HOME > 山行一覧 > 水ノ塔山・篭ノ登山(2004年10月17日)


水ノ塔山・篭ノ登山

--- わずか標高227mの登りで大展望 ---

【余計な前書き】 水ノ塔山・篭ノ登山とはどうも相性が悪いらしく、雨でパスしたことが2度ある。1993年8月下旬、高峰温泉の予約が取れなかったので高峰高原ホテルに宿泊し、到着日に高峰山に登った。その日も小雨模様。それより以前の秋に黒斑山に登ったときは快晴で、車坂峠からの絶景を見ているだけに残念だった。そして翌日も雨が降るなか、高峰温泉まで歩き水ノ塔山・篭ノ登山の登山道入口で悩んだ末登るのをやめたのだった。その日の予定は池ノ平湿原から三方ヶ峰、そして見晴岳から地蔵峠に下山というもので、高峰林道を歩くうちに雨が完全に上がってしまい、後悔を残している。新鹿沢温泉宿泊後の3日目は夏とは思えぬスッキリした大快晴になり、湯ノ丸山からの北アルプスのパノラマに感動した。そして今年10月初旬、平日に夫の休暇が取れて念願の高峰温泉の宿泊が叶った。ところが雨。それも大雨注意報が出る本格的な雨になり、またしても水ノ塔山・篭ノ登山を前にして登山を諦めて帰ってきたのだった。というわけで意地になった。2週間後の快晴の日、往復新幹線という豪華な日帰り山行を決行した。

2004年10月4日

玄関
玄関脇にもランプが灯る
 高峰温泉は人気が高くて、特に7〜8月は平日でもなかなか予約が取れない。過去3回満室で予約できなかったが、4回目でやっと予約成功。標高2000mの稜線上に建つので、天気がよければ部屋から南アルプスの展望が望める。玄関前までバスが入り、歩かずして標高2000mの高原の雰囲気を味わえることからか、登山客ではない普通の宿泊客が殆どであった。バスの発着の際には必ずバスまで飛び出してきての送迎、掃除の行き届いた館内、山の恵みを生かした手作りの料理…とリピーターが多いのも頷ける気持ちがよいサービス。若いスタッフたちがキビキビ働いていている。何度も入浴に行ったが、浴室を出るといつも必ず脱衣所のスリッパが揃えてあった。

 温泉は源泉の温度が低いので、ヒノキの浴槽が二つに仕切られてひとつは適温に沸かしてあり、小さな浴槽は源泉の掛け流しになっている。1階男女ランプの湯の源泉はそのままの温度なので冷たい。2階の男女展望の湯の源泉の浴槽はぬるめに沸かしてあり、じっくり長く浸かっていると疲れが湯に溶け出していくような心地になった。

高峰温泉のホームページ
高峰温泉についての詳細はこちらのページもご覧ください 山のいで湯その2
四季の湯
四季の湯

高峰温泉ランプの湯
ランプの湯



2004年10月17日 晴れ 晴れ



コースタイム 標準タイム 約3時間20分
高峰温泉--1時間--水ノ塔山--40分--東篭ノ登山--40分--兎平--1時間(高峰林道)--高峰温泉


 天気予報は快晴なのに軽井沢あたりから曇ってきた。佐久平も曇っていて、駅前のバスターミナルで意気消沈しながらバスに乗り込んだ。高峰高原への道路はチェリーパークラインと呼ばれる。沿道に山桜を植えてあることかららしい。山桜の紅葉にはまだ少し早かったが、2週間前は往きも帰りもホワイトアウトの中の走行だったのに比べれば、日差しも戻ってきてバスドライブも楽しい。この路線のJRバスの運転手さんは、ガイドが愉快でなかなか楽しませてくれる。標高を上げ車坂峠に近づくとパッと展望が開ける。バスは雲の中を抜けた。噴火活動中の浅間山の噴煙がたなびいていた。車窓から見事な雲海を眺めながら、終点、標高2000mの高峰温泉に到着した。

