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ニセコアンヌプリ

2003年8月2日〜8月4日 ニセコ その1


 5日目 8月2日 雨雨時々曇り曇り

 寝台特急利尻のベッドで目が覚めたのは5時半。アラームが鳴らなかった。朝食どころか洗顔して身支度を整えるので精一杯。バタバタしているうちに、列車は終点札幌駅のホームに滑り込んだ。約束の改札口で既に待っていてくださったヒサゴさんご夫妻に出迎えられた。ニセコへの乗り継ぎまでの時間は1時間しかなかったのに、わざわざ会いに来てくださった。私は1年半ぶりの再会、夫は初対面。礼文島について詳しいお二人と話が弾み、話し足りない思いを残して今度は改札口で見送られた。今回の山旅では情報面で何かとお世話になったが、礼文島だけではなく道内の手軽な山にも登りたいという私に、ニセコの山を提案してくれたのもヒサゴさんだった。その上奥さまのかっちゃんからは、ベーカリーの美味しいパンの差し入れ!感謝、感謝、感謝!



ニセコ駅
ニセコ駅
 小樽で電車を乗り換え、洒落た駅舎のニセコに着いたのが10時前。雨がパラついていたが、五色温泉に向かうバスでは途中で羊蹄山が姿を現したので気を良くした。が、バスが山を上るに従い景色はガスの中に隠されてしまった。天気予報ではニセコ滞在の3日間が全て雨。ただしこの日午後からの降水確率が下がるので、到着後ニセコアンヌプリを登ることに計画変更。ハイキング姿の女性グループは国際スキー場で下車していった。ニセコアンヌプリは2年前から夏季も運行しているスキー場のゴンドラで標高を稼ぎ、1時間の登りで山頂を踏むことが出来るようになっている。



標準コースタイム 約3時間5分
五色温泉--20分--見返坂分岐--1時間30分--ニセコアンヌプリ--1時間--見返坂分岐--15分--五色温泉

コースマップ ニセコアンヌプリ・イワオヌプリ コースマップ サブウィンドウを開きます




登山口
 宿泊する五色温泉旅館のフロントに要らない荷物を預けて出発。いったん戻ってバス停前の無料休憩所で簡単にパンの昼食を済ませた。

〔12:15〕廃業してしまい建物に板が打ち付けてあるニセコ山の家の脇から奥に進むと、写真のようなユニークな登山口標識と登山届ポストがある。雨が降るなかを登りだしたが、しばらくすると天気予報どおり止んだ。登山道は岩がゴロゴロしていたりもするが、総じて登りやすい傾斜が続きペースも取りやすかった。ほどなく左側の展望が開け、イワオヌプリ、ニトヌプリが見えてくる。登山道の脇には既に紅葉を始めたナナカマドやイワオトギリの黄色の花が目を楽しませてくれた。


〔13:30〕目の前にピークが現れるが、頂上ではない。この手前辺りから雲の中を抜けた感じになったが、下山してきたご夫婦に聞くと山頂はガスの中だったそうだ。ピークからは眼下に五色温泉の建物を見下ろす。

〔13:50〕エゾカンゾウの鮮やかな黄色が目に飛び込んできた。ガスに煙る斜面に群生していた。エゾカンゾウ、別名ゼンテイカ…ニッコウキスゲのことである。が、ここは北海道なのでエゾカンゾウと呼びたい。アキノキリンソウやチシマフウロ、礼文島で覚えたチシマワレモコウも咲いていた。

ピークを越えて行く
ピークを越えていく
エゾカンゾウ(ゼンテイカ)
エゾカンゾウ(ゼンテイカ)
チシマフウロ
チシマフウロ


山頂間近
山頂間近サブウィンドウを開きます
 ガレ場を登っていると、小学生の男の子が飛び跳ねるようにして下山してきた。勢い余ってそのまま崖側斜面に落ちたのでびっくりした。しかしそのまま斜面を歩き、登山道のカーブをショートカットして行ったので、更に驚いた。なだらかな斜面で良かったが、危ない危ない。間をおきその男の子の妹と両親がゆっくり下りてきたので思わず忠告。
〔14:10〕ガレ場のジグザグを登りきると、山頂が見えてきてもうすぐ。

