大岳山(御岳山からの往復)
人気の山は大賑わい
| 【余計な前書き】 今年の大型連休は天気に恵まれ絶好のハイキング日和が続いていた。遠出や"お泊り"が出来なかったので、日帰りでは多少きつくて普段はなかなか歩けない、奥多摩の少し長めのコースを歩くことにした。大岳山は御前山、三頭山と並び奥多摩三山のひとつ、東京奥多摩の代表的な山である。山頂からの展望良し、岩場もある変化のあるコースは人気が高い。特に御岳山のケーブルを使えば登りが短く楽なため、一年を通してハイカーで賑わい、家族連れも多い。3連休の中日である。はたして御嶽駅前のバス乗り場はものすごい行列だった。定時のバスには列の私たちの2人前でドアが閉まり乗車できなかった。「お〜い、後部を詰めればまだ10人は乗れるよー」「臨時便は出ないのぉ?」。しばらく待って時計が8時を廻ったとき臨時バスとなる親会社の大型バスが続々と到着し対応職員がぞろぞろ下車。う〜ん、もう30分早く対応して欲しかった。 |
おすすめの適期
| 季節 |
1月-2月 |
3月-4月 |
5月-6月 |
7月-8月初旬 |
8月中旬-9月 |
10月-11月
中旬 |
11月下旬
-12月 |
| 適期 |
◎ |
◎ |
◎ |
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◎ |
◎ |
| 備考 |
展望 |
花・新緑 |
新緑 |
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紅葉・展望 |
展望 |
標準コースタイム(予定コース) 6時間10分
ケーブル御岳山駅〜30分〜長尾平分岐〜40分〜奥の院〜30分〜鍋割山〜20分〜芥場峠〜40分〜大岳山荘〜20分〜大岳山〜1時間30分〜鋸山〜20分〜天地山〜1時間05分〜登計峠〜30分〜奥多摩駅
(実際)ケーブル御岳山駅9:00出発〜長尾平分岐9:20〜10:05奥の院10:15〜鍋割山10:50〜芥場(アクバ)峠11:10〜(休憩)〜11:50大岳山荘(昼食)12:25〜12:50大岳山13:10〜14:15芥場峠14:25〜15:20長尾平分岐15:50〜御岳山駅16:15到着
<標準タイム 5時間 / 自己タイム 5時間20分>
2003年5月4日 天候
晴 気温高し
ケーブルも臨時便を出したのでそれほど時間のロスはなかった。大岳山へは渓谷沿いの巻き道の方が早いのだが、2週間前に登った奥ノ院直下のイワウチワ(→
参考レポート)がまだ咲いていることを期待して、再び奥の院・鍋割山コースを選んだ。
 正面の三角ピークが奥の院 |
2週間ほどの間に山は新緑の清々しい緑色に移り変わっていた。そしてヤマブキやシャクナゲの鮮やかな花が斜面を彩り、まるで別の山に来たようだった。
 真新しい道標 |
先日は御嶽神社の参道石段の途中からの長尾平分岐へ向かう道がわからずに、石段を登ったり下りたりしてしまったのだが、なんと真新しい指導標が設置されていた。時々すれ違うランニングスタイルの人たち・・・どうやら山岳耐久レースが行われていて、道標が建てられたのもそのためであるらしい。記憶も新しい道をたどり天狗の腰掛杉から奥の院へと登る。咲いていたカタクリはもはや姿を消し、土の中で翌年までの眠りについていた。
 奥の院(男具那ノ峰) |
鎖場を通過したあと、先を歩く夫に付いて登って行くと、道の様子が記憶と違う。少し岩場をよじ登って次に山頂直下の急斜面を登るはずなのに、今歩いている道は岩場を巻いていた。やがて右上に先日には見なかった立派な奥社が現れて、その先の岩場を登りきると見覚えのある奥の院の山頂の祠の脇に飛び出した。どうみてもこちらが正規ルートだ。先日の一人での山行では巻き道に気づかずに、自然に付けられてしまった「近道」で登ってしまい裏から山頂に出たのだった。