〔10:00〕出発:登山口は高峰温泉の前にある。まだ黄葉には早いカラマツ林の中を10分ほど登ると、うぐいす展望台という展望が開けた場所に出る。。左手に南アルプス方面が見えるはずなのに、早くもモヤってしまった。右正面に水ノ塔山・篭ノ登山を見渡せる。

水ノ塔山・篭ノ登山
左:篭ノ登山 右:水ノ塔山
登山口
登山口

水ノ塔山 標高:2227m
東篭ノ登山(ひがしかごのとやま)
標高:2227m

山行日 2004/10/17
場所 長野県
交通 JR新幹線佐久平駅
JRバス1時間
バスストップ高峰温泉
温泉ページへ 高峰温泉
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うぐいす展望台を過ぎたあたり
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ガレ場の登り
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〔10:15〜11:00〕うぐいす展望台からは露岩の登りが続き、山頂直下になると傾斜がきつくなった。振り返ると高峰山とアサマ2000スキー場、高峰温泉を見下ろせ気分が良い。



水ノ塔山山頂
水ノ塔山山頂
篭ノ登山の向こうに池ノ平湿原
篭ノ登山の向こうに池ノ平湿原サブウィンドウを開きます
〔11:10〜11:50〕水ノ塔山山頂:山頂は狭いが南西側が開けて展望が良い。気温が上がってクッキリではないが富士山も見えた。西に遠く北アルプスを望むことができる岩場に腰掛けて昼食にした。登っている途中から賑やかな声が聞こえていた団体さんが到着してきたので、場所を譲って篭ノ登山に向かうことにした。

〔11:50〜〕稜線漫歩:鞍部の稜線をたどる前にいったん北側斜面に回りこむ。こんなに暖かい日和でも北側の登山道の霜柱は凍ったままだった。田代湖の向こうの草津の山並みと前方に横たわる四阿山を眺めながら行く。

コブを登る
コブを登るサブウィンドウを開きます
赤ゾレの稜線、後方に浅間山
赤ゾレの稜線、後方に浅間山サブウィンドウを開きます
 鞍部の稜線歩きは小さなコブの登り下りがあるが、総じて平坦で気持ちがよい。振り返ると黒斑山の後方に火口から噴煙を上げる浅間山の山頂部が見えてきた。馬蹄形の鞍部の南側はスッパリ切れ落ちてザレている。赤ゾレと呼ばれる。



〔12:50〜13:20〕東篭ノ登山山頂:山頂はまさしく360度の大展望。北アルプスの白馬三山、剱岳、槍ヶ岳、穂高連峰と目でたどって楽しんだら、浅間山の噴煙を眺めながらゆっくり休憩した。白い噴煙を時折シュパッと噴き出す様は、まだ火山の活動が活発なのを示している。黒斑山は登山規制圏内だが、水ノ塔山・篭ノ登山、池ノ平は風向きの加減で火山灰などの被害はない。

東篭ノ登山から

黒斑山の後ろに浅間山
黒斑山の後ろに浅間山サブウィンドウを開きます
水ノ塔山
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池ノ平湿原
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山頂の賑わい
山頂の賑わい
浅間山の噴煙
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 団体さんが山頂に到着して、広い山頂もなおいっそうの賑わいになってきた。15時50分の最終バスまでに高峰温泉に戻らねばならないため、西篭ノ登山へはパスして下山する。



兎平
コブを登る
林道のゲート
林道のゲート
〔14:00〜14:30〕兎平:兎平へは拍子抜けするくらいあっという間だった。駐車場の前の広場でコーヒータイム。

〔15:20〕湯ノ丸高峰林道はハイシーズンにマイカー規制期間があるが、この日はゲートは開いていた。それほど車の通行はないものの、走り去る車に土埃を浴びせられるのに耐えつつ林道歩き。西日が当たり赤ゾレの斜面がいっそうオレンジ色に見える。歩いた稜線を見上げながらのんびり歩くのも悪くはなかった。黄昏の佐久平駅前で、バラ色に染めた噴煙を上げる浅間山が見えた。