HOME > 山行一覧 > 山行一覧 2 > 尾瀬ヶ原(1996年10月6日)

山旅日記1993-2000 このページのレポートは、HP開設(2000年8月)以前の1993年秋から2000年前半の山行記録です。登山道状況は変化します。実際に登山される場合は、最新の地図とガイドブック他の情報をお調べください。

WEBページ作成日 2000年9月8日



尾瀬ヶ原

【余計な前書き】 紅葉の山へ日帰りで行きたいが、ターゲットがなかなか決まらなかった。日曜日が迫った金曜夕方、はたと東武尾瀬夜行電車のことを思い出し予約センターに電話を入れてみると60席ほど空いているとの事。眠れない上に座席に釘付けになり腰痛を引き起こすので夜行バスが嫌いな夫も、電車ならマシだろうという事で3回目の尾瀬へ行くことになった。尾瀬にはそれまで2回行っている。94年晩夏は大清水からの尾瀬沼一周、翌日は鳩待峠から尾瀬ヶ原と歩いた。また96年6月は例年よりたいへん残雪が多いなかを、ミズバショウとリュウキンカを愛でながら鳩待峠から沼山峠へ抜けた。今回は夜行電車の乗り継ぎバスが尾瀬御池に入るので、ブナがきれいな燧裏林道、平坦な段吉新道を通った上で尾瀬ヶ原を鳩待峠まで縦断するコースにした。出発当日の土曜日午前11時頃、浅草の東武トラベルに座席指定の「尾瀬夜行001号」のチケットを買いに行くと、既に残り数席になっていてドア横のベンチシートしか取れなかった。

おすすめの適期
季節 1月-2月 3月-4月 5月-6月 7月-8月初旬 8月中旬-9月 10月-11月
中旬
11月下旬
-12月
適期 × × 10月初旬◎ ×
備考 ミズバショウ 高山植物 高山植物 紅葉・草紅葉


標準コースタイム 6時間20分
尾瀬御池7:00出発〜上田代7:40〜横田代〜天神田代〜9:25兎田代手前(分岐)9:40〜10:30温泉小屋売店休憩所(早めの昼食)11:10〜分岐11:25〜ヨッピ橋12:00〜中田代三叉路〜12:35牛首(休憩30分)13:05〜13:35山の鼻13:45〜鳩待峠14:45到着
<自己タイム 6時間10分>


 23:30発の夜行電車は満席。足のむくみを予防するためシートの前に新聞紙を敷いてザックを置き、その上に足を伸ばす。ボックス席でなく二人掛ベンチシートでかえって正解だった。しかしうつらうつらしても熟睡は到底不可能だった。3:18会津高原駅着、接続バスの発車時間まで電車はホームに停車している。走行音のしない静かな車内で乗客皆眠る。まだ夜が明けない冷え込む駅の外へ出て、バスに乗るために並んだ。バスの座席は乗客全員確保されていて5:00発車。6:40御池でバスを降りると休憩所あたりはすごい人出で、洗面所・トイレの行列ができていた。おとなしくその列に加わる。登山口前の駐車場で早くも紅葉の美しさに声をあげた。素晴らしい紅葉の景色の始まりだった。

上田代
上田代
 早朝の木道とその脇の草木には霜が下りていた。濡れた木道は滑りやすい。青空の下、赤・黄・緑の色に染まった山と草紅葉の景色の美しさに、二人とも興奮気味、「きれ〜い!」「すご〜い!」をただ繰り返すだけだった。燧裏林道のブナは黄金色に輝き、カエデの紅葉と青空とのコントラストが得も言われない。分岐で三条の滝へ向かう道と別れ(三条の滝へは時間の余裕がないので)段吉新道に入ると途端に歩く人が減り静かで、気分良く歩き温泉小屋休憩所に着いた。

 尾瀬では休憩・昼食場所が限られるのでここで昼食にする。ラーメンを持参したのだが、休憩所のおそばを食べることに変更した。食事中休憩所の人たちの会話が耳に入り、今年の紅葉は例年に増して美しいこと、今日あたりが一番の見頃であることを知った。またNHKの取材クルーも撮影に来ていたそうである。計画を立て、忙しい中夜行電車のチケットを買ってきた私のお手柄だもんね!と夫に感謝の押し付け。このあたりから人も増えだした。

尾瀬ヶ原

山行日 1996/10/06
(夜行日帰り)
場所 尾瀬
交通 野岩鉄道会津高原下車接続バス1時間40分
busstop尾瀬御池



尾瀬ヶ原橋
尾瀬ヶ原橋から
 次の分岐で、見晴らし〜山の鼻の尾瀬ヶ原の真中を縦断するメインコースを避けて東電小屋・ヨッピ橋廻りのコースを取った。尾瀬ヶ原橋(東電橋)に来てまたもや歓声を上げてしまった。川面に青空と紅葉を映し美しい。素晴らしい風景の写真が撮れる絶好のビューポイントである。

 紅葉に彩られた裾野をゆったりと広げた燧ケ岳を、振り返って眺めながら歩く。ヨッピ橋を渡りしばらく行くと、湿原の向こうにメインコースの木道が見えた。いるいる人が。行列をしている!「こっちはスイスイ歩けるもんね、ヤッタネ!」と気分良く歩けたのは牛首までだった。
 牛首にあるベンチでお湯を沸かしてコーヒータイムを楽しんだのだが、人の往来が多く余り落ち着かなかった。さあ、後は15時の鳩待峠発のバスに間に合うように行かなければと急ぎ足、山の鼻からは紅葉を楽しむゆとりはなく、「スイマセ〜ン」、「ごめんなさ〜い」を連発しながら人を掻き分け追い越して、鳩待峠まで登ったのだった。

燧ケ岳
燧ケ岳
至仏山
至仏山

残雪の尾瀬ヶ原(1996年6月18日山行)晩夏の尾瀬(2002年8月18日山行)のレポートもあります。
※2001年9月に当HPで実施したアンケート「紅葉・黄葉のオススメの山」の集計ページもご覧下さい。