 イワウチワ |
奥の院を下り、お目当てのイワウチワが咲いているはずの斜面を見ると、咲いてはいるのだが前回と同じように遠い。そこで登山道から外れ斜面に近寄れる場所に移動してみる。既に咲き終わりにかかってはいるが、群生が広がっていた。目的を達し満足。(滑りやすい斜面を少し下り、苦労しながら写真を撮ったが上手く撮れたものは1枚もなく、こちらは不満足)下りてくる人たちは気づかないのか素通りしている。淡い色合いの控えめな花は、あまり気づかれることなく咲くのが似つかわしい。
鍋割山からの尾根歩きはことさら新緑が美しかった。芥場峠手前から初めて歩く大岳山へのコースに入ったとたんにハイカーが増えた。小学生の子供を連れた家族連れが多い。登山道はだんだん岩場が多くなる。
大岳山の鎖場で以前滑落事故が相次いだということだが、積雪、凍結がなければなぁんだと拍子抜けする程度。鉄の階段もしっかりしたものである。これならファミリーハイキングでも大丈夫なわけだ。
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| ↑怖がりの私でも、なぁんてことはなかった鎖場や鉄の階段↑ |
 大岳山荘 |
意外に早く大岳山荘の屋根が見えてきて、大岳神社がある広場に着いた。大岳山荘の奥に見晴台があり、ベンチがあって昼食に良い。気温の高さによって遠望は効かないが、春の優しい色合いの山並みを眺めながらお弁当を食べた。
隣の中高年グループは、ビールを飲みながらの昼食で賑やかだった。数日前に放送された、北穂高山荘がテーマのテレビ番組の話題になっている。一見初心者の女性が「涸沢までなら登れそうだけど、北穂も行ってみたい」と言えば、一見ベテランの男性が「北穂だけではもったいない。奥穂と組み合わせればいいよ」と答えていた。「なぁに誰でも登れるよ。かえって大岳山みたいな日帰りハイキングのほうが登って下りるからキツイんだよ」…(そんなに単純な話でもないと思うけど…)。お酒の勢いからか、やたらに威勢が良く自分の尺度でモノを言う(イヤだな…)。
 大岳山直下の岩場 |
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 大岳山頂 |
大岳神社に参拝してから頂上を目指した。右側が切れ落ちた岩場も現れて、急登を登りきると山頂だ。奥多摩の山並みと富士山が見える絶好の展望が…まったく見えなかった。山頂は前後して登っていたハイカーたちでいっぱいだったが、お昼の時間帯はもっと混み合っていたのだろう。適当な岩に腰掛けて果物を食べて憩う。風が涼しく心地よい。
小学生の男の子を連れた家族も元気に鋸山コースで下山して行くのを横目に、私たちは戻ろうか進もうか迷っていた。3時間を超えるうえ鎖場や梯子もあるという。暑い日の3時間の登りが少し堪えていた。家から奥多摩の山々の登山口まで3時間かかると、どうしても6時間を超えるコースは敬遠しがちだ。夫が翌日も休日の今日はせっかくのチャンスなのだったが…。結局逡巡の末、御岳山に戻ってのケーブルでの下山を決めた。
芥場峠からは新緑のシャワーを満喫しながら渓谷沿いに下る。長尾平分岐のベンチでお湯を沸かしてコーヒーをいれ、ゆっくり時間を過ごしていると、計画通りのコースを歩かなかった後悔などかき消されていった。
御岳山ケーブル駅に到着したら長い行列が出来ていてげんなり。ただ間隔無しのフル運転で対応していたためそれほど待たなかった。しかしバス乗り場でも行列。座れないバスで御嶽駅。乗り換えなしですむ「ホリデー快速」に間に合ったのは良かったが、奥多摩駅発なので既に座れない。結局下車駅まで1時間10分立ちっ放しだった。ドッと人が繰り出すGW、それもドッと人が繰り出す人気の山に行って少々懲りたが、ともあれ長い間の宿題、大岳山に登ってヨカッタ、ヨカッタ。