奥白根山(日光白根山)
--- 関東以北最高峰にゴンドラ利用でラクラク登山 ---
| 余計な前書き 関東地方の天気予報は日曜日まで晴れが続くことになっていた。3日(金)の夕方、上毛高原から乗ったバスが北上するにつれ青い空に雲が増えてくる。バスの乗り換え駅、鎌田でとうとう雨が落ちてきた。雨が降ったのは束の間で、雨雲が去った後には虹が出た。しかし乗り換えたバスが尾瀬、丸沼高原方面に向かうに従い、本格的に雲行きが怪しくなってきた。丸沼高原に到着。雨の中を登山前夜に宿泊する「シャレー丸沼」まで急いだ。夜半まで降り続いたこの雨は、山の標高の高いところでは雪になっていたのだった。 |
10月4日(土) 天候
晴れ時々曇り、午後時々
小雪
コースタイム 標準タイム 5時間20分
ゴンドラ山頂駅--1時間--七色平分岐--1時間45分--奥白根山--40分--弥陀ヶ池分岐--5分--弥陀ヶ池--15分--五色沼分岐--20分--弥陀ヶ池分岐--25分--七色平--10分--避難小屋--40分--ゴンドラ山頂駅

断面図 (クリックで拡大) |
ゴンドラの運行時間は7:30〜16:30(2003年の9/1〜10/19の土日・祝日。平日は8:00〜16:30)。シャレー丸沼の朝食は7時からだが、ロープウェイ山麓駅は目と鼻の先にあるので朝食を済ませて急いだら、7時45分にはゴンドラのケビンの中にいた。乗車前に係員から「少し雪があるから運動をしてから登ってください」との注意を受けた。えっ雪!紅葉を楽しむ登山のつもりなのに?
下の斜面には緑の中に紅葉している赤や黄色の木々も見えるが、紅葉はまだ始まったばかり。天候不順だった夏の影響で紅葉の色はあまり冴えない。心配していた天気は曇り勝ちだけどまずまず。標高を上げていくと眼下に丸沼が、そして至仏山や燧ケ岳を始めとするパノラマが広がった。やがて行く手に山頂駅が見え始めると、その背後に圧倒的な存在感でそびえる奥白根の姿があった。わぁ〜と思わず声を上げる。15分の空中散歩で標高2000mの山頂駅に着いた。

(1) 山頂駅からの奥白根山 |
〔8:05〕駅の前の広場に出ると、あらためて目の前の奥白根山に圧倒される。宿泊した部屋に山頂駅からの奥白根山の写真が飾られていた。それも偶然10月初旬の写真だった。写真と同じ景観が目の前にあった。写真では裾野の樹林の紅葉が美しかったのに、現実の今日の奥白根は色づきが足りないのが残念。しかし荒々しい岩肌の上部が白くお化粧されていた。雪はそれほど積もっているはずはないので、どうも霧氷のようだ。

(2) 鳥居が登山口
|
広場では30人以上と思われる関西からの団体が準備体操中。それに習って私たちもストレッチ。団体さんの出発前に出てしまおうと、適当にしておしまい(笑)
二荒山神社の鳥居が登山口だ。登山者カードに記入し鳥居をくぐると左手に神社。そして鹿避けの電気柵のゲートの先が登山道。歩き始めは「遊歩道」の一部なので広いなだらかな道でウォーミングアップにちょうど良い。

(3) 後二荒山神社 |

(4) 鹿避けの電気柵 |

(5) 遊歩道を行く |
登山道の傾斜が増し暑くなったので衣服調節をしていたら、広場にいた団体さんが追いついてきた。平均年齢60歳くらいの中高年の山の会で、どうやらA、B、Cと3班に分かれているらしい。各班でトランシーバーでやり取りし、女性陣はおしゃべり姦しく、リーダー格の男性たちの声は大きいので正直なところやかましい。A班を見送ったと思ったら各班別々に休憩をとっているのでB班との間に挟まれてしまった。背後の女性たちの賑やかなおしゃべりをしばらく我慢しながら登っていたが、我慢ならずに先に行ってもらう。おしゃべりを咎めだてるつもりはないが、静かな雰囲気の中で登りたい者もいるのだ。C班は迫っていないのでホッとしたが、この団体さんは30分に1本で休憩を取るのですぐに再びB班と遭遇。

(6) 大日如来 |
〔9:20〕団体さん以外にも登山者の数が増え、いつの間にか登山者の列の中で登るようになった。大日如来辺りで始めの休憩を取るつもりだったが、列のペースでそのまま登って行く成り行きに…。

(7) 霧氷 |
木々の葉の上に昨夜の雪が見られるようになり、樹林帯の山腹の急登を過ぎると岩が目立つ急登に変った。さっきの団体のB班はこの手前で再び休憩。この辺りから霧氷が見られるようになり、時々覗く青空とのコントラストを楽しんだ。
〔9:50〜10:00〕登りきると開けた溶岩地帯。濃霧の中では迷いやすく、また高山植物も咲く場所なのでロープが設置してあった。霧氷と岩の景色を楽しみながら休憩した。コースの先にはぞろぞろと登っていく登山者の列が見える。ガスが出てきた。寒い。再び風防ジャケットを着て先を歩く。
〔10:05〕砂礫の斜面を登っていくと左手の展望が開け錫ガ岳が大きい。前方にも別の団体さんが登っていて、渋滞を引き起こすほどだった。吹きさらしでとにかく寒い。

(10) 錫ガ岳、後ろに遠く赤城山 |
|

(11) 渋滞 |
|

(12) 山頂間近 |
〔10:30〕向かう先に指導標が見え、その左手にはガスに煙る岩峰のピークが姿を見せている。あれが山頂?そんなまさか…と思いながら登りつめると、ひょっこり白根権現の祠があるピークに着いてしまっていた。溶岩地帯からは思っていたより呆気ないというのが実感。そのときサッとガスが晴れて、鞍部を挟んだ先にある岩が積み重なった三角点のあるピークが良く見えるようになった。うわ、狭い山頂にはこぼれんばかりの登山者がいた。