバス40分
定めノ松
温泉ページへ 三瓶温泉
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MAP コースマップ サブウィンドウを開きます
参考 Mt.Sanbe
(国立公園三瓶山-太田市観光ガイド)
《画像について》
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正面に男三瓶山山頂
正面に男三瓶山山頂サブウィンドウを開きます
 正面の緑の丘のような山頂部を目指して進む気持ちが良い道である。平坦部に出てからは意外に距離があった。山頂直下の草原では登山道が残雪に埋もれていて、どこを歩いたらよいかわからなかった。とにかく指導標を目指して雪の原を歩き、階段に取り付いて山頂に到着した。

 晴れていれば県境の伯耆大山や蒜山、そして日本海に浮かぶ隠岐島も見えることがあるという。しかし展望も望めないうえ冷たい風が強く寒いので長居は無用。避難小屋までの道は階段にも残雪があり、時々雪を踏み抜いて足を取られた。小屋のなかでラーメンの昼食。(小屋内は火気厳禁。しかしひどい風なので規則違反してしまいました、ごめんなさい。)小屋はきれいで屋根裏にも宿泊可能のようだ。

男三瓶山山頂
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山頂から避難小屋を見下ろす
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避難小屋
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下りられなかった女三瓶山への道
下りられなかった女三瓶山への道
 女三瓶山への縦走路を進むため小さなコブを越えると、思わぬ事態になっていた。山頂部から下りる斜面はべったりと残雪が付いていて、登山道も踏み跡も全くないのだ。見下ろせばかなり急な斜面で、女三瓶山を指す指道標にも「足元注意」の注意書きがある。地図に「犬戻し」とあるのはここのことだろうか。おそらく下り始めは急斜面をまっすぐに下り、その後登山道は急斜面をジグザクに下っていくようになっていると思われる。雪がしまっていて踏み後さえあればアイゼン装着で事もなく下りられるのに、春先のグズグズになった雪の状態なのでバランスを崩せば滑り落ちることは間違いない。私たちには危険と判断して諦めることにした。

 山頂に戻り、峠、赤雁山と経て子三瓶山、孫三瓶山と縦走することにした。男三瓶山と峠の間の登山道は主コースから外れているので、コースタイム及び状況についての情報がなかった。多少不安だったが、とにかく行ってみることにした。縦走路と子三瓶山に向かうコースとの分岐あたりは、笹原の中の一面の雪でハッキリしていなかった。ズカズカと雪原を進むと全く残雪がない登山道が現れた。空も少し明るくなって開けた展望の中を快適に下り始めた。しかし実はそれはつかの間のシアワセだったのだ。

見事な笹原
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アンテナが立つ女三瓶山
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子三瓶山と孫三瓶山
手前:子三瓶山、奥:孫三瓶山サブウィンドウを開きます

 登山道は南斜面だから残雪がないと思っていたのに木につかまって下りるような急斜面が現れ、U字にえぐれた登山道には残雪がたっぷり。始めのうちこそ雪がないところを木につかまりながら下りていたのだが、そのうち覚悟を決めて雪の中をズボズボ踏み抜きながら下りた。雪の下は岩がゴロゴロしていて、残雪期ではなくても相当な悪路のようだ。ここまで下りてしまうと戻るに戻れず、何度も雪の中に転んで埋まりつつ、必死で下りていくしかなかった。ズボンのお尻が冷たくなりそうになって、ようやく峠に到着した。

 峠にあるベンチを見たとたん、目の前の子三瓶山に登る気力が失せた。ここからは登ってきたコースと別のコースで西の原の定めノ松まで下山できる。標準コースタイム上では子三瓶山、孫三瓶山から三瓶温泉への下山は2時間もかからないことになっているのだが、またもや残雪の悪路があればどうなるかわからない。天気も悪くピークに立っても展望を期待できない。縦走が目的で来たのではないのだから…。コーヒーを作りゆっくり休憩。携帯電話用掲示板の書き込みを見てから、ネット仲間のシジュウカラさん(→HP)に電話して状況を説明した。山頂直下の避難小屋内以外はiモードの通信状態が極めて良好だったが、通話では若干途切れがちだった。

スギの植林地を下る
スギの植林地を下る
ダンコウバイ
ダンコウバイ
 打って変わってなだらかで何の不安もないコースをぐんぐん下った。登ってきた北側のコースはカラマツの植林だったが、こちらはスギが植林されている。麓では茶色に染まってイヤな花粉を飛ばしているスギも、山の中では花を全くつけていないので助かった。ダンコウバイの黄色の花とさわやかな香りに、ようやく三瓶山の春を見つけてうれしくなった。砂防堰堤を過ぎ、あっという間に分岐にある休憩小屋が目に入り、朝登ってきた草原の西の原に戻った。

 バスの時間まで1時間近くあるため、レストハウス脇のベンチで休んだ後、車道を歩いてさんべ荘まで戻ることにした。約3キロの道のりなのでバスを待つより早く帰れるだろう。ベンチでおやつを食べながら道路に目をやると、旅館の送迎車のようなマイクロバスがやってくる。「さんべ荘のバスだったりして…」と冗談を言うと、まさしくその通り!慌てて手を振ってみたが遅かりし。結局トボトボと車道を歩き、下りてくるはずだった孫三瓶山登山口を確認して宿に着いたのだった。




 ちび玉一座の芝居じゃなかった(笑)



大衆演劇ショー 国民宿舎さんべ荘を予約したときに、1泊目は通常料金だが2泊目の4月1日はショーがセットされたパック料金で若干アップしてしまうということだった。料金のこともだが、ショーを見ながらの夕食というのは趣味ではないのだが、宿変えも面倒なので予約したのだった。その電話で何のショーかと尋ねたら「テレビでもお馴染みのちび玉一座の公演」との事だったのだが。実際は「二代目ちび玉さんゲスト出演」ということであった。一座の芝居はクサイ筋立て、大衆演劇がそうだと承知の上でもなんだかなぁ…という具合。盛り上がっているのは一部のテーブルのみ。お芝居の後にかなり年配の“新人歌手”さんのCDデビュー曲披露、歌謡ショーと続き、最後に二代目ちび玉やちびっこ役者さんたちの踊りがあるのだが、とても付き合いきれず適当なところで中座した。この日のさんべ荘は、近隣のおじいちゃん、おばあちゃん達で占領されていた。露天風呂でおばちゃん達とおしゃべり。本で知って気になっていた三瓶山北山麓にある湯治宿「小屋原温泉」の話題も。