〔14:15〜14:45〕山頂到着。やった!羊蹄山が見える!山頂には誰もいなくて、羊蹄山の眺めをふたり占めである。反対側には日本海の海岸線さえ見えた。礼文島では礼文岳に登れずトレッキングに終始したので、山頂に立つ喜びが大きかった。冷たい風が吹き寒いので、避難小屋内で休憩。下山をしようと小屋から出ると、羊蹄山は雲の中に隠れつつあった。幸運だった。往路を戻るとき、またもや雨が時々降ってきた。16時30分五色温泉旅館にチェックイン。

蝦夷富士 後方羊蹄山
蝦夷富士 後方羊蹄山サブウィンドウを開きます
ニセコアンヌプリ山頂
ニセコアンヌプリ山頂サブウィンドウを開きます
ニセコアンヌプリ山頂
日本海もうっすらと展望サブウィンドウを開きます

ニセコアンヌプリ
標高:1308m

山行日 2003/08/02
場所 北海道
交通 JRニセコ駅
busstopバス終点「山の家」下車
参考 ニセコリゾート観光協会
温泉ページへ ニセコ五色温泉
温泉ページへ
MAP ニセコアンヌプリ・イワオヌプリ
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日程 行動
1日目
7/29
東京→稚内→礼文島
2日目
7/30
桃岩展望台コース
3日目
7/31
西海岸コース一部と礼文林道コース
4日目
8/01
礼文島最終日
ニセコへ移動
5日目
8/02
ニセコアンヌプリ
ニセコ五色温泉
6日目
8/03
沼巡りコース
7日目
8/04
イワオヌプリ
8日目
8/05
寝台特急北斗星で帰京
《画像について》
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ニセコ五色温泉旅館

ニセコ五色温泉旅館ホームページ

 待ちに待った温泉は硫化水素泉の掛け流し(源泉100%)。「展望風呂」と「からまつの湯」の2つのお風呂があり、それぞれに露天風呂がある。正面にニセコアンヌプリを望める展望風呂の露天風呂が大人気で、土曜日のこの日は日帰り入浴客がだいぶ来ていた。あいにくの天気でニセコアンヌプリは見えなかった。しかし真正面に登山道に至る橋が架かっていて、歩いている人が見える。翌々日橋の上から見てみると、やはり男性用露天風呂は丸見え。女性用は目隠しの桟があるため殆ど見えない。ただし下のお風呂棟の写真はズームで撮影していて、実際にはかなり距離があるため心配するほどでもない。

展望風呂・露天(女性用)
展望風呂(女性用)露天風呂
正面の橋(登山道)からのお風呂棟
正面の橋(登山道)から見えるお風呂棟

 夜、日帰り入浴客も去って静かになった温泉を堪能した。「からまつの湯」は上の写真で奥に写っている棟で、女性用露天は展望はないが緑に囲まれた木の浴槽に青白い温泉が溢れている。脱衣室、内湯も木造で、昔ながらの雰囲気たっぷり。展望風呂に比べてからまつの湯のほうが「温泉浴」気分に浸れるので、2日間の宿泊中殆どからまつの湯に入っていた。

からまつの湯・露天(女性用)
からまつの湯(女性用)露天風呂
からまつの湯・内湯から露天(男性用)
からまつの湯(男性用)内湯
からまつの湯・露天(男性用)
からまつの湯(男性用)露天風呂


2日目の夕食
2日目の夕食
スキ焼もつきました
豚スキ
 ニセコは海に近いためか海の幸もでた。連泊なので献立は変わって、初日のメインは鍋。2日目は北海道独特の豚肉のスキ焼。夏場なので山菜にはこだわらずに、グリーンアスパラやポテト、にが瓜とナスの味噌炒めなど旬の素材を活かしたお料理が美味しかった。山小屋とそれほど変わらない宿泊料(1泊2食9000円)を考えたらお得感あり。

※食堂はランチタイムはカレーライスと蕎麦のみのメニューで営業している。また「自炊棟」で素泊まりでの宿泊も出来る。