HOME > 山行一覧 > 佐渡島フラワートレッキング(2010年5月2日〜4日)その1


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佐渡島フラワートレッキング

余計な前書き この年の春はいつまでも寒く、従って山間部の残雪が例年になく多いようだった。ということは佐渡島ならゴールデンウィークでも初春の花が未だ見られそう…。2002年に初めてドンデン山からアオネバ渓谷を歩いたのだが、その年は平年より暖かくアオネバ渓谷のシラネアオイが早めに見頃になっていた。初めてのシラネアオイとの対面に興奮したっけ…(参照:山行記録)。しかしオオミスミソウはすっかり咲き終わり、カタクリも盛りを過ぎていた。オオミスミソウの宝庫といわれる角田山(参照:山行記録)でもベストな咲き時期にぴったり合わなかったこともあり、“雪割草”(オオミスミソウ)を見たい気持ちは募るばかり…。今年こそ雪割草リベンジするぞー。

連絡船から見た金北山
連絡船から見た金北山
 前回での山行記録にも書いたが、東京から佐渡島へのアクセスは案外良い。しかも連絡船をフェリーではなく奮発してジェットフォイルにすると、朝早く家を出れば午前11時過ぎには両津港に到着する。11時5分に両津港に着き、乗船待合室にある佐渡観光協会のブースに「大佐渡縦走トレッキングマップ」を貰いにいった。表に主なコースの紹介や簡単な佐渡花図鑑が載っていて、裏面が国土地理院の2万5千分の1地形図を複製・元にした登山ルートマップになっている。登山・トレッキングが目的なら必ず貰った方が良い
 国土地理院2万5千分の1地形図といえば…。そういや前回使ったものがあったはず。すっかり忘れていて、当然持っても来なかったわぁ(笑)

5月2日 晴れ時々曇り

 島内はバス路線が巡っているが、残念ながら大佐渡山系の各登山口へ行くバス路線はない。しかし8年も経てば世の中は進む。中高年の登山ブームもすっかり定着し、「花の大佐渡山系」も8年前より更に有名になったようで、全国からハイカーが金北山縦走やドンデン山を目指して来島するようになった。そして今は、金北山やドンデン山への各登山口への専用バス(ライナーバス)があるのだ(参照:佐渡島の花トレッキング - 佐渡観光協会)。だが今回は残雪状況を見極めてから歩くコースを決めたいので、完全予約制のライナーバスは利用できそうもない。到着日は8年前と同じにドンデン山経由でアオネバ渓谷を歩くので、タクシーでドンデン山荘に向かった。

 町中を抜けると里山はヤマザクラのピンクの濃淡と白いタムシバ、そして芽吹きの黄緑に彩られ、ほわ〜っと煙るよう。これぞ「山笑う」。


ドンデン山荘 → アオネバ登山口 (1)


標準コースタイム 約2時間50分
ドンデン山荘登山口--30分--尻立山--15分--ドンデン池--20分--キャンプ場入口--5分--県道佐渡縦貫線--20分--アオネバ十字路--30分--ユブ--20分--落合--40分--アオネバ登山口

 両津港からドンデン山荘までは車で30分程度。途中のアオネバ登山口には全国各地名のナンバープレートの車が駐車し、ハイカーで賑わっていた。タクシーが更に上って行くと、舗装路の路肩にさえカタクリが咲いていて、トレッキングでのお花見に期待が高まった。

ドンデン山荘
ドンデン山荘
 8年前は更地だった場所が展望台もある立派な駐車場になり、2004年にオープンしたドンデン山荘が建っていて様変わり。両津港からのタクシー料金は中型車で5000円くらい。

尻立山 標高:940m

山行日 2010/05/02-03
場所 佐渡島
交通 両津港からドンデン山荘まで
ライナーバスかタクシー
温泉ページへ 椎崎温泉
温泉ページへ
参考 佐渡島の花トレッキング - 佐渡観光協会
MAP GPSログによるトラックと写真のページ(EveryTrail)
《画像について》
青枠があるか説明にサブウィンドウを開きます付きの画像は、画像自体をクリックすると拡大表示し、拡大画像自体をクリックすると閉じます。


〔12:25〕出発:8年前にはカタクリやキクザキイチゲの写真を撮りまくった登山口に今年は残雪があった。登山道も雪の下。残雪の上の踏み跡を辿って歩く。雪に埋もれた樹木のそばを歩くと、踏み抜くこともある。すぐに踏み跡が二手に分かれていて、どちらに進めばよいのか迷った。踏み跡がしっかりしている左手に進んだところ、すぐに踏み跡が消えていた(^^;

ドンデン山荘登山口の案内版
ドンデン山荘登山口の案内版
登山口の残雪
登山口の残雪写真を拡大
踏み跡が消えて迷う
踏み跡が消えて迷う(^^;

 戻って右手の踏み跡を辿ると雪のない斜面に飛び出た。ハクサンシャクナゲの葉はまだ寒さに堪えてすぼまっているが、それでも小さな花芽をつけている。振り返ると金北山、見下ろせば両津湾と加茂湖。もう少しすっきりした青空だと良いのだが…。石畳(コンクリート舗装)とはいえちょっとした稜線歩き気分になる放牧地を行き、尻立山へはいったん下って登り返す。

雪が消えた登山道
雪が消えた登山道写真を拡大
両津湾と加茂湖を望む
両津湾と加茂湖を望む写真を拡大
尻立山
尻立山(翌日3日撮影)写真を拡大

尻立山からの金北山
尻立山からの金北山写真を拡大
〔12:55〕尻立山山頂:迷ったり行く手を阻む倒木に手こずったりしたので少し時間がかかったが、それでも30分で尻立山山頂に到着した。金北山へと連なる稜線を一望できる。この眺めに、いやが上にも縦走したい気分が沸き上がる。しかし今回は金北山には登らない。お花見が目的の山旅なのである。次回は残雪がない季節に来島し、8年前の「縦走リベンジ(雨で中止した)」をするぞー。
 ここで(ベンチ有り)ランチを予定していたが山頂は風が強く休憩どころではないので、あっさりと下山しドンデン池に向かった。

金北山縦走について】 金北山縦走コースは残雪が多かったこの年(2010年)ではなくても、5月初旬は例年まだ残雪があり、登山道が隠れて不明瞭な箇所が多いようだ。ゴールデンウィーク中などは登山者が多いのでトレースが頼りになるにしても、迷った人の間違った踏み跡もある。また8年前よりずいぶん整備されていたが、大佐渡山脈の登山コースは総じて道標があまり多くはない。登山道があちらこちらで雪の下ならば道迷いしやすく、また標準タイムより時間がかかる。今回タクシーの運転手さんから聞いた話では、このGW中に白雲台から縦走する登山者(女性単独行)を登山口まで送り下山場所ドンデン山荘の迎えを予約したが、途中でどうしても道がわからなくなり進めず白雲台へと引き返したとの連絡で、白雲台まで迎えに行ったことがあったとか。この時期の縦走は、できれば地元の登山ガイドなど縦走経験者の案内があった方が望ましいと思うので、今回は金北山縦走を計画に組み込まなかった。


ドンデン池を見下ろして
ドンデン池を見下ろして写真を拡大
アマナ
アマナ写真を拡大
 尻立山山頂付近からカタクリやキクザキイチゲなどの花が見られるようになっていた。牧草地の枯れ草の中にはエゾキジムシロとアマナが咲き乱れている。雪に縁取られたドンデン池と避難小屋の赤い屋根を見下ろしながら下る。どことなくアルペンチックで、標高1000m足らずの眺めとは思えないほど素敵な風景だ。