南平山
--- 駅から歩けて紅葉・新緑が美しい ---
| 【余計な前書き】 2年前の同じ連休に南会津の小野岳(→山行記録)に出かけた折り、電車の窓から見た川治温泉の南平山の彩りに目を奪われた。南平山には5年前のGWに登っている(→山行記録)。全山が広葉樹の自然林のためたいへん新緑が美しく、ハイカーが少なく静かな好ましい山だった。朝の電車は、日光や野岩鉄道沿線の渓谷へ紅葉狩りに向かう行楽客で混雑ししていたが、半分以上の乗客が川治温泉駅手前の龍王峡で降りていった。鬼怒川の向こうに朝日を浴びて山全体が黄金色に染まった南平山が見えてきた。平家の落人たちがこの山に平家再興のための財宝を隠したという「黄金埋蔵伝説」が伝えられ、その由来となる『朝日さす夕日輝くこのおかに漆千杯、黄金千杯』という歌そのままであった。電車は混雑のため10分近く遅延。川治温泉駅で下車したハイカーは数組10人もいるかなという程度。いつものように一番最後に駅を出発した。 |
コースタイム 標準タイム 4時間35分
川治温泉駅--25分--登山口--30分--送電線鉄塔--35分--下の分岐--30分
--あずまや--35分--南平山--20分--分岐--25分--下の分岐--25分--送電線鉄塔
--25分--登山口--35分--川治湯元駅
 川治温泉駅からの南平山 |
〔10:15〕駅から登山口まではガイドブックの説明を参照して歩くのだが、5年前の記憶は残っていた。すぐ前を歩いていたご夫婦が手に持った紙を見ながら戸惑っていたので声をかけ、確か国道左手の高架手前のお店の脇から入ったはずと先導する。突き当たりを左手の小網ダムへ。一見したところ行き止まりのように見えたので、4人で持っている資料で確認した。同じガイドブックのコピーを持っていた私たちと同年代のこのご夫婦は、東京からとのことだった。
 登山口 |
ダムにかかる橋で鬼怒川を渡ると標識があり、前回はここで何故か反対の左へ進んでしまい気がついて戻ったことを思い出した。鬼怒川沿いの遊歩道を行くと左手に登山口があるのだが、前回には赤テープの目印しかなかったのに、標識が設置されていた。
始めのうちは杉の植林地だが、すぐに明るい雑木林の中の道をジグザグに登るようになる。今日は気温が高く、日差しが降り注ぐ斜面なので直に暑くなってきた。夫がシャツを脱いで半袖Tシャツになるというので、おしゃべりしながら一緒に歩いていたご夫婦に先に行ってもらった。
 砂金袋のイラスト標識 |
〔10:45〕“あの”砂金袋のイラスト標識が登場。砂金袋のイラストは平家の落人たちがこの山に平家再興のための財宝を隠したという「黄金埋蔵伝説」に由来している。200mごとに現れる「頂上まであと○キロ」を励みに登っていく。
 フデリンドウ |
送電線鉄塔手前の日当たりの良い場所に、フデリンドウが一輪。可愛らしい。となりにはアザミも一輪。
 送電線鉄塔 |
〔11:05〕送電線鉄塔のある鞍部。眼下に川治温泉駅と温泉街が見下ろせ、周囲の紅葉はちょうど美しい盛りで日の光に輝いて見えた。芝生になっているので腰を下ろしたくなるが先へと進んだ。
暖かいを通り越し暑いくらいの陽気の中を、ジグザグに登る。秋なのに汗みずくになる。時々真っ赤なカエデの木に足を止め、のんびりと登った。コナラ、ミズナラ、カエデなどの紅葉は、「頂上まで2.0km」の標識が立つこの辺りが一番美しかった。青空とのコントラストが素晴らしい。
 下の分岐 |
|
 あずまや |
〔11:30〜11:40〕少し開けた所に分岐の標識が立つ。休憩後前回と同じに左(頂上まで1500m)のコースを登っていった。分岐は山頂手前にあるあずまや付近で合わさるのだが、あずまやを通るのは左コースである。
〔12:05〜12:50〕今日は電車の中でしっかり朝食を食べていて、まだそれほど空腹になっていないせいか、案外早くあずまやに着いたような気がした。久しぶりに「お手製」のお弁当とインスタントの味噌煮込みうどんの昼食。